「自分を犠牲にするのはもうやめたい……」
自分ではなく他者のために尽くす人は、相手の気持ちを考えすぎて疲れる場面が多いのではないでしょうか。
相手を思いやる気持ちは大切ですが、行きすぎると優しさを通り越して自己犠牲となってしまいます。
本記事では、自己犠牲に苦しんだ経験のある筆者がやめる方法や克服した体験談を紹介します。
自己犠牲がやめられずストレスを感じている方は、ぜひ参考にしてください。
自己犠牲とは?
「自己犠牲」とは自分の得や欲求を後回しにしてまでも、他者を優先して時間や労力を尽くすことです。
自己犠牲を払う人は他人に対して優しすぎる傾向があります。
日本では「自己犠牲」を美徳とする考え方があり、自分より他人を優先させるのは悪いこととはされていません。
しかし、自分を犠牲にした後の代償は行った本人の負担となるので、ストレスや自己嫌悪を感じるなど心身に影響を及ぼす恐れがあり注意が必要です。
「もうやめたい!」と思うのに自己犠牲の精神を持ってしまうのはなぜ?
やめたいと思いながらもなぜ自己犠牲の精神を持ってしまうのでしょうか?
自己犠牲をする人に多い特徴を4つ紹介します。
- 自分に自信が持てないから
- 面倒ごとから逃げたいから
- 嫌われるのが怖いから
- 責任感が強いから
自分に自信が持てないから
自己犠牲をやめたいのに続けてしまうのは、自分に自信が持てないからです。
自分に自信がない人は相手を押しのけてまで自己主張できず、意見や気持ちを抑えて我慢します。
自信のなさは自己肯定感の低さにつながるため、自分を褒めたり認めたりする行為が非常に苦手になります。
自分には良いところや魅力がないとも感じているので、自らを犠牲にして相手を立てて自己肯定感を高めようとする傾向も。
自分に自信がない人は、自分で自分を褒めるよりも周囲からの評価や承認を得ていた方が安心していられるため、他人に同調して自己犠牲を払うのです。
面倒ごとから逃げたいから
面倒ごとから逃げたい気持ちがあることも、自己犠牲を続けてしまう原因といえます。
自己犠牲の精神が強い人は比較的争いを好まないため、相手を優先して揉めごとを避けたいと考える傾向があります。
場の雰囲気や空気を読み「自分が我慢すれば丸く収まる」と考え、損な役回りを引き受ける場面が多いでしょう。
他人からの押しに弱い人もトラブルになりたくないからと断れず、結局自分を犠牲にするケースも。
面倒ごとから逃げたい人はいざこざに巻き込まれないよう先回りするので、自己犠牲が癖になりやめられないのです。
嫌われるのが怖いから
自己犠牲がやめられないのは、断ると嫌われるのが怖いからです。
「受け入れなければ嫌われるのではないか」と、周りの評価ばかり気にして断れずに自己犠牲となるのです。
仕事であれば嫌と言えずにサービス残業や休日出勤をする日もあるでしょう。
友人同士であれば行きたくない誘いや飲み会などが断れずに、内心はイヤイヤ参加することも。
筆者自身も人からの印象を気にしすぎて断れずに自分を犠牲にしていました。
嫌われたくない人は周りに良い印象を与えたいがために相手の要求を受け入れ、自身を犠牲にする場面が増えるのです。
責任感が強いから
責任感が強い人は、無意識のうちに自己犠牲の精神を持っているケースが多いです。
責任感が強い人は「自分がやらなければ」と考え、相手の要望を優先するのが当たり前になっている傾向が強いです。
自分がどのような状況であっても使命感により頑張りすぎるので、相手によっては都合よく利用されてしまう恐れもあります。
誰に対してもやるべきことをやり遂げる責任感が悪いわけではありませんが、やりすぎは自分自身を酷使するだけです。
責任感が習慣になっている人はたとえ行動が自分のためにならなくても、自己犠牲を選んでしまうのです。
自己犠牲の精神をやめたいあなたに試してほしい4つの方法
自己犠牲の精神を持っていると我慢が多くストレスも溜まりがちで、やめたいと思っている人は多いでしょう。
自己犠牲をやめるために試すべき4つの方法を紹介します。
- 他人より自分を大切にする
- 断る勇気と嫌われる勇気を持つ
- 人に頼ることを覚える
- 自己犠牲が相手のためになるのかを考える
他人より自分を大切にする
自己犠牲をやめる方法のひとつが、他人より自分を大切にすることです。
自分の気持ちを大切にすると物事を「やりたい」か「やりたくない」かで判断でき、他人軸にならずに済みます。
自己犠牲をする人は善意の精神が自身の行動の基準となっている傾向が強く、他人の利益や気持ちを優先します。
しかし、自分の本当の気持ちを抑えてまで誰かを助けるのは身が持たず、ムリをしてまで続ける必要はありません。
まずは他人優先の考えを改め、自分を一番大切にする意識を持ちましょう。
断る勇気と嫌われる勇気を持つ
断る勇気と嫌われる勇気を持つことも、自己犠牲をやめる方法のひとつです。
頼みを断ると嫌われる場合もあるでしょうが、嫌われることを恐れないようになれば、自分を犠牲にしてまで人のために何かをする気持ちが少しずつ抑えられます。
自己犠牲をする人は相手からの反応や評価が気になるため、頼みを断れずに引き受ける場面が増えます。
周囲から嫌われないようにしすぎると八方美人の状態になり、相手にとってただの都合のいい人にもなりかねません。
自分の気が乗らない頼みを断って嫌われたら縁の切れ目だったと考え、NOといえる勇気を持ちましょう。
人に頼ることを覚える
自己犠牲をやめる方法として、人に頼ることを覚えましょう。
素直に人に頼れるようになると相手と対等な関係が築けるので、自分を犠牲にする必要がなくなります。
自己犠牲が強いと周りに迷惑をかけたくない気持ちから、自分ですべてをこなしたり解決したりしようとします。
さらに、自分がやれば相手の負担が軽くなると考えてキャパオーバーになる恐れも。
自分の大切な時間や労力を犠牲にしないためにも、人の力を借りることも必要です。
自己犠牲が相手のためになるのかを考える
自己犠牲をやめる方法としては、自己犠牲が相手のためかを考えることも効果的です。
人にやってもらってばかりでは本人のためにならないケースが多く、自己犠牲による行動は相手の成長を妨げる場合があります。
何でも人にやってもらえば楽ですし、自己犠牲をする人からすればお互いにメリットがあるように感じるでしょう。
しかし、仕事など大抵は本人が経験しなければ能力や技術は身につきません。
自分の行動が相手のためになっていないと考えられると、自己犠牲をやめるきっかけが掴めます。
【体験談】「自己犠牲をやめたい!」と思ってどう乗り越えた?
自己犠牲をやめたくてもどうすればいいのか分からず、ズルズルと続けて自己嫌悪に陥るのはつらいもの。
筆者の経験も含めながら頑張って自己犠牲をやめ、乗り越えた体験談を紹介します。
- 自分を利用する人との関係を切った
- 自分を大切にするために自分磨きを頑張った
- NOと言える勇気を持った
自分を利用する人との関係を切った
自分を都合よく利用していた相手との関係を切り、自己犠牲をしなくなった筆者の体験談です。
筆者は断るのが苦手なため人から頼まれると、何でも受け入れてしまう自分が大嫌いでした。
いつまでもムリをし続けても自分のためにならないと考え、思い切って嫌な頼みごとを断ることに。
筆者を利用していた相手は怒り疎遠になりましたが、スッキリしたので後悔はありません。
今では自分を犠牲にしてまで人と付き合う必要がなくなり、友人と対等な関係が築けるようになっています。
自分を大切にするために自分磨きを頑張った
自分を磨いて自信を持ったことで、自己犠牲から抜け出せた友人Aの体験談です。
Aさんは自信のなさから遠慮ばかりして、いつでも損な役回りを引き受けていました。
しだいに周りも「Aさんならやってくれる」と雑用を頼む場面が増え、見かねた先輩から「自分を大切にしろ」と助言されました。
先輩の言葉から自分を見つめ直したAさんは、資格を取得したり外見に気を配ったりして自分磨きに成功。
今では自分の気持ちを優先にして、何事も前向きに考えられるようになったそうです。
NOと言える勇気を持った
NOと言える勇気を持ち、周りに流されていた自分を断ち切った友人Bの体験談です。
Bさんは友人の誘いに気が乗らなくても嫌われるのが怖くて断れず、楽しいフリをしてばかりいて疲れていました。
ある日、旦那さんから「自分に芯がないあなたに魅力を感じない」と言われ自己犠牲をやめるよう決意。
始めはNOと言うたびに心の中で申し訳なく感じていましたが、周りはほとんど気にしていないことに気がついたそうです。
今では友人からの評価を気にしたりせずに、自分の人生を謳歌しています。
まとめ
他人のために何かをしてあげられる自己犠牲は、本来は悪い行いではありません。
しかし、自己犠牲をやめる方法を知れば自分のために生きられる日々を過ごせるので、自分らしい生き方を取り戻せます。
本記事では、自己犠牲をやめて気持ちが楽になった筆者がやめる方法と克服した体験談を紹介しました。
本記事を参考にして自分の幸せを一番に考えながら、前向きな人生を歩んでくださいね。


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