「最近なんだか体調が良くない……」
もしかすると、体調不良の原因は腸の冷えかもしれません.
実は、腸が冷えると様々な不調に繋がるのです。
本記事は、腸が冷えると起こるさまざまなデメリットと腸の冷えを取る方法を解説します。
腸の冷えに心当たりがある方は、本記事を参考にしてください。
腸が冷えるとどうなる?
腸が冷えると、便秘や下痢のほかにどんなことが起こるのでしょうか?
- 肩こりや偏頭痛・不眠の原因になる
- 免疫力の低下
- 内臓脂肪がつきやすくなる
詳しく説明します。
肩こりや偏頭痛・不眠の原因に
腸が冷えると、肩こりや偏頭痛・不眠の原因になる場合があります。
腸は体の中心にあり、熱を生み出す役割を担っています。
腸が冷えることで血液の流れが悪くなり、肩こりや偏頭痛を起こしたり手足が冷たく感じて眠れなかったりするのです。
また、疲れやすい・だるいといった倦怠感や便秘や下痢などの連鎖を起こしてしまう場合があります。
免疫力の低下
腸が冷えることで、免疫力が大きく低下する可能性があります。
腸に存在する体内の約7割の免疫細胞(リンパ球)が活発に動けなくなるからです。
腸内温度が35度以下になると免疫細胞の活動が弱まってしまい、体は無防備になってしまうのです。
風邪やインフルエンザ・アレルギー症状がでる・がんのリスクが高まり、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。
内臓脂肪がつきやすくなる
腸が冷えることにより、内臓脂肪がつきやすくなる場合もあります。
腸が冷えて胃腸の働きが弱くなると、体脂肪を貯めやすくなるからです。
胃腸の機能低下に伴い代謝アップに必要な栄養が不足して、結果的に痩せにくい体となってしまうのです。
腸の冷えを取る方法
腸の冷えを取るには、どんな方法があるのでしょうか?
主な方法は6つあります。
- 体を温める食べ物や飲み物をとる
- 腸内環境を整える食事を意識する
- 体を冷やさない服装を心がける
- 湯たんぽなどで下腹部を温める
- 適度な運動をする
- ストレスを溜めないようにする
詳しく説明します。
体を温める食べ物や飲み物をとる
腸の冷えを取るには、体を温める食べ物や飲み物を摂るのが効果的です。
腸は、体内からしか温めることができません。
たとえば生姜やニンニク・唐辛子やスパイスを上手く使ったり、体を温める作用が期待できたり、食べ物を意識して摂取します。
ねぎやゴボウ・ジャガイモなどの根菜類もおすすめです。
体をより温めるには、温かいスープや鍋で摂取するといいですよ。
腸内環境を整える食事を意識する
腸内環境を整える食事を意識することも、腸の冷えを取る方法の1つです。
腸内は善玉菌が増えると腸内の温度が上がるからです。
たとえば、納豆やキムチ・ヨーグルトなどの発酵食品は腸内細菌をサポートしてくれます。
サラダは生野菜より、ブロッコリーなどの色の濃い野菜やカブなどの冬野菜を温めて温野菜サラダにするのがおすすめ。
善玉菌のエサとなる食物繊維を積極的に接種し、善玉菌を増やしましょう。
体を冷やさない服装を心がける
腸の冷えを取るために、極端な薄着を避け体を冷やさない服装を心がけましょう。
極端な薄着や体を締め付ける衣類は、体温調節を行う自律神経のバランスを崩してしまうからです。
体にフィットした服は、身体を締め付けるので血行が悪くなり逆効果です。
お腹の血行が悪くなるのでウエストがきついものではなく、お腹を温めるためにはゆったりとした服装をおすすめします。
湯たんぽなどで下腹部を温める
腸の冷えを取るには、湯たんぽなどで下腹部を温め、体を冷やさない方法が効果的です。
湯たんぽなどで下腹部を温めて体を冷えから守り、血行を良くすることで間接的に腸を温めることが大切です。
たとえば寒い冬はもちろん夏のエアコンが利いている室内では、ひざ掛けを使う・薄手の腹巻きを使う・ハイソックスをはくなどでお腹を冷えから守ります。
普段から、体を冷やさない工夫をすることが大事ですね。
適度な運動をする
腸の冷えを取るには、適度な運動をすることも方法の1つです。
適度な運動で筋肉量が増えると、熱を多く生み出すためには効率がいいからです。
座ってばかりいると腹圧が下がって内蔵も下がり、姿勢も悪くなってますます胃腸が下がってしまいます。
筋肉は下半身に集中しているので、太ももやお尻・ふくらはぎなどを一気に強化するスクワットで筋肉量を増やせます。
下半身を鍛え、効率的に筋肉量を増やしていきましょう。
ストレスを溜めないようにする
腸の冷えを取るには、ストレスを溜めないようにしましょう。
ストレスは交感神経の働きを過剰にし、血管をギュッと締めて血の巡りを悪くさせるのです。
血の巡りが悪くなると、内臓に血液を集められなくなり冷えてしまいます。
睡眠を十分とることや適度な運動をすることなど、普段の生活習慣を見直してストレスを溜めないようにしましょう。
まとめ
原因不明の体調不良を感じている方は、もしかすると腸の冷えが原因かもしれません。
実は、腸が冷えると様々な不調に繋がるのです。
本記事では、腸が冷えると起こるさまざまなデメリットと、腸の冷えを取る方法を解説しました。
腸の冷えに心当たりのある方は、本記事を参考に腸を冷えから守るようにしてくださいね。
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