【中学受験の後悔体験談】叱りすぎによる影響や後悔しないためにできること

中学受験を経験したお子様を持つお母さんの中には、我が子の勉強の取り組み方や成績に対して「叱りすぎてしまったな……」と後悔したことがある方もいるでしょう。

叱り過ぎて子供との関係が悪くなってしまったり、更には結果にも悪影響を与えてしまったり。

本記事では中学受験を我が子と経験した筆者が、経験に基づき後悔しない受験の乗り越え方についてのアドバイスを紹介します。

 

子供の中学受験で後悔していること

中学受験での子供との関わり方において、親はどんなことで後悔しがちなのでしょう?

主なエピソードを3つ紹介します。

  • 目先の結果に一喜一憂して叱りすぎてしまった
  • 周りを気にしすぎるあまり子供の声を聞かなかった
  • 子供の現状を無視した目標設定をした

 

目先の結果に一喜一憂して叱りすぎてしまった

塾でのクラス分けテストや公開模試の結果に対し叱るつもりはなかったものの、明らかに勉強に取り組む時間が足りない=本人の努力が足りないと感じてしまうことも。

成績が悪いと、つい感情的に反応して、よくないと分かっていても叱り過ぎてしまったこともありました。

子供に良い成績をとって欲しい、第一志望に合格してもらいたいという親心こそですが、感情的に接してしまうとかえって子供のモチベーションを下げてしまうという危険性があります。

テストの結果や成績など目先の結果に一喜一憂せず、受験というゴールに向けて子供のやる気をサポートし伴走することも、親として意識しなければならない大切なことだと反省しました。

 

周りを気にしすぎるあまり子供の声を聞かなかった

子供はやる気が出なかった理由や、テストの結果についての心境をお母さんに聞いて欲しいと思っていたのかもしれません。

しかし、他の子たちの成績やお母さん仲間の声に囚われ、周りを気にしすぎるあまり子供の声に耳を傾けられなかったこともありました。

 

子供の現状を無視した目標設定をした

高い目標を掲げたり、達成が難しそうな課題を課したりすることは必ずしも悪いことではありません。

しかし、あまりに現実離れした目標設定をすると、最初から諦める気持ちが大きくなりやる気が下がってしまう可能性も。

それよりはスモールステップの目標設定をして「これなら頑張れば達成できる!」という成功体験を積み重ねていくことの方が良い結果に繋がります。

子供の現状を無視した目標設定は、より偏差値の高い学校に合格させたいという親のエゴや理想だけが先走っている状況とも言えるでしょう。

 

中学受験で子供を激しく叱責するとどうなる?

お母さんだって、時には感情的になることもあります。

我が子だからこそという思いや、やる気を出してもらうために心を鬼にしている時も。

子供の受け取り方にもよりますが、影響の具体例を3つ挙げてみます。

  • 自己肯定感が下がる
  • 勉強が嫌いになる
  • 情緒不安定になる

 

自己肯定感が下がる

子供自身が腑に落ちない納得がいかない怒られ方をすると、「どうせ自分なんか」とか「もう無理だ」などという感情が湧き上がり、表面上は取り繕っていても自己肯定感が下がります。

 

勉強が嫌いになる

自己肯定感が下がると、勉強に自発的に取り組もうとすることや、問題を解こうとする意欲が低下します。

結果、やらされている感が強くなり勉強嫌いになってしまい、成績が落ち込むというリスクが生じます。

さらに、そんな子供の様子に親の不満やストレスが溜まり、叱りすぎてしまうという負のスパイラルに陥る可能性が高まるのです。

 

情緒不安定になる

子供の性格にもよりますが、怒られ過ぎることによりナーバスになり情緒不安定、やがて体調を崩しやすくなります。

大事な模試でお腹が痛くなったり吐いてしまったりということもあり、また怒られたらどうしよう・・・、いい結果にならなかったらどうしよう・・・と不安要素が大きく締めてしまい本来の実力も愚か回復までかなりの時間が掛かることもあります。

 

子供の中学受験で後悔しないためにできること

出来れば後悔は少ないに越したことはないですよね。

後悔しないためにという点について具体例3つ挙げてみます。

  • 成績が伸び悩んでも焦って感情的にならない
  • 子供の気持ちを大切にする
  • 遊びと勉強のバランスを大切にする

 

成績が伸び悩んでも焦って感情的にならない

感情的になっても、実はいいことはありません。

お母さんも頭では分かっているけれど、言わずにはいられないということも時にはあるでしょう。

塾の先生はプロですのでタイミングにおける成績の幾つものパターンを熟知されています。この時期の伸び悩みは気にすることはないだとか、その子に合った突破口を考えて下さるので先ずは一人で考え込んで焦るよりは第三者に相談することをお勧めします。

 

子供の気持ちを大切にする

子供の気持ちを無視した受験は失敗すると言っても過言ではありません。

よく中学受験は親の受験だとも言われますが、実際に受験するのは当たり前ですが子供自身です。

もちろん子供の性格を考えた上で親が判断して方向を示すことは大切ですが、子供の気持ちを度外視するような方向付けはしない方がいいでしょう。

子供の気持ちを大切にするということは、子供自身が自分の向かう方向について腑に落ちているかどうかということです。

そのことを今一度よく考えて子供と向き合ってみて下さい。

 

遊びと勉強のバランスを大切にする

本格的に受験が近づいてくると、運動系の習い事や遊びを極端に辞めてしまう例がありますが、勉強との両立が体力的にも負担ということであれば仕方ないかもしれません。

しかし、時には息抜きも必要で、適度な息抜きは集中力を上げてくれます。

ここで忘れてはならないのが、中学受験をする子供は若干12歳の小学6年生です。

まだまだ遊びたい時期で、遊びたい気持ちを我慢して長時間机に向かうことは想像以上のストレスを抱えていることが多いでしょう。

机に向かう時間とそれ以外の時間の過ごし方のバランスを考え、脳を休める意味でも思い切り体を動かす時間を意識して作ることも大切です。

 

まとめ

受験という結果を伴う取り組みに対して、どうしても我が子のことともなるとつい叱り過ぎてしまうことってありますよね。

本記事では、叱り過ぎてしまうことによる悪影響の例と解決策を挙げてみました。

目先の出来事や結果に一喜一憂して怒り過ぎてしまうことはよくあることですが、そんな時は深呼吸して受験の目的とゴールについて再確認することをお勧めします。

後悔のないよう受験を乗り越え、桜咲く学校生活へのスタートラインがきれるよう、悪影響を引き起こさないための対応方法を参考に叱り方や接し方を工夫してみてください。

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