親に優しくできない心理とは?イラついてしまう理由と優しく接する方法

「親に優しくできない心理……」

高齢の親との付き合い方に悩む方は多いのではないでしょうか。

せっかく親に身体の心配をしていろいろアドバイスしても、素直に聞いてもらえずイライラしてしまうことも。

実は筆者も高齢の親に対し、キツい口調になってしまい後で自分が落ち込んでしまいました。

ですが、親に優しくできない心のメカニズムを知ることで解決できたのです。

本記事では、親に優しくできなくてイラついてしまう理由と優しく接する方法を紹介します。

親に優しくしたいけどできなくて悩んでいる方は、参考にしてみてください。

 

親に優しくできない心理

親に優しくできない心理にはどのような要素があるのでしょう。

主に3つ原因があります。

  • 親が老いたことが受け入れられない
  • 親が老いたことで不安や心配からくる焦り
  • 子供のころ親に優しくされた記憶がない

詳しく説明します。

 

親が老いたことが受け入れられない

親に優しくできない心理は、親が老いたことが受け入れられないことに原因があります。

年齢を重ねれば衰えてくるのは当然なのですが、若く元気なころの姿が鮮明に思い出され、親の衰えをなかなか受け入れられないのです。

何でもできたはずの親が思うように動いてくれないときや、心配で声をかけても聞く耳を持ってくれないときなどに、キツい口調になってしまいます。

親の老いに気付くと、なんともいえない気持ちになりますが受け入れてあげましょう。

 

親が老いたことで不安や心配からくる焦り

親が老いたことで不安や心配からくる焦りが、親に優しくできない心理です。

親の体力が落ちてしまい、今以上にできないことが増えてしまったらと想像すると心配になり焦るからです。

遠方に住んでいる人・姉妹に親の世話を頼んでいる人は、思うように親のケアができません。

親のケアをできないことに対する後ろめたさが、ネガティブな感情に拍車をかけ、親に優しくできなくなることもあるのです。

 

子供のころ親に優しくされた記憶がない

親に優しくできない心理は、子供のころ親に優しくされた記憶がないことで生まれます。

自分の中にある嫌な記憶を思い出し、ストレスが増大してしまいます。

例えば、「小さいころ私が何を言っても聞いてくれなかった」「昔は親に従うことを強いられた」など。

つらい記憶を思い出してしまい、徐々に親とのかかわりが負担になり、優しくしたくてもできなくなるのです。

 

親にイラついてしまう理由

親にイラついてしまう理由には、どのようなことがあるのでしょう。

主に3つの理由が考えられます。

  • 親が今までできていたことができなくなったから
  • 親のために自分の自由が奪われているから
  • 親が自分の都合ばかりを言ってくるから

詳しく説明します。

 

親が今までできていたことができなくなったから

親にイラついてしまう理由とは、親が今までできていたことができなくなったからです。

「怒り」は第二感情といわれていて、第一感情の「悲しい」「不安」「ショック」などの本当の気持ちが隠れています。

イラつくのは「親が老いていることを実感して悲しかった」という感情の1つなのです。

我慢してもイライラは解消されません。

料理・家事などの作業をつらそうにしていたら、できるところまでサポートするくらいの気持ちで見守ってあげましょう。

 

親のために自分の自由が奪われているから

親のために自分の自由が奪われていることが、親にイラついてしまう理由です。

人は自由を奪われることに対して、抵抗感や反発を感じてしまいます。

筆者も、お中元やお歳暮の時期にはリストを渡されて、手続きを任されるようになりました。

親のために自由を奪われるのはイラつきますが、年に2度のことなので諦めてこなしています。

 

親が自分の都合ばかりを言ってくるから

親にイラついてしまう理由は、親が自分の都合ばかりを言ってくるからです。

子を支配しがちな親は、子の考えを否定し自分の考えを押し通そうとします。

そのため、子が何か言うと、それは違うこうしたほうがいいと言って子の意見や考え方を否定するのです。

子を自分の思い通りに動かそうとして親の都合ばかりを言うと、子は自由が奪われイラついてしまいます。

 

親に優しく接する方法

親に優しくするにはどうしたらよいのでしょうか。

主に4つの方法があります。

  • 親が老いたことを受け入れる
  • 否定する言葉は返さない
  • 適度な距離を保つ
  • 親の反応に期待せずやれることをする

詳しく説明します。

 

親が老いたことを受け入れる

親に優しく接する方法は、親が老いたことを受け入れることです。

なぜなら、子にとって親はいつまでも元気だという思い込みがあるからです。

一緒に暮らしていれば少しずつ衰えていく様子がわかりますが、離れて暮らしてたまに会うと、親の老いに愕然とします。

親が「ちゃんとしているか」より、楽しい生活が送れるように支援しましょう。

 

否定する言葉は返さない

否定する言葉は返さないことが、親に優しく接する方法です。

否定的な言葉は相手への攻撃と受け取られるので、相手も同じように攻撃的になります。

相手に言い返されたり、逆に否定されたりして、お互いに引っ込みがつかなくなる可能性も。

否定する言葉を返さないことで、親との関係の悪化を防ぎましょう。

 

適度な距離を保つ

親に優しく接する方法は、適度な距離を保つことです。

「親しき仲にも礼儀あり」とことわざにもあるように、親子だからといってあらゆることをオープンにしてしまうと、お互いに疲れてしまいます。

実家に行く回数を減らし、親を家に招く回数を減らすなど、適度な距離を保つことで関係の悪化を防げます。

 

親の反応に期待せずやれることをする

親の反応に期待せずやれることをするのが、親に優しく接する方法です。

なぜなら、自分とは別の人間であることを意識すると、かなり気持ちが楽になるからです。

例えば、「お父さん、お母さんのために」と提案すると、「やってあげているのに」「感謝してくれない」とだんだん苦しくなってきます。

親の反応を期待しすぎず、無理のない範囲でやれることをやれば、親とうまく付き合えるので自分を追い込まないようにしましょう。

 

まとめ

高齢の親との付き合い方でイライラ悩む方は多いのではないでしょうか。

実は筆者も高齢の親に対し、命令口調で話してしまい自分のほうが落ち込んでいました。

ですが、親に優しくできない心のメカニズムを知ることで解決できたのです。

本記事では、親に優しくできなくてイラついてしまう理由と優しく接する方法を紹介しました。

親に優しくしたいけどできずに悩んでいる方は、参考にしてみてください。

 

カテゴリー:

ワンオペ育児に疲れた…
乗り切るアイディアや経験談を紹介

耐えるしかないと思われがちなワンオペ育児ですが、
実は、疲れを乗り切る方法があります。

【自己肯定感の高め方】
大人の生きづらさを脱却して幸せになろう

自己肯定感の低い自分を追い詰めてしまうと、
生きづらさを感じますよね。
実は、自己肯定感を高める方法があるんです。

previous arrow
next arrow

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です