「閉経が早いと、どうなるの?」
女性の体にとって重要な閉経のタイミングについては、不安を抱く方も多いのではないでしょうか?
実は、閉経が早い人には特徴があり、健康面でのさまざまなリスクがあるのです。
本記事では、早く閉経する人の特徴やリスクについて詳しく解説し、実際の体験談も紹介します。
閉経について不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
閉経する平均年齢は?
閉経の平均年齢は、一般的に50歳前後といわれています。
閉経とは、女性の体が自然にホルモンの分泌を減少させ、月経が永久に止まることです。
多くの女性は45歳から55歳の間に閉経を迎えますが、40歳未満で閉経を迎える場合には「早発閉経」と呼ばれます。
早発閉経は、遺伝や病気・ストレスなどさまざまな原因が考えられ、専門的な治療が必要となることがあるのです。
40歳未満で生理が不規則になったり停止したりした場合には、医師に相談することをおすすめします。
参考サイト:ミラザ新宿つるかめクリニック
閉経が早い人の特徴とは?
閉経が早い人には、どのような傾向があるのでしょうか?
主に以下のような特徴をもつ人がいます。
- 喫煙をしている人
- BMIが低い人
- 生活習慣が乱れている人
参考サイト:TRULY
参考サイト:NPO法人更年期と加齢のヘルスケア
喫煙をしている人
喫煙は、早発閉経のリスクを高める要因の一つです。
タバコに含まれる「ニコチン」などの有害物質は、女性ホルモンの分泌を減少させるといわれています。
有害物質は卵巣の血流を悪化させ、卵胞の成熟を妨げることで卵巣機能を低下させるのです。
日常的にタバコを吸う人は、吸わない方よりも閉経が早まる傾向にあります。
禁煙することで、卵巣機能が部分的に回復し、閉経のタイミングを遅らせられる場合も。
健康のためにも、早めの禁煙を検討することがすすめられます。
BMIが低い人
BMI(ボディマス指数)が低い人も早発閉経のリスクが高いことで知られています。
BMIが低い、つまり体重が少ない女性は体脂肪が少ないため、エストロゲンの生成が十分に行われない場合があるのです。
エストロゲンは卵巣の機能を維持するために必要なホルモンであり、不足すると早発閉経を引き起こす恐れがあります。
特に、過度なダイエットや摂食障害を抱える女性は注意が必要です。
ホルモンバランスを整え、健康的な月経サイクルを保つためには、適切な体重を維持する必要があります。
生活習慣が乱れている人
生活習慣の乱れも、閉経が早まる原因だと考えられています。
生活の乱れは、ホルモンバランスに悪影響を及ぼすのです。
不規則な生活リズムは、体内時計を狂わせ、ホルモン分泌のリズムを乱す一因となります。
また、過度のアルコール摂取は肝臓でのホルモン代謝に影響を与えるため、女性ホルモンのバランスを崩す恐れがあります。
さらに、過度のストレスは体内でストレスホルモンを増加させ、女性ホルモンの分泌を抑制することも。
生活習慣の乱れが重なると、卵巣の機能が低下して閉経が早まるリスクが高まります。
【体験談】閉経が早いとどうなる?
閉経が早い場合、女性の体にはどのような影響があるのでしょうか?
ここでは閉経が早かった3つの体験談を紹介します。
- 40歳で閉経したケース
- 36歳で閉経したケース
- 43歳で閉経したケース
40歳で閉経したケース
40歳で閉経を迎えたAさんは、30代半ばから生理不順が続き、40歳で完全に生理が止まりました。
閉経とともにホットフラッシュや夜間の発汗が頻繁に起こり、日常生活に支障をきたすようになりました。
骨密度の低下がみられたため、医師の診断によりホルモン補充療法(HRT)を開始したそうです。
ホルモン療法にはリスクもあるため、医師と慎重に相談しながら治療を続けています。
Aさんは、閉経による体調変化に対処するために、定期的な運動とバランスの取れた食事を心がけているようです。
36歳で閉経したケース
Bさんは家族にも早発閉経の遺伝的傾向があり、36歳で閉経を迎えました。
閉経の兆候は30代前半から始まり、生理周期が不規則になり、徐々に減少していきました。
閉経後、気分の浮き沈みや集中力の低下に悩まされるようになったため、Bさんはカウンセリングを受けているそうです。
精神的なサポートを得るとともに、薬を服用して症状を管理しているとのこと。
早発閉経に伴う精神的な影響は深刻な場合もあるため、適切なサポートを受けることが大切です。
43歳で閉経したケース
43歳で閉経したCさんのケースを紹介します。
Cさんは42歳のとき、顔がほてっていつものぼせているような状態になるといった症状が出始めました。
年齢的には早いもののホットフラッシュかもしれないと思ったため、婦人科を受診したそうです。
更年期障害との診断を受け、しばらくすると月経が止まり症状も強くなったので、HRT(ホルモン補充療法)を開始しました。
すると症状が一気に治まり、快適に生活できるようになったそうです。
閉経が早いとどうなる?起こり得るリスクとは?
閉経が早い場合、女性の体はどのようになってしまうのでしょうか?
起こり得る主なリスクを、ここでは5つ紹介します。
- 骨粗しょう症のリスク増加
- 心血管疾患のリスク増加
- こころの健康への影響
- 認知機能の低下のリスク
- 不妊のリスク
参考サイト:TRULY
参考サイト: 心臓血管研究所 付属病院
参考サイト:FIDES ladies clinic tamachi
参考サイト:冬城産婦人科医院
骨粗しょう症のリスク増加
閉経が早い場合には、骨粗しょう症のリスクが増加します。
女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少するため、骨密度が低下しやすくなるのです。
エストロゲンは骨の健康を保つために重要なホルモンであり、減少すると骨吸収が促進され骨の形成が抑制されます。
結果として、骨が脆くなってしまい、骨粗しょう症のリスクが高まるのです。
骨粗しょう症になると、軽度の外傷でも骨折しやすくなるため、生活の質を大きく低下させる恐れがあります。
心血管疾患のリスク増加
早発閉経は、心血管疾患のリスクを高める要因となります。
女性ホルモンであるエストロゲンは、血管を広げる作用やコレステロールの代謝をよくする作用など、血管や心臓を守る働きをしています。
閉経によってエストロゲンが減少し血管や心臓を守る機能が薄れることで、心臓病の発症率が上がってしまうのです。
特に、心筋梗塞や狭心症などの「虚血性心疾患」が多くなる傾向があります。
心血管疾患は命に関わる重大な病気であるため、予防が重要です。
こころの健康への影響
閉経が早い場合は、精神的な健康にも大きな影響を与えることがあります。
ホルモンバランスの急激な変化は、うつ病や不安症状を引き起こす恐れがあるのです。
エストロゲンの減少は、脳内の神経伝達物質に影響を及ぼし、気分の変動や精神的な不安定さを招きます。
精神的な症状がみられる場合には、適切な対処が必要です。
カウンセリングや心理療法、抗うつ薬や抗不安薬の使用が考慮されるケースもあります。
周りのサポートも重要であり、家族や友人との交流を通じて、精神的な安定を図ることも効果的です。
認知機能の低下のリスク
閉経が早い女性は、認知機能の低下リスクが高まるといわれています。
エストロゲンには神経細胞の保護や新しい神経細胞の生成を助け、脳の健康をサポートする働きがあります。
エストロゲンの減少は、認知機能の低下やアルツハイマー病などの神経変性疾患のリスクを増加させる恐れがあるのです。
特に、記憶力や注意力の低下がみられることが多く、日常生活に支障をきたす場合も。
読書や社交的な活動などで脳を刺激し、バランスのよい食事・適度な運動を生活に取り入れて、認知機能の低下を防ぐことが大切です。
不妊のリスク
早発閉経は不妊のリスクが高まり、子供を望む女性にとって大きな問題となります。
閉経して卵巣の機能が停止すると自然妊娠が不可能になるため、計画していなかった不妊の問題に直面する恐れがあるのです。
生殖機能が失われることで、大きな精神的なストレスがかかるとともに、不妊治療の選択肢を探る必要が生じます。
卵子凍結や体外受精(IVF)などの不妊治療には費用や時間がかかるため、早期に計画を立てることが大切です。
パートナーとのコミュニケーションを深める、専門的なカウンセリングを受けるなど心理的なサポートも重要になります。
まとめ
女性の生活において重要な閉経のタイミングには、不安を抱くことがありますよね。
本記事では、早く閉経する人の特徴やリスクについて詳しく解説し、実際の体験談を紹介しました。
早発閉経は喫煙や低BMI、不規則な生活習慣が原因となることがあり、骨粗しょう症や心血管疾患・こころの健康への影響など多くのリスクを伴います。
今回ご紹介した内容を参考にして、早発閉経の予防を意識してみてくださいね。


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