「歯磨きのときに、おえっとなってしまう……ちゃんと磨きたいのにつらい」
毎日欠かせない歯磨きが苦痛になると、だんだんケアそのものが億劫になってしまいますよね。
筆者も歯磨き中の吐き気に悩みましたが、歯科で相談しながら少しずつ克服してきた経験があります。
本記事では、歯磨き中にえずいてしまう原因と、歯磨きを無理なく続けるための対策、えずきを予防する方法を紹介します。
歯磨き中のえずきを少しでも楽にしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
歯磨き中にえずいてしまう原因とは?
なぜ歯磨き中に吐き気がするのでしょうか。
主な原因は、大きく分けて2つあります。
- 嘔吐反射
- ブラシのサイズや硬さ
詳しく説明します。
嘔吐反射の仕組みを理解しよう
歯磨き中にえずいてしまう原因の1つが嘔吐反射です。
嘔吐反射とは、口の中やのどの奥にある繊細なセンサーのような部分が刺激を受けたときに、「異物が入ってきた」と脳が判断して起こる自然な反応です。
体を守るための仕組みで、吐き気を感じることで異物が体内に入るのを防いでいます。
特に舌の奥(舌根)・口の上のやわらかい部分(軟口蓋)・のどの奥(咽頭)はとても敏感で、歯ブラシが少し触れただけでも「おえっ」となってしまうことがあります。
過敏な方の場合、歯ブラシが舌に触れるだけでも吐き気を感じるので、できるだけ舌にブラシが当たらないように意識して歯を磨くといいですよ。
参考:看護roo!
歯ブラシのサイズや硬さが原因になることも
歯ブラシのサイズや硬さによって、歯磨き中に吐き気を感じることもあります。
ヘッドが大きい歯ブラシは舌やのどに接触しやすく、異物感が強くなるため、吐き気を感じやすくなるのです。
できるだけ小さめのヘッドで、毛先がやわらかい歯ブラシを選べば、舌やのどへの刺激をやわらげることができます。
特に奥歯を磨くときは、先端の小さな歯ブラシやタフトブラシを使うと安心です。
参考:石塚歯科医院
歯磨きでえずく人が増えている理由
歯磨き中にえずくと感じる人が増えている背景には、次のような現代的な要因が関係しています。
- ストレスや不安が影響するケース
- 口腔の過敏性
詳しく説明します。
ストレスや不安が影響するケース
ストレスや不安などの心理的な要因も、歯磨き中の吐き気に関与しています。
仕事や人間関係などの日常的なストレスが多いと、自律神経が乱れやすくなり、吐き気を感じやすくなるのです。
また、過去に歯磨き中に「おえっ」となった経験があると、その記憶がよみがえり再び反応が出やすくなります。
就寝前よりも朝の歯磨きで吐き気を感じる傾向が強いので、十分な睡眠をとることや、リラックスできる時間をつくることも大切です。
参考:Smile Teeth
口腔の過敏性とその対処法
歯磨きでえずく人が増えているのは、口腔粘膜や舌が過敏になっているからです。
口腔粘膜や舌が過敏な人は、少しの刺激でも強く反応してしまいます。
特に舌の奥は神経が集中していて、舌が敏感な人は、わずかな刺激でも「おえっ」となりやすいのです。
歯ブラシが舌に触れないように意識して磨きましょう。
市販の歯磨き粉に含まれる発泡剤や香料が刺激となり、泡がのどを刺激して吐き気を誘発することもあります。
そんなときは、発泡剤や香料を含まない歯磨き粉を選んだり、水だけで磨いてみたりするのもおすすめです。
参考:なんばクローバー歯科
えずきを抑える効果的な歯磨き方法
歯磨き中の吐き気を軽減するためには、ちょっとした工夫が大切です。
対策法を2点紹介します。
- 舌や奥歯を磨く正しいテクニック
- 息の仕方を意識して嘔吐反射を防ぐ
詳しく説明します。
舌や奥歯を磨く正しいテクニック
歯磨き中の吐き気を抑えるためには、磨き方に注意しましょう。
舌を磨くときは、無理に歯ブラシを奥まで入れず、手前から少しずつ慣らすように磨くのがポイントです。
鏡で確認しながら、「おえっ」となりやすい場所を避けつつ、徐々に磨く範囲を広げていきましょう。
奥歯を磨くときは、口を大きく開け過ぎず、横向きに小刻みにブラッシングすると刺激を抑えられます。
磨き方の工夫で、歯磨きがぐんと楽になりますよ。
参考:なんばクローバー歯科
息の仕方を意識して嘔吐反射を防ぐ
歯磨き中の呼吸にも気を付けると、えずきにくくなります。
歯磨き中は口ではなく、鼻でゆっくりと呼吸するように心がけてください。
深い呼吸を繰り返すと、リラックスした状態を保ちやすくなるからです。
また、口で息をするとのどが乾燥して、吐き気を起こしやすくなることがあります。
息苦しさを感じた場合は、一度歯ブラシを口から出して深呼吸をし、落ち着いてから再開しましょう。
参考:まつもと歯科
歯磨き時のえずきを専門家にも相談しよう
歯磨き時の吐き気には、口腔内の問題だけでなく、体調や生活習慣が関係していることがあります。
セルフケアでは改善しない場合は、無理をせず専門家に相談しましょう。
- 歯科医院での診断と対策の方法
- えずきがひどい場合の治療法と改善事例
詳しく説明します。
歯科医院での診断と対策の方法
歯科医院では、口腔内の状態に合わせて、えずきやすい方に適した歯ブラシや磨き方を提案してもらえます。
小さめのヘッドの歯ブラシや異物感を軽減するアイテムの活用、歯磨きの時間帯やリラックスできる環境づくりについてのアドバイスが得られるでしょう。
口腔の形が原因で、嘔吐反射が起きやすい場合もあります。
例えば低位舌(舌が奥に落ち込んでいる状態)だと、のどを刺激しやすく、えずきにつながるのです。
筆者も低位舌でしたが、舌を上あごに吸いつけてポンと音をだすポッピングトレーニングで改善しました。
定期健診のときにでも、気軽に相談してみましょう。
えずきがひどい場合の治療法と改善事例
歯磨き中の吐き気がひどい場合、喫煙や胃の不調など身体の不調が関係していることがあります。
特にタバコは食道を荒らし、嘔吐反射を強める原因のひとつです。
また、胃や肝臓の機能が低下していると、歯磨き中に吐き気を感じやすくなることもあります。
改善するには、以下のような生活習慣の見直しが有効です。
- 禁煙する
- 暴飲暴食を控える
- コーヒーなどの刺激物を控える
- 満腹時や空腹時の歯磨きを避ける
原因となる疾患が隠れている可能性もあるため、必要に応じて医療機関での診察・治療が大切です。
実際、禁煙や胃の治療を行うことで症状が軽くなったケースも報告されています。
気になる方は、早めに医療機関で相談してみましょう。
参考:JA佐久浅間
まとめ
歯磨き中にえずいてしまう原因は、嘔吐反射・歯ブラシのサイズや硬さ・ストレス・口の中の過敏さなど、人によってさまざまです。
原因を知り、自分に合った対処法を取り入れることで、少しずつ改善していけます。
本記事では、歯磨き中の吐き気をやわらげるヒントや、予防法も紹介しました。
歯磨きがつらいと感じている方は、今日からできる工夫を取り入れて、心地よい歯磨きの時間を手に入れてくださいね。


コメントを残す