子供がゲームばかりで勉強しないとどんな影響がある?効果的な対処法を紹介

子供がゲームばかりして勉強をしないと、親としては「勉強しなさい!」と怒ったり、ゲームを無理にやめさせたりしてしまいがちですよね。

しかし、ゲームを制限したり、勉強を強制したりするのが逆効果になることも。

本記事では、ゲームが子供に与える影響と、ゲームばかりで勉強しない子供への対処法を詳しく解説します。

ゲームばかりで勉強をしない子供に悩みの方は、参考にしてみてください。

 

子供がゲームばかりで勉強しないのはなぜ?

子供がゲームばかりで勉強をしないのは、「勉強よりゲームの方が面白いから」です。

たとえばゲームには、次のような要素があります。

  • 非日常を体験できる
  • 好きなことを考えられる
  • レベルアップして自分の成長を感じられる

勉強ではなかなか体験しにくい喜びや楽しさが、ゲームにはあるのです。

また、ゲームは継続性があるように作られているため、止めるタイミングをつかみにくいこともあるでしょう。

そのためついゲームの時間が延びてしまい、勉強をする時間がなくなってしまうケースもあります。

 

子供がゲームばかりすることの影響

子供がゲームばかりしていると、どのような影響があるのでしょうか?

主な影響として3つのケースが挙げられます。

  • 成績が下がる
  • 友達と遊ばなくなる
  • 不登校になる可能性も

詳しく説明します。

 

成績が下がる

ゲームばかりしていると、成績が下がる可能性があります。

ゲームに夢中になり、勉強が疎かになりやすいからです。

実際に、国立教育政策研究所の調査でも、ゲームをする時間が長い生徒ほど平均正答率がやや低い傾向にあるという結果が出ています。

ただし、ゲームをやらない子が必ずしもたくさん勉強をしているわけではありませんし、ゲームをしていても成績が下がらない子供もいます。

大切なのは時間をどう管理するかなので、ゲームをしているかしていないかだけでなく、子供の時間の使い方に注目してみましょう。

(参考:令和4年度 全国学力・学習状況調査の結果

 

友達と遊ばなくなる

ゲームに夢中になりすぎると、友達と遊ばなくなってしまう可能性があります。

また、オンラインでの交友に夢中になるあまり、学校などでの交友関係が疎かになり、引きこもりや不登校といった問題に発展する可能性も。

現実の人間関係がおろそかになってしまうと、日常生活に支障をきたす可能性があるのです。

ゲームやオンラインの交友が必ずしも悪いわけではありませんが、ゲームに夢中になるあまり実生活がおそろかになってしまっている場合は、何かしらの対策が必要でしょう。

 

不登校になる可能性も

ゲームばかりしていると、夢中になり過ぎて昼夜逆転になり、学校を休んでしまう可能性があります。

最終的に不登校になるケースもあるようです。

しかし、必ずしもゲームが不登校の原因になるわけではありません。

不登校は学校や友人関係などの環境が原因の場合もあるので、「ゲームが原因」と安易に捉えるのは、本当の原因を見誤ってしまう可能性があり危険です。

ゲームのやり過ぎによる生活リズムの乱れが原因で不登校になったのが明らかな場合は深刻なので、医療機関などのサポートを受け、すぐにゲーム依存症の解決に取り組みましょう。

(参考:ゲーム依存の原因と対策方法

 

子供がゲームばかりで勉強しないときに効果的だった対処法

子供がゲームばかりで勉強をしない時、ゲームをいくらやめさせようとしても言うことを聞いてくれず、なかなかうまくいかないですよね。

そんな時に効果的だった対処法を、我が家の体験談も含めてご紹介します。

  • ゲームを悪だと決めつけない
  • ゲームと勉強を紐付けて考えない
  • 子供と一緒にルールを決める
  • 勉強の時間を決める
  • 不登校の場合
  • ゲーム依存症になってしまった場合

詳しく説明します。

 

ゲームを悪だと決めつけない

まずは、ゲームを「悪」と決めつけるのをやめましょう。

ゲームには以下のようなメリットがあります。

  • 友達とのコミュニケーションのきっかけになる。
  • 自分で考える力がつく
  • 計画や作戦を立てる力がつく
  • ゲームをクリアすることで達成感を味わえる
  • 自己肯定感が高まるきっかけになる
  • 得意な分野を見つけることができる

「ゲーム=悪」という考えを手放すことで、お母さん自身の気持ちも少し楽になり、冷静に対応できるようになるのでおすすめです。

 

ゲームと勉強を紐付けて考えない

ゲームと勉強を紐付けて考えないようにしましょう。

子供にとって、ゲームは「したいこと」、勉強は「しなければいけないこと」でまったく別物です。

人間は「しなければならないこと」より「したいこと」に集中するという特徴があるので、学校で勉強を頑張ってきた分、家に帰ったらゲームに没頭したくなるのは当然ですよね。

ですから、ゲームと勉強を紐付けて考えるのではなく、まずは子供の立場に立って気持ちを理解してあげましょう。

 

子供と一緒にルールを決める

ゲームに関するルールや時間の使い方を、子供と一緒に考えましょう。

親が勝手にルールを決めると、子供は納得がいかず余計に反発してしまうかもしれません。

まずは子供の考えをすべて聞き、子供の気持ちを汲み取りながら少しアドバイスを加え、最終的には子供に決めてもらうようにしてみましょう。

そして口約束だけではなく、子供に自分で紙に書かせておくと、子供も「自分が決めたこと」として意識するようになります。

「決めたルールは必ず守る」のがポイントです。

 

勉強の時間を決める

ゲームの時間を制限するのではなく、勉強する時間を決めるようにしましょう。

「30分は必ず勉強し、ほかの時間はゲームをしてもいい」という感じです。

「ゲームは◯時間だけ、◯時まで」という風に制限されると、子供は余計に反発したくなるものです。

大人でも好きなことや、やりたいことを制限されると、嫌な気持ちになりますよね。

勉強時間を、いきなり長時間の設定にすると逆効果になるので、子供に合わせて無理のない時間からスタートするのがポイントです。

我が家の場合は、家では一切勉強をしていなかったので、「勉強時間15分」からスタートしました。

すると、15分だけは集中して机に向かうようになりました。

子供が無理なく取り組めるようになったら、少しずつ時間を延ばしてみましょう。

 

不登校の場合

不登校の子供の場合は、ゲームをやめさせたり、無理に勉強をさせたりしないようにしましょう。

無理にゲームをやめさせても、不登校の解決にはつながりません。

不登校の子供にとっては、ゲームが「安心できる居場所」になっている場合もあります。

ゲームの居場所を失うと精神的に不安定になり、ますます深刻な状況に陥ってしまうかもしれません。

不登校の子供にとっては、ゲームが心の救済になっている場合もあるのです。

我が家の息子も不登校でゲームばかりしていますが、ゲームをすることで友達とのつながりを保てています。

また、いろいろなゲームをプレイすることで子供の得意な分野を知れたり、オンラインで他者とのコミュニケーションをとるきっかけにもなったりもしています。

不登校の場合は、ゲームと上手に付き合いながら、ゲーム以外の楽しいことや興味のあることも見つけられるようサポートしてあげましょう。

 

ゲーム依存症になってしまった場合

ゲーム依存症は、日々の生活や人間関係がおろそかになったり、生活のリズムが乱れ睡眠障害や引きこもりになったりと心と体にさまざまな影響が表れます。

ですから、すでにゲーム依存症になってしまっている場合は、いろいろな対処法を試すことに加え、専門機関や医療機関の支援を求めることも大切です。

 

まとめ

子供がゲームばかりで勉強しないと、親としては心配になりますよね。

しかし、ゲームを悪いものとして捉え無理にやめさせると、逆効果になってしまう場合も。

本記事では、ゲームの子供に対する影響について詳しく解説しました。

効果的な対処法も紹介しているので、ゲームにばかり夢中になっているお子さんに不安を感じている方は参考にしてくださいね。

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