国際結婚では、日本の常識が通じない場面がたくさんあります。
しかし、自分だけが理解できないのか、自分の心が狭いのかと悩んでしまうことも。
本記事では、国際結婚でカルチャーショックを受けた体験談を紹介します。
国際結婚で遭遇するカルチャーショックに悩んでいる人は参考にしてくださいね。
【食事】国際結婚でカルチャーショックを受けた体験談
食事面で、国際結婚のカルチャーショックはどのようなものがあるのでしょうか?
食事面でのカルチャーショックを4つ紹介します。
- 宗教による制限がある
- 日本の料理は味が薄くて食べられない
- 肉は骨付き・骨の髄まですする
- 納豆は臭いが彼の料理も臭い
宗教による制限がある
外国人の夫を持つ筆者の友人のFさんの体験談です。
Fさんは結婚するまで、夫に宗教による食べ物の制限があることを知りませんでした。
Fさんの夫は食べ物に制限のあるイスラム教やヒンドゥー教ではなかったので、Fさんは結婚するまで気にしたことがなかったのです。
Fさんは夫に宗教上食べられない物があることを初めて知りましたが、毎日の料理では宗教上制限のある食べ物を使わないようにしています。
日本の料理は味が薄くて食べられない
外国人の夫を持つ筆者の知り合いのRさんの体験談です。
Rさんは料理が得意なのですが、夫との味の好みがあわずに悩んでいました。
Rさんの夫にとって、日本の料理は「味がしない」ため、Rさんの料理に塩やタバスコをかけてしまうのです。
Rさんは非常にショックを受けてしまい、夫と別々に料理を作ったり、味付けを変えたりするなど試行錯誤しました。
今ではそれぞれ料理を作ったり、食卓に塩やタバスコなどを並べたり、それぞれが料理を食べられる工夫をしています。
肉は骨付き・骨の髄まですする
日本に住む外国人の夫を持つ筆者の体験談です。
筆者は夫が骨付き肉を料理をし、骨の髄まですするのを見て驚きました。
筆者の夫が作ってくれた夫の国の料理を食べたとき、筆者の夫は料理に入っていた骨を歯で砕き骨の髄を食べるのです。
彼の国では骨の髄までありがたく食べるのが普通であると教えてくれました。
食べてみれば、よく煮込んで味のしみた骨の髄はおいしいのですが、歯で砕くことができないため筆者は今でも食べられません。
納豆は臭いが彼の料理も臭い
同じく、日本に住む外国人の夫を持つ筆者の体験談です。
筆者は結婚当初、夫がよく「臭い」と文句を言うのに悩んでいました。
ある日の夕飯で「なんで何日も洗わずに靴下を履いているのか」と文句を言われて、原因を探ったら納豆の匂いだったことがあります。
夫がよく「臭い」と言っていた原因は納豆だとわかりましたが、夫の国の料理でも特徴的な匂いがあるものがあります。
今では、お互いにそれぞれの料理の独特な匂いに対して、文句を言わないようにしています。
【仕事・子育て】国際結婚でカルチャーショックを受けた体験談
仕事や子育ての面で、国際結婚のカルチャーショックはどのようなものがあるのでしょうか。
仕事や子育てにおけるカルチャーショックの体験談を4つ紹介します。
- 文字が読めなくても仕事ができる
- 一時帰国するので1か月以上の長期休暇を取る
- 祖父母が子どもを育てたがる
- 子どもと一緒にお風呂に入らない
文字が読めなくても仕事ができる
日本に住む外国人夫を持つ筆者の体験談です。
筆者の夫は日本で働いていて、日本語を話せるのですが、日本語の読み書きができないので筆者は悩んでいました。
筆者の夫の仕事では、日本語の読み書きできないことが問題でなないのかと筆者は質問しました。
夫は「日本語の読み書きはできたほうがいいけど、会話が上手で意味がわかるから問題ないよ」と言われて筆者は驚きました。
今でも夫は日本語の読み書きはできませんが、問題なく仕事をしています。
一時帰国するので1か月以上の長期休暇を取る
外国人の夫を持つ筆者の知り合いのSさんの体験談です。
Sさんは夫が長期休暇をとって一時帰国をすると聞いて驚きました。
Sさんの夫の国は日本から見て地球の反対側で、実家に帰るだけでも何日もかかってしまいます。
そのため、Sさんは有休を使って2週間位の予定で帰国すると思いました。
Sさんの夫は、会社と話して1か月以上帰国することの承諾をもらっており、一時帰国をしました。
Sさんは、日本ではあり得ない夫の行動に今でも慣れることができないそうです。
祖父母が子どもを育てたがる
外国人の夫を持つ筆者の知り合いのKさんの体験談です。
Kさんの夫の両親が、子どもたちを引き取りたいと電話してくるのでKさんは困っていました。
Kさんの夫に確認したところ、Kさんの国では出稼ぎが多いので祖父母が孫を育てることが多いのだそうです。
Kさんの夫は一人っ子のため、夫の両親は自分たちで孫を育てたいと考えているのです。
Kさん夫婦は日本に住んでいて、Kさんの両親も近くに住んでいるため、夫の両親の申し出は夫に断ってもらっています。
それでも、夫の両親が理解してくれないので、Kさんは今も困っています。
子どもと一緒にお風呂に入らない
外国人の夫を持つ筆者の知り合いのMさんの体験談です。
Mさんが子どもと一緒にお風呂に入っていたとき、夫に怒られてしまい驚きました。
なぜなら、夫の国ではどんなに小さくても子どもが一緒にお風呂に入る習慣はないからです。
時には、子どもに対する虐待を疑われてしまうことも。
そのため、Mさんは夫と日本の文化・考え方と彼の国の文化・考え方について話し合いました。
子どもにも日本と夫の国の文化や考え方は違うこともあると説明しているそうです。
【その他】国際結婚でカルチャーショックを受けた体験談
生活におけるその他の場面で、国際結婚のカルチャーショックはどのようなものがあるのでしょうか。
体験談を4つ紹介します。
- 火葬が信じられない外国人夫
- 話せる言語は12言語
- 日本のハンコは偉大
- 時間を厳守できない
火葬が信じられない外国人夫
日本に住む筆者の外国人夫の体験談です。
彼は、日本では死者を火葬にする文化があると聞いたとき、非常にショックを受けました。
なぜなら、彼の国でも彼の宗教でも土葬が行われ、火葬は野蛮だと信じられているからです。
筆者ともなぜ、日本では土葬ではなく火葬をするのか話し合いましたが、筆者の夫は理解できませんでした。
そのため、筆者の家族の葬儀には参加したくないと考えていたことも。
しかし、筆者の祖父が亡くなった時、筆者の夫は葬儀や納骨に参加してくれました。
さらに、納骨の際は祖父のお骨の入った骨壺をお墓まで抱えて持って行ってくれました。
夫は簡単には受け入れられないけど、世界にはいろんな文化があるということがわかったようです。
話せる言語は12言語
外国人の夫を持つ筆者の体験談です。
筆者は、夫が日本語や英語の他に10言語を話せると聞いて驚きました。
筆者の夫の国は、元々たくさんの民族が住んでいて、それぞれ違う言語を使っています。
夫の国では、公用語は英語と定められているのですが、現地では多種多様な言語を話す必要があるのです。
中には国境を越えて、近隣の国で通じる言語も。
夫が話せる言語は、似ている部分をもつ言語もありますが、なかには日本語のように夫の母語と異なる言語もあります。
筆者には、夫の中でそれぞれの言語が混ざらないか、いまだに不思議でなりません。
日本のハンコは偉大
日本に住む筆者の外国人夫の体験談です。
筆者の夫は日本で使われているハンコを見て、とても感動しました。
なぜなら、筆者の夫の国では、書類にサインが求められるからです。
筆者の夫の国では、サインを偽造されてしまうことも。
そのため、筆者の夫は日本のハンコを見て、彼の国では偽造される心配がないことに非常に感動したのです。
筆者の夫は、アルファベット表記やカタカナ表記などのハンコを彼の国に帰った時にも使っています。
時間を厳守できない
外国人の夫を持つ筆者の体験談です。
筆者は、夫と時間の感覚が異なることに悩んでいました。
筆者は、時間通りに動くのが当然だと思っていますが、夫は時間を厳守できないのです。
時には、友人との約束した時間に大幅に遅れてしまうことも。
筆者は夫には約束の時間を30分以上前に設定して告げることにしています。
しかし、それでも時間を守ろうという意識のない夫にいつもヤキモキしています。
まとめ
国際結婚では、日本の常識が通じない場面がたくさんあり、カルチャーショックに悩んでしまうことがあります。
本記事では、国際結婚でカルチャーショックを受けた体験談を紹介しました。
体験談を参考に国際結婚で遭遇するカルチャーショックに悩みすぎないようにしましょうね。
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