「フルタイムで働きながら子育てすることになった」
そんな時、フルタイムで働きながらの子育てで後悔があるのは困りますよね。
実は、フルタイムで働いても、後悔ばかりではないのです。
本記事では、フルタイムで働きながら子育てをして後悔をした体験談や、働くメリットを紹介します。
子育てをしながらフルタイムで働くか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
【体験談】フルタイムで働きながらの子育ては後悔する?
フルタイムで働きながらの子育ては後悔するのでしょうか?
子育てをしながら約10年間フルタイムで働いていた筆者が、後悔した体験談を6つ紹介します。
- 精神的なゆとりがない
- 時間的なゆとりがない
- 可愛い瞬間を見逃してしまう
- 夫婦喧嘩が増えがちになる
- 家事が滞りがちになる
- 食事を簡単に済ませがちになる
精神的なゆとりがない
フルタイムで働きながら子育てをしていた時、精神的なゆとりがなくて子ども達への接し方がきつくなっていたエピソードです。
当時は、5歳の3女が毎日のようにおねしょをしていました。
おねしょをされると着替えが大変になり洗う手間もかかるため、シーツではなくおねしょシーツとバスタオルを使って洗いやすさを工夫しました。
おねしょへの対処は改善できたものの、精神的なゆとりがなかったのは今も後悔しています。
時間的なゆとりがない
夫は仕事が忙しく、周りに子育てに協力してくれる人もいなかったため、常にワンオペだった時のエピソードです。
筆者が正社員をしていた頃、朝から夜寝るまで、ずっと時間と家事に追われていました。
平日は、自分と子どものことがすべて終わったあとに夫が帰宅するので、「絵本を読んで、話を聞いて」という、子どもの要求を後回しにしたことも。
やるべきことの優先順位を決めて「子どもが成長するまでの忙しさだ」と自分に言い聞かせていました。
頑張ったつもりですが、もう少し時間的なゆとりがあったら良かったと今も後悔しています。
可愛い瞬間を見逃してしまう
初めての男の子でとても可愛い存在の我が子(1歳)なのに、可愛い瞬間を見逃して寂しく感じた体験談です。
平日は時間がなくて忙しいため、可愛い末子とはいえ1歳児にかまってばかりもいられませんでした。
保育園からの連絡帳で、我が子の成長を知ったことも。
平日はゆっくり過ごせないからこそ、休日は子ども達と密度をあげて接していましたが、可愛い瞬間を見逃してしまったことは後悔しています。
夫婦喧嘩が増えがちになる
「私も働いているのだから、夫にも家事や育児をして欲しい」と望むようになり、夫との関係に溝ができたエピソードです。
筆者が手伝って欲しい気持ちを夫にアピールしても、夫婦間ですれ違い、喧嘩のような言い合いになることがありました。
筆者が専業主婦のときは家事の分担などなかったので、夫にすれば面倒が増えると感じたようです。
筆者が理想とする「一般的な共働き家庭の夫像」を捨て、絶対に譲れないことだけを厳選して、夫に2点だけ頼みました。
- 家事ができていなくても文句を言わない
- 私が助けて欲しい時は、仕事より家族を優先して考える
筆者は常にワンオペで周りにも頼れる人がいなかったものの、共働きは経済的なメリットがありました。
とはいえ、夫婦喧嘩が増えがちになるのは予想外でした。
家事が滞りがちになる
5人の子ども達を抱えてワンオペでフルタイム勤務をしていたため、家事に苦労した筆者の体験談です。
時間がないだけではなく、洗濯物を干すスペースも限りがあるため、洗濯物が追いつかずに困っていました。
さらに「掃除ができない」「洗い物ができない」など、家事をしても量が多いため全く追いつきません。
開き直って家事の優先順位を決めましたが、部屋をきれいに整えられないことが多かったのが悔やまれます。
食事を簡単に済ませがちになる
5人の子ども達を抱えてフルタイムで働いていたとき、食事作りに苦労した筆者の体験談です。
もともと、筆者はお惣菜や冷凍食品が好きではないため、手作りを基本にしていました。
ところが、仕事が終わって子どもを迎えに行き、買い物を済ませて家に着くと19時を回っていることも。
休日に作り置きや買いだめをしたり、食材の宅配サービスを利用したりしていましたが、足りないものがあると買いに行っていました。
帰宅時間が遅くなると、お惣菜やレトルト食品、デリバリーなどを利用しがちでした。
食事は大切なのに、栄養バランスより手軽さを重視して簡単に済ませてしまいがちだったのは、今も後悔しています。
後悔ばかりじゃない!フルタイムで働きながら子育てするメリット
フルタイムで働きながらの子育ては、どのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットは、5つあります。
- 金銭的なゆとりが生まれる
- 子どもの自立を促せる
- 幼い頃からの集団生活でコミュニケーションを学べる
- 母親として以外の生きがいを得られる
- キャリアを維持することで万が一の事態に備えられる
金銭的なゆとりが生まれる
フルタイムで働きながらの子育ては、金銭面では大きなメリットです。
なぜなら、安定的な収入源が2つになるからです。
経済的な見通しが立ちやすく、貯金もしやすい環境が整います。
旅行や観劇など、いろいろな体験をさせてあげることも。
お金の心配が減り、落ち着いて子育てができるのは大きなメリットです。
子どもの自立を促せる
親がフルタイムで働いていると、子どもの自立を促せる点もメリットです。
親が必要以上に子どもに干渉しないうえ、子どもも自分で努力しようと考えがちだからです。
たとえば朝の準備をするとき、親自身が忙しいため「できた?」と子どもに言葉で確認するだけになることもあります。
自然と手を出さない見守り育児になるため、子どもは自立心が芽生えやすいのです。
幼い頃からの集団生活でコミュニケーションを学べる
親がフルタイムで働いていると、子どもは幼少期から集団生活でのコミュニケーションを学べるメリットがあります。
家族以外の大人や同じ年頃の子ども達と過ごす時間が長いため、他人に興味を持ちやすく協調性がはぐくまれます。
同じ年代の子どもがいないと物を取り合うこともないため、喧嘩を知らないことも。
コミュニケーションは、人との関係を深めるために重要なスキルなので、幼いころから身につけられるのはメリットだと考えられます。
母親として以外の生きがいを得られる
フルタイムで働きながらの子育ては、「母」ではない個人としての生きがいを得られる可能性が高いです。
働くことで視野が広がり、好きなものや興味のあるものに出会う確率も高まります。
好きなものを見つけてチャレンジをすれば、生きがいになることも。
女性は仕事が育児の気分転換になっている人も多いので、職場でのスキルアップを目指しても良いですね。
子育てが一段落した後も、生き生きと自分らしく過ごせるでしょう。
キャリアを維持することで万が一の事態に備えられる
フルタイムで働いてキャリアを維持していると、不測の事態にも備えやすいメリットがあります。
なぜなら妻にも安定した収入があり、保険制度の加入による手厚い福利厚生も利用しやすいからです。
たとえば、夫が突然体調を崩して長期療養が必要になったとしても、妻が家族を支えられます。
勤め先によっては、親の介護などでの長期欠勤は介護休暇が認められる場合も。
妻がキャリアを維持することで、共倒れすることなく万が一の事態にも対応ができると考えられます。
まとめ
フルタイムで仕事をして、子育てに後悔することになったら困ってしまいますよね。
実は、フルタイムで働いても後悔ばかりではありません。
本記事では、フルタイムで働きながら子育てをして後悔をした体験談や働くメリットを紹介しました。
子育てをしながらフルタイムで働くか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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