「エアコンフィルターをスプレーで掃除したい!」
そんなとき、どんなスプレーがフィルター掃除に使えるのか分かると便利ですよね。
本記事では数々のエアコン工事に関わってきた工事業者の妻が、エアコンのフィルター掃除におすすめのスプレーを、掃除方法と併せて紹介します。
エアコンのフィルターをスプレーできれいにしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
エアコンのフィルターはスプレー式洗剤で掃除しても大丈夫?
エアコンのフィルターは、室内機から外してスプレー式の洗剤で掃除すれば問題なく掃除できます。
室内機から取り外したフィルターにスプレーをかけても、室内機への影響はないのです。
ただしフィルターに洗剤や水分が残っていると、カビの栄養源になってしまう恐れも。
スプレー式の洗剤をフィルター掃除に使用した場合は、しっかりと洗剤をすすぎ落として乾燥させましょう。
また、室内機に装着したままスプレー式洗剤を使用すると故障の原因になるので、必ず外してから使用しましょう。
エアコンのフィルター掃除に使えるスプレー4選
エアコンのフィルター掃除に使えるスプレー式の洗剤には、どのようなものがあるのでしょうか?
おすすめの洗剤を4つ紹介します。
- アミライト フィルター洗浄スプレー (金鳥)
- ウタマロクリーナー(株式会社東邦)
- セスキの激落ちくん泡スプレー(LEC)
- 重曹の激落ちくん泡スプレー(LEC)
h3アミライト フィルター洗浄スプレー (金鳥)
金鳥の「アミライトフィルター洗浄スプレー」は、フィルター掃除におすすめのスプレーです。
「アミライトフィルター洗浄スプレー」はエアコンフィルター専用の数少ない洗剤で、泡が汚れを浮かし、こすらずに汚れを落とせます。
また泡が飛び散りにくい設計のスプレーで、洗面所や浴室などで使用しても周辺が汚れにくいのも便利です。
高い除菌効果があり、スプレーして5分置くと、細菌やカビを99%以上除去できます。
1本のスプレーで30×30cmのフィルターを約30枚洗えるので、コスパが良いのも嬉しいポイントです。
フィルター専用スプレーで効率的にフィルターを掃除したい方に、おすすめのスプレーです。
参考:金鳥
ウタマロクリーナー(株式会社東邦)
フィルターを掃除するなら、東邦の「ウタマロクリーナー」もおすすめのスプレー式洗剤です。
ウタマロは家中に使える中性のマルチクリーナーで、フィルターを傷めずに汚れを落とします。
しっかりとした泡がフィルターに付着した汚れに密着するので、毛先の柔らかいブラシなどでこすれば頑固な油汚れが落ちやすくなります。
また、手肌にやさしいアミノ酸成分で作られているので、素手で掃除できるのも便利です。
タオルにシュッとスプレーすれば、室内機のカバーや吹き出し口などの掃除にも使用できます。
ウタマロは家のいろいろな部分の掃除にも使えるので、手軽にフィルター掃除したい方に便利でおすすめです。
参考:ウタマロ
セスキの激落ちくん泡スプレー(LEC)
フィルターをスプレーできれいに掃除したいなら、LECの「セスキの激落ちくん泡スプレー」もおすすめです。
セスキの激落ちくん泡スプレーはアルカリ性で、フィルターに付着している油や皮脂、タバコのヤニなどの酸性汚れをよく落とします。
泡が汚れに貼りついて浮かすので、15分ほど置いて軽くこするとベタベタした汚れが取れやすくなります。
ただし、アルカリ性の洗剤は素材を傷めてしまう恐れもあるので、洗剤を付けた状態で長く置かないようにしましょう。
無色無臭の洗剤なので、臭いに敏感でしっかりと掃除したい方にぴったりです。
参考:LEC
重曹の激落ちくん泡スプレー(LEC)
スプレーでフィルターを掃除するなら、LECの「重曹の激落ちくん泡スプレー」もおすすめです。
弱アルカリ性の重曹に独自で電気分解したアルカリ電解水を加えた洗剤で、フィルターに付着している軽い油汚れや皮脂汚れなどの酸性汚れに効果的です。
自然由来の重曹を使ったスプレーなので、ペットや小さな子供がいる家庭でも安心して使えます。
また、重曹はフィルターについたイヤな臭いを取り除く、消臭効果があるのも嬉しいポイント。
刺激の強い成分や添加物を含まないやさしい洗剤で、フィルター掃除をこまめにしたい方におすすめです。
参考:LEC
スプレーを使ったエアコンフィルターの掃除方法
エアコンフィルターを、スプレーで掃除する場合はどのように掃除すれば良いのでしょうか?
効果的な掃除の手順を紹介します。
- 手順1:フィルターを外す
- 手順2:フィルターのほこりを掃除機で吸う
- 手順3:フィルターを洗う
- 手順4:フィルターにスプレーをかける
- 手順5:フィルターを本体に戻す
手順1:フィルターを外す
エアコン本体のコンセントを抜き、エアコン前面のパネルを開けましょう。
掃除機の先細ノズルなどで、大きなほこりを簡単に吸い取ってからフィルターを外します。
パネルの開け方やフィルターの外し方が分からない場合は、各機種の説明書を確認してください。
手順2:フィルターのほこりを掃除機で吸う
外したフィルターの表面に付着したほこりを、掃除機で吸い取りましょう。
掃除機の先細ノズルを、強く押し付けずにやさしくほこりを取り除きます。
古いハブラシや柔らかいハケなどで表面をやさしくこすってから掃除機をかけると、乾燥した汚れが取れます。
フィルターは薄くて細かい網でできているので、やさしく丁寧に扱いましょう。
手順3:フィルターを洗う
フィルターの裏側からシャワーをかけて、汚れをとります。
フィルターのほこりは表側にたまっているので、裏側からシャワーをかけると落ちやすいのです。
シャワーで汚れが取れない場合は、古いハブラシなどでやさしくこすりましょう。
手順4:フィルターにスプレーをかける
フィルターにスプレーをかけ、少し時間を置きましょう。
中性洗剤は素材を傷めにくいですが、アルカリ性の洗剤はプラスチック素材を傷める恐れがあるので、短時間で洗い流します。
ベタベタした汚れが落ちにくい場合はあらかじめ古いハブラシでこすり、お湯で洗い流しましょう。
洗剤が残らないようにしっかりとすすぎ、風通しの良い日陰で乾燥させてください。
手順5:フィルターを本体に戻す
フィルターが乾いたら、フィルターを戻してお掃除完了です。
フィルターに水分が残っていると、カビの原因になるため、しっかりと乾かしてから本体に戻しましょう。
フィルター用以外のエアコン掃除スプレーはおすすめしない
フィルターを外してスプレーで掃除するのは良いのですが、室内機そのものをエアコン用の洗浄スプレーで掃除するのはおすすめできません。
室内機に直接吹きかけるエアコン用スプレーは、故障の原因になったり内部にカビを増殖させてしまったりする恐れがあるのです。
市販のエアコン洗浄スプレーは、フィルターの奥にあるアルミフィンなどに使用するのですが、細かいフィンの奥の汚れまでは届きません。
しっかりとすすげないので、洗剤や落としたほこりが中に残って、カビの栄養源にもなってしまいます。
また、アルミフィンを露出させるためにカバーを外し、精密機械の入っている電装部分に洗剤が入ってしまうと故障の原因になってしまうのです。
内部まで掃除したい場合はプロの清掃業者に依頼し、しっかりと分解洗浄してもらうようにしましょう。
まとめ
エアコンのフィルターを、スプレーできれいに掃除できると嬉しいですよね。
フィルター掃除には、専用のスプレーだけでなく、家庭にある掃除スプレーも使えます。
本記事ではエアコン工事業者の妻が、エアコンのフィルター掃除におすすめのスプレーを、掃除方法と併せて紹介しました。
フィルターをスプレーで掃除したい方は、本記事を参考にしてピカピカにしてくださいね。
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