「貯金なしはやばい!どうすれば貯金ができるのだろう?」
貯金をしたいのに、思うようには貯まらないと困ってしまいますよね。
実は、仕組みさえ作ってしまえば貯金は楽にできます。
本記事では、20代30代での貯金なしの割合と、今すぐできる貯金方法について紹介します。
貯金なしでやばいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
20代や30代の貯金なしの割合は?
20代や30代で貯金がない人の割合は、どのくらいでしょうか?
日本銀行が顧問をしている「家計の金融行動に関する世論調査」は年代別で貯金なし世帯の割合を公表しています。
調査結果から世代別に紹介します。
(参考:年間手取り収入からの貯蓄割合|家計の金融行動に関する世論調査|知るぽると)
20代
20代が世帯主で貯金なしの割合は31.8%で、約3人に1人が貯金なしの状況です。
20代前半では収入が少ないと考えられるため、貯金に回しづらくなりがちです。
また、大きな病気をしたりマイホームを買ったりするなど、高額のお金が必要なシーンが少ない傾向にあります。
自由にお金を使えるので目先のことにお金を使いがちで、貯金に意識が向きにくくなります。
収支のバランスをきちんと把握できていないことも。
しかし、20代でしっかり貯金をしている人も68.2%います。
大きな支出が少ない時期だからこそ、貯金を始めるチャンスだと考えられます。
30代
調査によると、30代が世帯主で貯金なしの割合は23.3%で、約4人に1人が貯金なしの状況です。
一般的に30代は結婚資金や出産費用などが必要になるケースが多く、お金がかかる世代だと言われています。
仕事では中堅層となるケースが多く、人間関係が広がりゴルフや飲み会など交際費が増えることも。
さらに、30代は老後を考えるにはまだ早いと感じる傾向があります。
日常の生活は豊かになりますが、貯金ができない状況になりがちです。
教育費やマイホーム費用など、目的を明確にすると前向きに貯金を頑張れる可能性が高まります。
20代や30代の貯金なしがやばい理由
20代や30代で貯金がないとやばいのは、どうしてでしょうか?
貯金がないとやばい理由は、主に4つあります。
- 家具や家電の買い替えや引っ越しができない
- 結婚や出産が難しくなる
- 子供の教育資金が用意できない
- 老後の生活水準が下がる
詳しく説明します。
家具や家電の買い替えや引っ越しができない
20代30代で貯金がないとやばい理由は、家具や家電の買い替えや引っ越しができない可能性があるからです。
一般的に家にまつわるお金は高価になりがちなため、まとまった金額が必要になります。
たとえばエアコンが壊れたら、季節によっては緊急性が高くなるので、すぐに買い替えなければいけないことも。
また、転職などで引っ越しが必要な場合、貯金がなければ対応に困ってしまうことがあります。
貯金がないと、日常生活での突然の変化についていけず、選択肢が狭くなりがちです。
結婚や出産が難しくなる
20代30代で貯金がないと、結婚や出産が難しくなると考えられます。
なぜなら、結婚資金や出産費用は高額になりがちだからです。
たとえば、結婚には挙式だけではなく結婚指輪や新婚旅行、両家の会食などの費用がかかるケースが多いです。
貯金がなければ、借りたりローンを組んだりすることになって、結婚後の家計を圧迫することも。
出産では、健康保険に加入していれば国から出産育児一時金が出ます。
とはいえ、いったん自身で支払いをおこない、後日受け取る方法が一般的です。
結婚や出産といったライフイベントは大きな支出を伴いやすく、貯金がないと大きな決断がしづらい傾向があります。
子供の教育資金が用意できない
20代30代で貯金がないとやばい理由は、子供の教育資金が用意できない可能性があるからです。
たとえば、子供が幼稚園や小学校に通い始めると「ピアノを習いたい」などの希望を言うことがあります。
いろいろ習い事をさせたい場合や兄弟がいる場合は、毎月の教育資金だけで数万円になることも。
さらに、中学生、高校生になると塾の費用も高額になりがちです。
大学生では、学費だけではなく一人暮らしの費用や実習費用など、まとまったお金が必要です。
高校までは家計から捻出するとしても、大学進学に備えての教育資金が用意できないと、高額な教育ローンを組むことになります。
ローンが組めないと、進学を諦めることになってしまいます。
老後の生活水準が下がる
20代30代で貯金がないと、老後の生活水準が下がりやすい傾向があります。
なぜなら、貯金がないまま老後を迎えると、年金だけで生活しなければいけない可能性があるからです。
年金は土台となる国民年金に、厚生年金や企業年金が加わります。
もしも受給資格が国民年金だけの場合、満額で年間795000円、月額にすると66250円です。
厚生年金は会社勤めの期間や収入によって、もらえる金額が決まります。
厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、月額の平均では145665円なのだそう。
満額の国民年金と平均的な金額の厚生年金を受け取ると、年金の月額は約21万円です。
夫婦でお互いに21万円が受給できれば生活はできると考えられます。
とはいえ、年金にも税金がかかるため手取りはさらに減ります。
年金だけの生活では、旅行に行く、美味しいものを食べるといった非日常を楽しむ余裕が持ちにくいでしょう。
(参考:令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚生労働省)
20代や30代の人がやっている貯金方法
20代30代の人はどのように貯金をしているのでしょうか?
筆者の体験や、周りにいる人たちが実際にやっている貯金方法を5つ紹介します。
- 保険を活用する
- 社内預金を活用する
- 貯金専用の口座を作る
- NISAを利用する
- ポイントで貯める
保険を活用する
筆者の20代の娘は、保険を活用して貯金しています。
もともと娘はお金を使うことが好きで、お金があればあるだけ使ってしまうタイプでした。
「これではいけない」と本人も自覚していたので、勝手にお金が貯まる方法を紹介したのです。
生命保険なら自分の都合に合わせて自宅訪問をしてくれるので、生命保険を活用することにしました。
年金タイプの保険と解約を前提とした終身保険タイプの保険を選びました。
自動的に引き落としてくれるので、気楽で良いのだとか。
就職後は、生命保険料控除が使えるので税制面で
優遇されるメリットがあります。
契約内容や現在の状況について定期的なお知らせがあり、モチベーションを保ちながら続けています。
社内預金を活用する
筆者が30代の頃、勤め先の社内預金制度を利用して貯金をしていました。
子育て真っ只中で、子供の人数も多い筆者は、貯金ができないことに悩んでいたのです。
なんとかして貯金がしたいと思っていたので、思い切って社内預金を申し込みました。
毎月のお給料から手取りは減りますが、社内預金の残高が毎月増えていくので嬉しかったです。
会社勤めをしている方で、社内預金制度や給与振込先を2つに分けられる場合、うまく利用するとお金が貯まります。
貯金専用の口座を作る
筆者の30代の友人は、貯金専用の口座を作って貯金をしています。
貯金も生活口座ひとつで管理していたようですが、別口座にする方が残高が分かりやすくなったそうです。
増えた分がしっかり把握できるので、楽しく続けられるのだとか。
貯金方法は、生活口座にお給料が入ると、一番に貯金用に決めた金額を別口座に移すだけです。
一番初めに貯金用のお金を取り分けることが、うまくいくポイントですね。
NISAを利用する
筆者の30代の友人が、NISAを利用して貯金をしている体験談です。
銀行で貯金よりも効率が良いと勧められて、加入を決めたそうです。
実際に貯金の利率は、定期預金で高くても0.3%なのに対して、投資の利回りは10%を越えることも。
NISAは複利で運用されるため、元本だけではなく、増えた運用益にも利息がつきます。
リスクを抑えても、貯金よりお金は増えやすい傾向があります。
まだ始めたばかりで、今のところお金が増えた実感はないそうですが、今後が楽しみなようです。
ポイントで貯める
筆者の20代の友人は、ゲーム感覚でポイントを貯めるそうです。
ネットで商品を買うときは必ずポイントサイトを経由する、現金支払いを出来るだけ減らすことを意識しているそうです。
貯まったポイントは現金化できるため、ある程度貯まると貯金用の口座に移すのだとか。
また、現金化できないポイントは運用に回して、ポイントを増やすそうです。
増やしたポイントで商品の購入などができるため、節約にもなりますね。
まとめ
貯金をしたいのに、思うようには貯まらないと困ってしまいますよね。
実は、仕組みさえ作ってしまえば貯金は楽にできます。
本記事では、20代30代での貯金なしの割合と、今すぐできる貯金方法について紹介しました。
貯金なしでやばいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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