「体のあちこちが乾燥して辛い……」
そんな時、どう対策すれば良いのか分からないと困りますよね。
実は、全身の乾燥肌に効果的な対策方法があるのです。
本記事では、日常生活や入浴時の対応と部位別の保湿について説明します。
全身の乾燥肌にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
全身の乾燥肌対策【日常生活編】
全身の乾燥肌への対策として、日常生活の中でどのようなことに気をつけると良いのでしょうか?
気をつけたいポイントが4つあります。
- バランスの良い食事と十分な水分をとる
- 質の良い睡眠をとる
- ストレス解消をする
- こまめな保湿をする
詳しく説明します。
バランスの良い食事と十分な水分をとる
全身の乾燥肌への対策として、バランスの良い食事と十分な水分をとりましょう。
健康的な肌を作り出すためには、バランスの良い食事をとり、栄養を補給することが大切です。
肌の主成分となるたんぱく質をはじめ、新陳代謝を促し、健やかな肌へと導くビタミンB2やB6・ビタミンA・ビタミンCを積極的にとりましょう。
たんぱく質は、肉や魚・卵・大豆などに、ビタミン類はにんじんや小松菜などの緑黄色野菜や果物に豊富に含まれています。
また、乾燥肌を予防するためには、こまめな水分摂取も必要です。
のどが渇く前に摂取することが、肌の潤いを保つポイント。
たんぱく質やビタミンなどの栄養素を含むバランスのとれた食事をとり、水分もこまめに少量ずつ摂取しましょう。
質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠をとることが、全身の乾燥肌対策に有効です。
睡眠不足により自律神経が乱れることで、正常な肌のターンオーバーが行われにくくなり、乾燥肌が引き起こされます。
肌のターンオーバーとは、肌細胞が一定のサイクルで新しく生まれ変わる仕組みのことです。
質の良い睡眠をとるためには、就寝前のスマホやパソコンの使用を避け、入眠後にスムーズに熟睡できるようにすることが大切です。
ベットに入った後は、リラックスした時間を過ごすよう心がけ、質の良い睡眠へと導きましょう。
ストレス解消をする
ストレスを解消することも、全身の乾燥肌対策につながります。
ストレスがたまると、自律神経のバランスが乱れ、肌のターンオーバーの周期も乱れるからです。
規則正しい生活を心がけ、適度な運動や趣味を楽しみ、ストレスを解消することが大切です。
たとえば、軽いスポーツや音楽鑑賞、ガーデニング、昼寝など適切な休息は、ストレス解消につながります。
健やかな肌作りのために、ストレスをためない生活を心がけましょう。
こまめな保湿をする
全身の乾燥肌対策として、こまめな保湿を行う必要があります。
乾燥肌の場合は、肌の水分が蒸発しやすく、保湿してもすぐに乾燥してしまいます。
肌の潤いをキープするためには、こまめに保湿をして潤いを閉じ込めることが大切です。
保湿のタイミングは、お風呂上がりが基本ですが、肌の乾燥を感じた時も適宜行いましょう。
ただし、痒みや湿疹がひどい場合や症状が改善しない場合は、自己判断せず皮膚科を受診することをおすすめします。
全身の乾燥肌対策【入浴編】
入浴の際の全身の乾燥肌対策として、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか?
気をつけたいポイントが4つあります。
- 洗浄剤は低刺激のものを選ぶ
- 綿素材のタオルか手で優しく洗う
- 熱いお湯や長風呂は避ける
- 入浴後はすぐに保湿する
詳しく説明します。
(参考:持田ヘルスケア株式会社)
洗浄剤は低刺激のものを選ぶ
入浴の際の全身の乾燥肌対策として、洗浄剤は低刺激のものを選びましょう。
スクラブが入ったものや爽快感のある洗浄剤などは、乾燥肌を悪化させる恐れがあります。
乾燥肌対策のためには、皮脂を落とし過ぎないよう洗浄力がコントロールされた洗浄剤が最適です。
また、洗浄成分が肌に残っていると、肌トラブルの原因になることも。
肌に成分が残りにくく、すすぎ落ちが良い洗浄剤を選ぶことも大切なポイントです。
綿素材のタオルか手で優しく洗う
入浴の際は、綿素材のタオルか手で優しく体を洗うことが、全身の乾燥肌対策につながります。
ナイロンタオルやアカスリタオルなどで肌を強く擦ってしまうと、必要以上に皮脂が落とされ、乾燥が進んでしまいます。
綿素材のタオルなど、やわらかい素材のもの、もしくは手のひらで撫でるように優しく肌を洗いましょう。
さらに、お風呂上がりにも、硬いタオルでゴシゴシ拭かないように注意しましょう。
熱いお湯や長風呂は避ける
入浴の際の全身の乾燥肌対策として、熱いお湯や長風呂は避けましょう。
熱いお湯や長風呂は、体温が上がることで痒みを増したり、皮脂を落とし過ぎたりしてしまいます。
お湯の温度は38度〜40度、つかるのは10分程度にして、体を温め過ぎないことが大切です。
入浴剤を入れる場合は、温熱効果の強いものや、肌を乾燥させる成分が配合されているものは避けましょう。
保湿系の入浴剤を使うと、つかるだけで入浴後の肌の乾燥を防いでくれるため、おすすめですよ。
入浴後はすぐに保湿する
入浴後はすぐに保湿することが、全身の乾燥肌対策につながります。
入浴後は、肌細胞が水分を含んでやわらかく、肌の浸透力や吸収力が高まっているため保湿に最適なタイミングです。
肌の潤いをキープするためには、油性成分配合の保湿剤をしっかりと塗ることがポイントです。
肌に優しくなじみやすい保湿剤を選び、塗り忘れに注意して、全身の保湿を行いましょう。
全身の乾燥肌対策【部位別のスキンケア】
全身の乾燥肌対策として、部位別のスキンケアはどのように行うと良いのでしょうか?
次の4つの部位について、ケアのポイントを説明します。
- 首・デコルテ
- 背中
- すね
- ひじ・ひざ・かかと
(参考:【部位別】乾燥肌の保湿ケアの手順)
首・デコルテ
首やデコルテは、顔のケアを行う時に一緒にスキンケアを行いましょう。
首は、顔と比較すると皮脂腺が少ない部位ですが、保湿を怠ると横ジワができることがあるため注意が必要です。
デコルテは皮脂腺が多く、保湿不足によって水分と油分のバランスが乱れやすい部位です。
乾燥によって肌のターンオーバーが乱れると、ざらつきやニキビができる恐れも。
首やデコルテは、バランスの良い肌の状態が保てるよう、丁寧な保湿を行いましょう。
背中
背中には、お風呂上がりや寒い季節には特に気配り、適切な保湿を行いましょう。
背中は皮脂腺が多い部位ですが、保湿ケアを怠ると、乾燥が進んでしまう場合があります。
体を洗う際に、ナイロンタオルなどで擦り過ぎることで肌のバリア機能を低下させ、乾燥を招いている恐れも。
乾燥によって肌のターンオーバーが乱れると、ニキビが発生することもあるので注意しましょう。
すね
すねは、こまめに保湿を行う必要があります。
皮脂腺が少なく、寒い季節には粉吹き状態になることも多い部位です。
すねは、顔や腕などに比べて、肌に変化が現れた場合にも見落としがちな上、洗い過ぎや保湿ケアの不足や摩擦などにより乾燥しやすいです。
症状がひどい場合は、「乾皮症」を発症している恐れもあります。
こまめな保湿を心がけ、すねの乾燥予防に努めましょう。
ひじ・ひざ・かかと
ひじ・ひざ・かかとは、皮脂腺が少ないため、十分な保湿ケアが必要です。
ひじやひざは、衣服との摩擦や外からの刺激を受けやすい部位であり、刺激を受けないよう気を配る必要があります。
かかとは、皮脂腺がほとんどないことに加え、靴などで摩擦を受けやすい部位です。
乾燥してカサカサになりやすく、放置すると角質層が厚く硬くなり、ひび割れを起こす場合も。
かかとの皮膚がやわらかくなるように乾燥予防に努めることに加え、適切な角質ケアを取り入れましょう。
まとめ
全身の乾燥肌が辛い時、どう対処したら良いのか分からないと困りますよね。
本記事では、「全身の乾燥肌対策を徹底解説!」をテーマに、日常生活や入浴時の対応と部位別の保湿について説明しました。
バランスの良い食事やこまめな保湿、入浴時の体の洗い方など、乾燥肌に効果的な対策方法があります。
本記事を参考にして、効果的な全身の乾燥肌対策を行い、潤い素肌を手に入れましょう。
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