「福島に温泉旅行に行きたいけど、どこがいいんだろう……」
福島県は日本で有数の温泉王国。
いざ旅行に行こうと思っても、温泉地がたくさんあって迷いますよね?
豊かな自然を誇る福島の温泉は、湯量や泉質もバラエティに富んでいます。
目的に合った温泉地を知れば、旅の満足度が高まりますよ。
本記事では、温泉マニアの筆者が、福島のおすすめ温泉地9選をご紹介します。
自分好みの温泉地を見つけたい方は、是非参考にしてくださいね。
福島旅行で行きたいおすすめ温泉地9選
福島の温泉地には、どのような場所があるのでしょうか?
おすすめの温泉地9選をご紹介します。
- いわき湯本温泉
- 飯坂温泉
- 高湯温泉
- 磐梯熱海温泉
- 土湯温泉
- 芦ノ牧温泉
- 岳温泉
- 会津東山温泉
- 穴原温泉
いわき湯本温泉
福島のおすすめ温泉地として最初にご紹介するのは「いわき湯本温泉」です。
映画「フラガール」の舞台となった「スパリゾートハワイアンズ」があることでも有名な、人気の観光地です。
JR湯本駅前から広がる温泉街には、日帰り入浴が楽しめる温泉や、旅館が軒を連ねています。
いわき湯本温泉の自慢は、毎分5トンの湧出量を誇る湯量の多さと、数々の効能を併せ持つ泉質。
天然硫黄温泉は、美肌や血圧を下げる効果、高い保温効果などが期待できます。
また、各旅館が温泉保養士を常駐させ、街ぐるみで温泉療法に力を入れているのも特徴です。
症状別の温泉の入り方や、より効果的な利用法などのアドバイスがもらえます。
更に小名浜港が近くにあるため、獲れたての海の幸が楽しめるのも魅力です。
名湯と絶品の海鮮料理を堪能しに、出かけてみてはいかがでしょうか。
参考サイト:いわき湯本温泉旅館協同組合
飯坂温泉
福島市にある「飯坂温泉」も福島旅行で行きたいおすすめの温泉地です。
奥州三名湯のひとつに数えられ、2世紀頃にヤマトタケルが立ち寄ったとされる歴史ある温泉です。
街を流れる摺上川沿いには、数多くの老舗旅館やホテルが建ち並び、温泉街のノスタルジックな風情を感じられます。
飯坂温泉は、雰囲気の異なる共同浴場が9つあるのが特徴。
地元の人や観光客でにぎわっています。
中でも松尾芭蕉も浸かったとされる「鯖湖湯」は、飯坂温泉発祥の湯と言われ、シンボル的な存在です。
平成5年に改築されるまでは、日本最古の木造建築共同浴場として知られていました。
現在は、当時の姿を再現した趣のある建物となっています。
共同浴場をまわりながら、地元の人と交流するのも、温泉の醍醐味かもしれませんね。
また、くだもの狩りなどのアクティビティや「旧堀切邸」などの観光スポットも充実しています。
JR福島駅から電車で30分以内とアクセスが良いので、日帰り旅行でも楽しめる温泉地です。
参考サイト:飯坂温泉
高湯温泉
福島に温泉旅行に行くなら「高湯温泉」をおすすめします。
福島市の西部に位置し、吾妻山の中腹、標高750mにある秘湯です。
泉質は硫黄泉で、乳白色のお湯が特徴。
街には硫黄の匂いが立ちこめ、秘湯感漂うディープな雰囲気を醸し出しています。
特質すべきは、高湯温泉にある全ての温泉浴槽が「源泉かけ流し」であることです。
2020年には全国で9番目に「源泉かけ流し宣言」を行っています。
高濃度の硫黄泉は高血圧や動脈硬化、糖尿病、アンチエイジングなどにも良いとされています。
高湯は開湯以来400年「一切の鳴り物を禁ず」というしきたりを設け、娯楽施設を作らず、湯治場としてのスタイルを貫いてきました。
そのため、都会では考えられない静寂の中、ゆっくりと温泉を堪能できます。
日常の喧騒から離れ、心身ともに癒されたい方におすすめの場所です。
参考サイト:高湯温泉
磐梯熱海温泉
郡山にある「磐梯熱海温泉」は、開湯800年を超える歴史ある温泉地です。
南北朝時代に京の都の萩姫が病を治したという伝説から、美人を作る名湯として親しまれてきました。
五百川沿いにある温泉街には上質の和風旅館が点在し、街全体が落ち着いた雰囲気に包まれています。
泉質はアルカリ性の単純泉で、とろとろとした肌当たりが特徴です。
刺激が少ないため、お子様からお年寄りまで、安心して入浴できます。
温泉宿はもちろん、立ち寄り湯も多く、気軽に利用できるのも嬉しいポイントです。
また、地元の生鮮食品や銘品が並ぶ観光物産館や、散策路が整備されたケヤキの森などの魅力的なスポットも満載です。
県の中央に位置し、猪苗代湖や磐梯山などの観光地へのアクセスも良好。
観光拠点として利用するのにも便利ですよ。
参考サイト:磐梯熱海温泉観光協会
土湯温泉
福島旅行で行きたいおすすめの温泉地に「土湯温泉」があります。
福島市の西部に位置し、豊富な湯量と泉質が自慢の温泉郷です。
荒川沿いには宿が並び、しっとりとした温泉街の情緒を満喫できます。
特徴的なのは、宿によって泉質が異なること。
2つの泉質が湧く旅館もあります。
刺激の少ない単純温泉や保温効果が高い炭酸水素塩泉、肌トラブルに効く硫黄泉などお好みで選んでください。
カフェやお土産屋なども充実しており、街歩きも人気です。
少し足を延ばせば、季節の花や紅葉が楽しめるハイキングコースがあり、見どころが満載です。
春から夏は、水芭蕉やヤマツツジ、睡蓮鮮などの色とりどりの花が見られます。
温泉に浸かり、自然の中を散策すれば、心身ともにリフレッシュできますよ。
参考サイト:土湯温泉観光協会
芦ノ牧温泉
会津若松市の最南端に位置する「芦ノ牧温泉」もおすすめの温泉地です。
温泉の開湯は1200年程前と古く、その昔行きつくのが困難だったことから「幻の温泉郷」と呼ばれていました。
山合いの渓谷にひっそりと温泉宿が点在し、豊かな緑や渓流美を満喫できます。
「大内宿」や「塔のへつり」などの観光地が近く、会津若松市内からもアクセスしやすいロケーション。
宿泊はもちろん、日帰り温泉の利用にも便利です。
昭和レトロな街の雰囲気を感じながら、足湯めぐりをするのもおすすめです。
見晴らしの良い「かがやき公園」の足湯や、子宝に恵まれるといわれる「子宝の湯」など、個性的な足湯が楽しめます。
また、芦ノ牧温泉駅では猫駅長で有名な「さくら」がお出迎えしてくれます。
温泉だけでなく、猫ちゃんにも癒されてくださいね。
参考サイト:芦ノ牧温泉観光協会
岳温泉
二本松市の「岳温泉」も、福島旅行で行きたいおすすめの温泉地です。
日本百名山の安達太良山の麓に広がる、落ち着いた雰囲気の温泉郷です。
温泉神社への参道でもあるヒマラヤ大通りを中心に、温泉宿や懐かしい雰囲気のお店が並んでいます。
岳温泉の泉質は全国でも珍しい酸性泉で、殺菌力が高く、慢性皮膚炎やアトピーなどに効果があります。
岳温泉で是非とも体験したいのが、ミルキー風呂。
湯守が週に1度(冬場は2週に1度)、源泉のパイプ内の「湯花流し」をすることで、いつもは透明なお湯が白濁のミルキー風呂となるのです。
ミルキー風呂が楽しめる日は、ミルキーデイと呼ばれ、温泉成分たっぷりのお湯に浸かれます。
更には引き湯の最終地点である「緑ヶ池」に白濁のお湯が流れることで、緑の水面にマーブル模様が描かれる現象が見られます。
ミルキーデイにタイミングが合えば、とっておきの体験ができますよ。
参考サイト:岳温泉観光協会
会津東山温泉
「会津東山温泉」は、会津若松市の中心から車で約10分の場所にあり、会津の奥座敷と呼ばれています。
約1300年前、名僧「行基」によって発見され、新撰組「土方歳三」が療養した湯としても有名です。
泉質はサラサラとした硫酸塩泉で、リウマチや更年期障害、高血圧症などに効果があるといわれています。
街中には、国の登録有形文化財の宿や射的場などがあり、昔ながらの温泉情緒が感じられます。
また、江戸時代からの会津東山芸妓の文化を今に受け継いでいるのも特徴です。
もしかしたら、下駄を鳴らしながら街を歩く芸妓さんに会えるかもしれませんね。
周辺には「鶴ヶ城」や「会津武家屋敷」などの名所もあり、少し足をのばせば美しい自然も楽しめる、満足度の高い温泉地です。
参考サイト:会津東山温泉観光協会
穴原温泉
最後におすすめする「穴原温泉」は、「飯坂温泉」から摺上川を約2km上流にのぼった場所にあります。
別名「奥飯坂」と呼ばれ、繁華街が広がる飯坂に対し、ひっそりとした静けさが魅力の温泉地です。
川沿いには、せせらぎを聞きながらお湯を楽しめる旅館が並び、湯治場だった頃の情緒を感じられます。
泉質は弱アルカリ性単純温泉で、肌触りが優しく、家族で楽しめる温泉として人気です。
飯坂温泉の9つの共同浴場の1つでもある「天王寺穴原湯」は、かなり熱めの湯加減が特徴。
皮膚病などに効くとされています。
山に囲まれた渓谷には、カモシカやサルの群れが現れることも。
自然と静寂を感じながら、ゆったりと寛ぎたい方におすすめの温泉地です。
参考サイト:じゃらん
まとめ
福島に温泉旅行に行こうと思っても、魅力的な温泉地がたくさんあって迷いますよね。
本記事では、温泉マニアの筆者が、有名どころから穴場までバラエティ溢れる温泉地を9選ご紹介しました。
福島のおすすめ温泉地を知りたい方は、是非参考にして出かけてみてくださいね。
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