「年末の大掃除は、子どもにも手伝ってほしい！」

でも、うまく進められるか不安で、気づけば大人だけで済ませてしまうこともありますよね。

実は、子どもと一緒に楽しみながら大掃除を進めるためには、ちょっとした工夫をするのがポイントです。

本記事では、大掃除を子どもと楽しく進めるコツ3選と、年齢別に任せたい役割を詳しく解説します。

子どもと一緒に気持ちよく新年を迎えたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

子どもと一緒に大掃除を始めるメリット

子どもと一緒に大掃除をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか？

ここでは、親子で取り組むからこそ得られる3つの利点を紹介します。

• 季節感を意識できる
• 一年の振り返りになる
• 物の大切さを教えられる

 

季節感を意識できる

大掃除は、子どもが季節の節目を体感できるよい機会です。

年末に家を整える作業を経験するうちに、季節と暮らしのつながりを学ぶきっかけになります。

窓ふきをしながら冬の冷たい空気を感じたり、年越しの準備の話をしたりするだけでも、子どもの中に季節の記憶が残ります。

ただの掃除ではなく、家族の行事として大切にすることで、年末のあわただしさの中でも穏やかな思い出となるでしょう。

季節の移り変わりを親子で感じる時間にしてみてくださいね。

 

一年の振り返りになる

掃除中に出てきた絵や作品を手に取ると、ふと一年を振り返る気持ちになることがあります。

懐かしい物をきっかけに、家族で思い出話をする時間はとても貴重です。

片づけながら「このとき楽しかったね」と自然に会話が生まれると、掃除が温かい時間に変わるでしょう。

子どもにとっても、自分が成長してきた一年を感じるきっかけになるはずです。

散らかった部屋が少しずつ整っていく中で、心まで整理されていく感覚を親子で味わってくださいね。

 

物の大切さを教えられる

子どもと一緒に大掃除をすることは、物を大切にする気持ちを育てるよい機会になります。

ただ捨てるのではなく、感謝してお別れをする姿勢を見せれば、手放す意味を自然に学べます。

おもちゃや服を手放すときは、思い出を振り返りながら「ありがとう」と伝えてみましょう。

また、壊れたおもちゃを手に取り、「これはまだ使えるかな？」と問いかけると、子ども自身が選ぶ経験にもつながります。

自分で判断する力や物を大切にする心を育てるためにも、大掃除の時間を親子でゆっくり過ごしましょう。

 

子どもが楽しめる大掃除の工夫ポイント

子どもが大掃除に楽しく取り組めるようにするには、どのような工夫をすればよいのでしょうか？

ここでは、子どもが前向きになれるコツを3つ紹介します。

• 役割分担をする
• ほめて達成感を育てる
• ゲームや遊びを取り入れる

 

役割分担をする

大掃除を楽しくスムーズに進めるには、子どもにも「自分の担当」があるとやる気が出やすくなります。

家族で役割分担をすることで、子どもは責任感や達成感を得られます。

たとえば、ぬいぐるみを棚に戻す係やテーブルを拭く係など、簡単でも「自分の仕事」として任せるのがポイントです。

親が手を出しすぎず、見守る姿勢も大切にしたいところ。

担当を紙に書いて「お手伝い表」を作ってもいいですね。

無理なくできる範囲で、それぞれに役割を持たせて協力しながら進めてみましょう。

 

ほめて達成感を育てる

子どもが大掃除に前向きになるには、ほめて達成感を育てるのがポイントです。

「できたね」「ありがとう」など、ほめられた記憶があると、次も手伝いたいという気持ちが自然に芽生えます。

掃除は成果が目に見える作業なので、ちょっとした達成感が自信につながるのです。

完璧を求めず、小さな「できた」を見逃さずに言葉にすることが大切です。

親のリアクション一つで、子どもにとって掃除がもっと楽しい時間に変わっていきますよ。

 

ゲームや遊びを取り入れる

大掃除を楽しく続けるためには、ゲーム感覚を取り入れるのが効果的です。

単調に感じやすい作業も、ちょっとした遊び心が加わるだけで子どもの集中力とやる気がアップします。

たとえば、「3分でどれだけおもちゃを片づけられるか勝負！」など、ルールを作るだけで盛り上がりますよ。

ポイントは、親も一緒に参加して勝ち負けよりも達成感や笑顔を引き出すことです。

大掃除が「しなきゃ」ではなく「したい」になる工夫を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

年齢別・大掃除で子どもに任せたい役割

大掃除を子どもと一緒に進めるなら、年齢に合った役割分担が大切です。

難しすぎると飽きてしまうけれど、「これならできそう」と感じられる作業なら、子どもも無理なく参加できます。

2～3歳ごろには、雑巾で床やテーブルを拭くなど簡単な掃除を任せてみるのが安心です。

5歳前後になると靴を並べたり、おもちゃを種類ごとに仕分けたりといった「お片づけ系」の作業がおすすめ。

小学生になると、掃除機や玄関のたたき掃除など、より実践的な役割も任せられます。

「どこをやってみたい？」と声をかけて選ばせると、自分で考えて動く力も育ちますよ。

掃除を手伝わせるのではなく、親も「一緒にする」感覚を持つのがポイントです。

年齢ごとに、無理なく楽しくできる掃除を子どもに任せましょう。

 

子どもと大掃除を安全に進めるための注意点

子どもと大掃除を安全に進めるためには、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか？

主な注意点を4つ紹介します。

• 汚れてもいい服装で行う
• アレルギーがないか事前に確認する
• 衛生面に配慮する
• 危険な場所や道具には近づけない

 

汚れてもいい服装で行う

子どもと安全に大掃除をするなら、まずは動きやすく汚れても気にならない服装を選ぶのが基本です。

掃除中はホコリや水はねがつきやすく、服を汚すたびに気を取られてしまうと集中できません。

ジャージやレギンスなど、身体を動かしやすい服に着替えれば、思い切り手を動かせて子どもも気分が上がります。

親子でおそろいのエプロンを用意するのも、やる気アップにつながるのでおすすめです。

掃除を安全に進めるためにも、服装から準備を整えて作業をスタートさせましょう。

 

アレルギーがないか事前に確認する

子どもが安全に大掃除に参加できるよう、事前にアレルギーの心配がないか確認します。

大掃除では、普段は触れない場所のホコリやカビが舞いやすくなります。

子どもにアレルギーの症状がある場合は、事前に体調や使用する洗剤の成分を確認しておくことが大切です。

「掃除をして具合が悪くなった……」となっては本末転倒です。

肌が弱ければゴム手袋をし、ホコリを吸わないようマスクを着けて対策しましょう。

親子で安全に取り組むために、体への負担がないよう気をつけて掃除を進めてくださいね。

 

衛生面に配慮する

子どもと一緒に大掃除をする際には衛生面に配慮し、作業前後の手洗い、掃除中に使用する道具や手に触れる物を清潔に保つよう心がけましょう。

掃除の際には、汚れた手で口や目を触ってしまうことによる感染リスクもあります。

特に子どもは集中していると夢中になり、無意識に手を顔へ持っていきがちです。

古い雑巾や使いまわしの手袋も、雑菌の温床になる場合があります。

必要に応じて交換するか、洗える素材を選ぶと安心です。

「掃除＝きれいにする時間」だからこそ、衛生面への配慮も欠かさず意識していきましょう。

 

危険な場所や道具には近づけない

子どもと一緒の大掃除では、危険な場所や道具には近づけないよう事前に配慮しておくことが大切です。

大掃除の際には、普段触れない場所や道具を扱う場面が増えます。

脚立のそばや割れやすいガラス製品、重たい家具の移動などは、手伝いをさせず親が対応するようにしましょう。

また、洗剤やスプレー類など誤って口に入れると危険な物は、子どもの手の届かない場所に置くよう注意してください。

「ここはママがやるね」と役割を明確にしておくと、子どもも安心して自分の掃除に集中できます。

安全に楽しく取り組むためにも、事前の準備と声かけを忘れずに行いましょう。

 

まとめ

子どもと一緒の大掃除は、大変そうだと感じてしまいますよね。

本記事では、大掃除を子どもと楽しく進めるためのコツや、年齢に合わせた役割分担をご紹介しました。

「やらせる」のではなく、「一緒に取り組む」姿勢が、親子の時間をより充実したものにしてくれます。

今回ご紹介した内容を参考に、大掃除を無理なく楽しく進めてみてくださいね。