「泡タイプのスプレーって、本当にゴキブリをやっつけられるのかな?」
苦手な人も多いゴキブリの体には、雑菌や細菌がたくさん付着しています。
動き回ると家中にばらまかれてしまうので、見つけたら確実に退治したいですよね。
実は泡タイプのスプレーにはメリットもあればデメリットもあり、用途によって使い分ける必要があります。
本記事では、泡でゴキブリを退治できるおすすめのスプレーや、使うときの注意点を紹介します。
泡タイプのスプレーでゴキブリをやっつけたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
おすすめゴキブリ退治用泡スプレー3選
泡スプレーにはゴキブリを退治するものだけでなく、泡で包んで捨てられる、処理がしやすいものもあります。
おすすめの泡スプレーを3つ紹介するので、用途に合わせて使い分けてくださいね!
- 昭栄薬品『イヤな虫 泡で固めてポイ!』
 - バルサン『殺虫成分フリー 這う虫撃退スプレー泡タイプ』
 - 花王株式会社『キュキュットクリア泡スプレー』
 
昭栄薬品『イヤな虫 泡で固めてポイ!』
ゴキブリ退治には、昭栄薬品の「イヤな虫 泡で固めてポイ!」がおすすめです。
泡で包み込んで固め、泡のまま袋などに入れて処分できます。
ただし殺傷能力はないので、ゴキブリ専用殺虫剤で弱らせたところを、泡で包んで動きを制するといいですね。
ゴキブリなどの虫を退治した後に、紙で包んで捨てるのも怖くて困ってしまう虫嫌いさんは、死骸処分のために1本常備しておくと安心です。
(参考:楽天市場)
バルサン『殺虫成分フリー 這う虫撃退スプレー泡タイプ』
這うタイプの虫を窒息させて退治するなら、バルサンの「殺虫成分フリー 這う虫撃退スプレー泡タイプ」も便利です。
虫をバルサン独自の界面活性剤入りの泡で包み込み、呼吸する気門をふさいで窒息させます。
ただし、ゴキブリによく効くピレスロイド系の薬剤が使われていないので、少し効果が弱いのがデメリットです。
殺虫成分が入っていない優しい泡で、ペットや子供がいても安心して使えます。
薬剤が飛散しがちなエアゾールスプレー缶ではないため、薬剤の吸い込みやにおいが軽減されているのもうれしいポイント。
引火の危険性もなく、ストーブのある部屋などに置くときにもいいですね。
パッケージもシンプルなので、部屋に常備してもインテリアの邪魔になりません!
(参考:Amazon)
花王株式会社『キュキュット クリア泡スプレー』
花王株式会社の「キュキュット クリア泡スプレー」も、実はゴキブリの退治におすすめのスプレーです。
食器洗い用洗剤に含まれる界面活性剤がゴキブリ表面の油膜を破り、気門をふさいで窒息させる効果があります。
殺虫専用のアイテムを用意せず、いつも使う家庭用洗剤で簡単に退治できるのは便利ですよね。
他のボトルタイプの洗剤などでもやっつけることはできますが、口コミによると、クリア泡スプレーは狙った場所に噴射しやすい形状なのだそうです。
洗剤なので殺虫成分不使用で、子供やペットのいる家庭でも使いやすいのもうれしいですよね。
専用スプレーを用意していなくても、キュキュットクリア泡スプレーがあれば安心ですね。
(参考:LivedoorNews)
ゴキブリを退治する泡スプレーとは?
ゴキブリ退治に使える泡スプレーには、ゴキブリ専用のものと食器洗い用洗剤の2タイプがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、詳しく説明しますね。
- ゴキブリ退治用泡スプレー
 - 食器洗い用洗剤泡スプレータイプ
 
ゴキブリ退治用泡スプレー
ゴキブリ退治用泡スプレーは、比較的優しい成分で作られています。
ゴキブリに効果がある、ピレスロイド系成分「イミプロトリン」などの殺虫成分が入っていません。
そのため、ペットや赤ちゃんのいる近くでも、安心して使えます。
また泡で固めるタイプの場合は、ゴキブリの姿が見えなくなるので処分しやすくなります。
固めるスプレーは、姿が見える状態で捨てるのが怖い人にはとてもうれしいアイテムです。
ただし、ほかの殺虫剤に比べて殺虫能力が弱いのが、泡スプレータイプの大きなデメリットです。
そのためゴキブリ退治には効果が弱く、他の殺虫効果が強いスプレーと併用して使う必要があります。
食器洗い用洗剤泡スプレータイプ
食器洗い洗剤用の泡スプレーは、家にある洗剤で手軽にゴキブリ退治ができるのがメリットです。
洗剤の中にある界面活性剤の効果で手軽にやっつけられます。
特別に退治専用のアイテムを用意しておかなくても、キッチンにあるもので退治できるのは便利ですよね。
ただし食器用洗剤は、家財や床に噴射することを想定していないため、洗剤が付着すると傷めてしまう可能性があります。
また、ゴキブリの体内にある病原菌が飛び散るリスクもあるので注意が必要です。
家にあるもので手軽に退治できますが、ゴキブリ専用ではないため使うときにはデメリットを理解して使うようにしましょう。
泡スプレーでゴキブリ退治をする時の注意点
では、泡タイプのスプレーでゴキブリ退治をするときには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?
使うときに知っておくべき3つのポイントを紹介します。
- ゴキブリ退治用泡スプレーは退治向きではない
 - 泡を吹き付けた場所は掃除が必要
 - 食器洗い用洗剤泡スプレーは病原菌が飛び散るリスクも
 
ゴキブリ退治用泡スプレーは退治向きではない
ゴキブリ退治用の泡スプレーは、退治にはあまり向いていません。
泡タイプは比較的優しい成分でできているため、ゴキブリをやっつけるほどの効果がないのです。
ゴキブリには、ピレスロイド系成分の「イミプロトリン」やオキサジアゾール系成分の「メトキサジアゾン」がよく効きます。
しかし泡タイプのスプレーには使われていないため、比較的効果が弱いのです。
赤ちゃんやペットのいる部屋で応急処置に使ったり、死骸を捨てるために使ったりするのがおすすめです。
(参考:株式会社ミナト)
泡を吹き付けた場所は掃除が必要
泡スプレーを噴射したら、後で必ず拭き掃除をしましょう。
薬剤が付着したままにしておくと、床や壁などを傷めてしまう可能性があります。
絨毯や畳などのように液体が染み込むものは、変色や変質の恐れもあるため注意が必要です。
また、泡で固めるタイプの場合は、固まった泡が取れにくくなってしまうこともあります。
スプレーをした後は水拭きをして、薬剤が残らないようにしましょう。
食器洗い用洗剤泡スプレーは病原菌が飛び散るリスクも
ゴキブリを家庭用洗剤の泡スプレーで退治すると、病原菌が流れ出す恐れがあります。
洗剤に含まれる界面活性剤の浸透圧で、体内の病原菌が出てしまうのです。
ゴキブリはとても不衛生な昆虫で、食中毒の原因になるサルモネラ菌や赤痢菌等の病原菌を持っています。
また、腸チフスや赤痢菌のような毒性の強い病原体を持っていることもあります。
「ゴキブリを叩いて退治すると病原菌をばらまいてしまうからダメ!」という話は、よく耳にしますよね。
家庭用洗剤を使うと、同じように病原菌が外に出てしまうという危険性があるので注意が必要です。
(参考:大洋加工株式会社)
(参考:フマキラー)
(参考:株式会社タニサケ)
まとめ
殺菌や病原菌だらけのゴキブリは、泡で包みこんで確実に退治したいですよね。
実は、ゴキブリを退治できる泡スプレーには特徴があり、使い方を間違えると退治できず病原菌をばらまいてしまうリスクがあります。
本記事では、ゴキブリをやっつけるおすすめの泡スプレー3選や、使用時の注意点を紹介しました。
泡スプレーでゴキブリを退治したい方は、本記事を参考にして安全にやっつけてくださいね。


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