「海外転勤についていく?いかない?」
旦那の海外転勤が決まった場合、家族が帯同するかしないか悩みますよね。
実は、海外転勤における家族の帯同にはメリット・デメリットがあります。
本記事では、旦那の海外転勤についていくメリット・デメリットを解説します。
家族の帯同についてお悩みの方や海外転勤について気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
旦那の海外転勤についていくメリット
旦那の海外転勤についていくことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットは3つあります。
- 家族一緒に過ごせる
- 語学を学ぶ機会になる
- 文化や考え方の違いを学べる
詳しく説明します。
家族一緒に過ごせる
旦那の海外転勤についていくメリットは、家族が一緒に過ごせることです。
家族の愛情を近くで感じながら一緒に過ごせることは、精神的な安定につながり、何ものにも代え難いものです。
特に子供がいる場合、父親も子供の成長を近くで見守り、育児に対して物理的にサポートできます。
異国の地では、家族が協力して一丸とならなければ暮らしていけません。
夫婦や親子の絆が自然と強くなり、家族にとって大きなメリットになります。
語学を学ぶ機会になる
語学を学ぶ機会になることも、旦那の海外転勤についていくメリットです。
語学が実際に話されている土地で生活をすることは、語学習得のための一番の近道です。
海外で生活をすれば、嫌でも日本語以外の語学を習得する機会になります。
順応性の高い子供がいれば、年齢にもよりますが、親が驚く速さで言語を習得できる場合も。
海外赴任に帯同すれば、現地の言語を習得できる可能性が高まります。
文化や考え方の違いを学べる
旦那の海外転勤についていくメリットとして、文化や考え方の違いを学べます。
海外にいけば、さまざまな人種に出会い、いろいろな価値観に触れ合う機会が増えます。
日本では、未だに人に合わせたり同調したりする文化が根強く残っており、世間体や固定概念にとらわれることも少なくありません。
異国の地で暮らせば、多種多様な文化や考え方があることが学べて、自分の人生について見直すよい機会になりますよ。
旦那の海外転勤についていくデメリット
旦那の海外転勤についていくデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
主なデメリットは3つあります。
- 妻がキャリアを諦めることになる
- マイホームの問題がある
- 海外の生活に馴染めない可能性がある
詳しく説明します。
妻がキャリアを諦めることになる
旦那の海外転勤についていくデメリットとして、妻がキャリアを諦めることになる恐れがあります。
日本では、一度退職してしまうと元の会社には戻れないことが多く、キャリアを積めなくなってしまうかもしれません。
近年、在宅ワークのシステムが整い、配偶者の帯同をサポートする制度のある企業も増えてきてはいるものの、まだ一部に限られています。
また、制度や人間関係がよく働きやすい環境であれば、妻が職場を手放すことが尚更辛くなってしまうことも。
妻がキャリアを諦めることになれば、家計管理やライフプランにも影響する恐れもあります。
マイホームの問題がある
マイホームの問題があることも、旦那の海外転勤についていくデメリットです。
海外赴任をするにあたっては、マイホームを売却するのか賃貸に出すのか、空き家管理するのかなどを決めなくてはなりません。
どの選択肢を選んでも、ライフプランや住宅ローン、賃貸、空き家管理のリスクなどの新たな問題も出てくるでしょう。
マイホームを所持している場合、海外転勤がさまざまなデメリットになり得るのです。
海外の生活に馴染めない可能性がある
旦那の海外転勤についていくデメリットとして、海外の生活に馴染めない可能性もあげられます。
日本のように便利で衛生的で治安がよい国は、世界ではあまり多くありません。
子供がいれば尚更、日本の暮らしが恵まれていることを実感してしまうかもしれません。
言葉だけでなく、文化や環境も全く異なる海外生活は、前向きな気持ちで帯同したとしても馴染めない恐れがあります。
旦那の海外転勤についていってよかった?後悔した?
旦那の海外転勤についていってよかった人や後悔した人は、いるのでしょうか?
海外転勤についていったケースの体験談を4つ紹介します。
- 海外生活で家族の絆が深まったケース
- 子供の語学習得に役立ったケース
- 家族のすれ違いが起こってしまったケース
- 海外生活に馴染めず帰国したケース
詳しくみていきましょう。
海外生活で家族の絆が深まったケース
筆者は、夫の海外転勤に家族でついていった経験があり、よかったと思っています。
海外生活を家族で一緒に過ごせたことは、家族の絆が深まるよいきっかけになりました。
夫と子供の教育計画やライフプランについて自然と話し合う場面も増え、夫婦の絆も深まるように。
海外生活の経験からか、子供も「どこにいっても大丈夫」と逞しく育っている気がしています。
筆者自身も、帰国後のキャリアアップに向けて資格取得のための受験勉強などに励めました。
また、現地のディープな食事や観光地を各国で味わえる駐在生活は、旅行好きな家族ならきっと楽しめますよ。
子供の語学習得に役立ったケース
筆者の友人Aさんは、子供が語学を習得できたため、海外転勤についていってよかったと話しています。
Aさんの子供は、5歳から6年ほど海外生活を送り、英語に加えて現地の言語も習得しました。
Aさんの子供は、好奇心旺盛で物怖じしない性格だったこともあり、トリリンガルとして逞しく成長しています。
現在、Aさんと子供は世界的な感染症の問題を機に日本で暮らしています。
将来的には子供が帰国子女枠で受験することも視野にいれ、次の海外赴任では再び帯同することも検討しているそうです。
子供が語学を習得して将来の選択肢を増やせたことは、海外生活のメリットだったと考えられますね。
家族のすれ違いが起こってしまったケース
筆者の友人Bさんは、子供を連れて海外転勤についてきたことを後悔していました。
父親が子供の成長を近くで見届けられないのは辛いという理由で、家族の帯同を決めたそうです。
しかし、駐在すると夫は出張や接待ゴルフなどが増え、家族で過ごす時間が減り、Bさんは異国の地でワンオペ育児をする羽目に。
さらに、日本では共働きで別のお財布で管理していたものが、夫婦一緒のお財布になり金銭感覚の違いに戸惑う場面もあったようです。
海外駐在により、生活スタイルが変化したり夫婦の価値観の違いに気がついたりして、家族のすれ違いが起こることもあるのですね。
海外生活に馴染めず帰国したケース
筆者の知人Cさんは、前向きに帯同したものの、海外生活に馴染めず帰国しました。
数年後の海外駐在が決まっていた中で結婚し、子供の入園の年齢なども考えて、準備万端での駐在でした。
しかし、異国での生活に塞ぎ込みがちになり、どんどん元気がなくなってしまいました。
Cさん自身は元々海外旅行好きでしたが、旅行と実際の生活は大きく違ったようです。
子供の入園などもあり、育児においても母親の精神的な安定が大切だと、Cさんは帰国しました。
実際の生活となると、土地や環境に合う合わないがあるのは国内でも海外でも同じものなのですね。
まとめ
旦那の海外転勤が決まると、家族の帯同をどうするのか悩みますよね。
本記事では、旦那の海外転勤についていくメリットとデメリットを解説しました。
海外転勤における家族の帯同には、家族が一緒に過ごせたり、語学を習得できたりするなどのメリットがあります。
一方で、妻のキャリアプランへの悪影響やマイホームの問題などのデメリットも考えられます。
本記事を参考に、海外転勤について家族トータルで考え、みんなが納得のいくよい選択をしてくださいね。
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