「夏でも、手足が冷たい!」と冷え性体質で困っている人も多いのでは?
実は、冷え性は食事で改善されるのです。
本記事では、冷え性改善になる食事で食べたいものと、体を温める食べ物や飲み物を紹介します。
冷え性で困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
冷え症になる主な原因
冷え性になる原因には、どんなものがあるのでしょうか?
主な原因は2点あります。
- ストレスや生活習慣による自律神経の乱れ
- 加齢や筋肉量の減少
詳しく説明します。
ストレスや生活習慣による自律神経の乱れ
冷え性になる原因の一つに、ストレスや生活習慣による自律神経の乱れがあります。
自律神経には、緊張状態で優位になる「交感神経」とリラックス状態で優位になる「副交感神経」があります。
「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経がバランスを取りながら、体温などの体の機能を調節しているのです。
人はストレスを感じると「交感神経」が優位になり、緊張状態が続き自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経の乱れは、体温調節の乱れにつながり、冷え性の原因となるのです。
夜ふかしなど乱れた生活習慣も、自律神経のバランスを乱します。
加齢や筋肉量の減少
冷え性になる主な原因として、加齢や筋肉量の減少が考えられます。
加齢による女性ホルモンの減少は、自律神経に影響を与え、体温調節機能を乱すのです。
筋肉量が減少すると血液を送る力が弱くなり、血流が悪くなることが考えられます。
そのため、体の末端まで血液を循環させることができず、冷え性の原因となるのです。
冷え性改善になる食事で食べたいもの
冷え性改善になる食事で食べたいものを、7つ紹介します。
- 赤身の肉や魚
- 豆類
- 発酵食品
- 根菜
- 玉ねぎ
- 生姜や唐辛子
- チョコレート
詳しく説明します。
赤身の肉や魚
赤身の肉や魚は、冷え性改善に役立つ食材です。
赤身の肉や魚はタンパク質やビタミンB群を豊富に含みます。
タンパク質は筋肉量を増やし、熱量を生み出すことができるので、冷え性改善に有効とされています。
ビタミンB群には疲労回復効果があるため、冷え性改善効果とともに積極的に取りたい食材です。
豆類
豆類も良質のタンパク質や脂質を多く含むため、冷え性改善には欠かせない食材です。
大豆やナッツなどの豆類には、血行を良くする働きのあるビタミンEも多く含まれています。
発酵食品
発酵食品も冷え性改善になる食事として、積極的に取り入れたい食べものです。
発酵食品には、酵素がたくさん含まれ、血行促進効果や代謝の働きを良くする効果があります。
味噌や醤油、納豆など日本にはたくさんの発酵食品があります。
普段から積極的に取り入れましょう。
根菜
根菜は、ビタミンやミネラルなど、冷え性改善につながる栄養素をたっぷり含んだ食材です。
特に多く含まれるビタミンEは、血行を促進します。
ミネラルはタンパク質を作るために必要な栄養素でもあります。
玉ねぎ
玉ねぎも冷え性改善になる食材の一つです。
玉ねぎに含まれるアリシンという辛味成分と抗酸化力のあるケルセチンには、血流改善効果があります。
アリシンは水溶性の栄養素のためスープにするなど工夫し、積極的に取り入れましょう。
生姜や唐辛子
生姜や唐辛子には、発汗を促す作用や体を芯から温める作用があります。加熱した生姜にはショウガオールやジンゲロン、唐辛子にはカプサイシンという発汗を促し血行を良くする成分が含まれています。
さまざまな料理に、少量ずつでいいので、利用することをおすすめします。
チョコレート
チョコレートには、カカオポリフェノールが多く含まれており、血管を拡張し体を温める作用があります。
カカオポリフェノールには、抗酸化作用もあり、疲労回復や精神の安定を保つ働きがあります。
チョコレートにはリラックス効果があると言われるのは、このためです。
冷え性改善になる食事で飲みたいもの
冷え性改善になる食事で飲みたいものを、5点紹介します。
- 紅茶・ハーブティー
- しょうが湯・ジンジャーティー
- ココア
- 赤ワイン
- 日本酒・甘酒
詳しく説明します。
紅茶・ハーブティー
紅茶は茶葉を発酵させて作るため、体を温める効果があります。
他にも、ほうじ茶やプーアール茶、ウーロン茶も発酵させたお茶なので体が温まるのです。
リラックス効果のあるハーブティーは、自律神経のバランスを整え、冷え性改善に役立ちます。
ジャーマンカモミールやリンデンフラワーなどのハーブティーがおすすめです。
しょうが湯・ジンジャーティー
しょうが湯やジンジャーティーは体を温める、代表的な飲み物です。
しょうがには、ショウガオールやジンゲロンといった発汗を促す作用のある成分が含まれていて、冷え性改善には有効です。
ミネラルを多く含むハチミツなどで甘みをプラスして飲むと良いでしょう。
ココア
ココアも冷え性改善に役立つ飲み物です。
ココアには、カカオポリフェノールとテオブロミンという血管拡張作用のある成分が含まれています。
カカオポリフェノールとテオブロミンが末梢血管を拡張し、手足の冷えを改善してくれるのです。
ココアには食物繊維も豊富に含まれているため、便秘解消にも役立ちます。
赤ワイン
赤ワインも冷え性を改善する飲み物の一つです。
赤ワインの原料であるぶどうには、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールには血管拡張作用があり、血流を良くし体を温める働きがあります。
日本酒・甘酒
日本酒や甘酒も冷え性改善に役立つ飲み物です。
日本酒や甘酒の原料となる白米には、アミノ酸が豊富に含まれています。
白米のアミノ酸には血管拡張作用があり、体を温める効果があるのです。
発酵食品である日本酒や甘酒には、酵素が多く含まれています。
酵素は血行を促進し代謝の働きを良くする働きが期待できるため、冷え性改善に役立つとされています。
まとめ
夏でも手足が冷たく、冷え性で困っている人も多くいるようです。
実は、冷え性は食事で改善されることがわかりました。
本記事では、冷え性改善になる食事で食べたいものと、体を温める食べ物や飲み物を紹介しました。
冷え性で困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。


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