柴犬喧嘩に悩む飼い主さんは、多くいます。
しかし、喧嘩の理由や対策がわからず困るということも。
本記事では、柴犬の喧嘩の理由と対策について現役飼い主が徹底解説します。
柴犬の喧嘩に悩んでいる飼い主さんは、本記事を参考にしてください。
柴犬喧嘩の主な原因
柴犬の喧嘩の主な原因には、次の4つがあります。
- 縄張り意識の強さ
- 性格の問題
- ストレスの影響
- 姿勢のよさが誤解される
それぞれ詳しく解説します。
縄張り意識の強さ
自分の縄張りに入ってきた侵入者を排除しようと柴犬は攻撃し喧嘩になり、縄張り争いになるのです。
縄張り争いは犬にとっては本能で、殺し合いの喧嘩に発展する危険もあります。
縄張り意識の強さは特にオス同士が強く、家の周りだけでなく散歩コースで遭遇した犬はすべて侵入者として認識します。
お気に入りの散歩コースを自分の縄張りと認識していると、他の犬を見つけた際に縄張りに侵入してきた敵を排除しようと喧嘩になるのです。
性格の問題
性格には個体差があって穏やかでフレンドリーなタイプもいます。
フレンドリーなタイプは、構ってアピールのつもりで思い切ったいたずらをし、喧嘩になる場合も。柴犬の大半は、飼い主さん以外になかなか心を開きません。
相手の犬が遊びたくて近寄ってきても受け入れられず、攻撃体制になってしまうのです。
相手から喧嘩を仕掛けられた場合は、威嚇し相手を黙らせようとします。
収まらなければ「売られた喧嘩」を買ってしまうこともあるので要注意です。
ストレスの影響
柴犬の喧嘩の原因に、ストレスの影響もあります。
柴犬は警戒心の強い犬種です。
他の犬に強いストレスを感じると、追い払うためにほえたりかみつくふりをする擬似攻撃で拒否の気持ちを伝えようとします。
たとえば、飼い主さんが社会化トレーニングのつもりで犬同士を接触させると擬似攻撃を行います。
犬の場合は、どうしても吠えたほうが悪者扱いされがちです。
姿勢のよさが誤解される
胸をぐっと張っての直立姿勢・ピンと立った三角形の耳・遠くから見れば威嚇でピンとたっているような尾。
柴犬の容姿が、「喧嘩を売っているぞ」と誤解されるのも原因です。
姿勢の良さが誤解を招き、先制攻撃を受け喧嘩が始まってしまうのです。
喧嘩を防ぐための予防策
喧嘩になる前にできる予防策には、主に次の3つがあります。
- コミュニケーション力をつけさせる
- 適度に運動させる
- 相性悪いと感じたら避ける
それぞれ詳しく解説します。
コミュニケーション力をつけさせる
喧嘩になる前にできる予防策として、コミュニケーション力をつけさせることです。
子犬期に犬同士の遊びを通して犬社会のルールやマナーを学ばせます。
成犬になっても他の犬と良い関係を築けるようになります。
子犬期に、犬同士の触れ合いに慣れさせる「社会化」ができなかった場合でも心配いりません。
毎日の散歩で知り合った犬と様子を見ながら、少しずつあいさつをしたり遊ばせたりしているうちに学習していくものです。
適度に運動させる
適度に運動させてストレスを発散させておくのも、喧嘩を防ぐための予防策の1つです。
若くて元気のいい犬は、仲の良い犬同士が取っ組み合うプロレス遊びが大好き。
家の中でも、飼い主さんが遊び相手をしてあげると運動効果もたかまりストレス解消にもつながります。
プロレスでなくても、丈夫な綱を噛ませて引っ張りっこでもOK。
「少々乱暴かな?」と思う力で振り回して相手をすると、唸り声をだしながら必死に食らいついて離しません。
終わったあとは、スッキリした表情をしています。
相性悪いと感じたら避ける
散歩中、他の犬と出会った時にいつもと違う反応を見せた場合は、距離を取るか避けた方が喧嘩の予防策になります。
人間と同じで相性の悪い相手というものが、犬にもあるからです。
散歩の時間やコースが同じだと何度も出会うことになりますが、本当に相性が悪くなければだんだん様子に変化が現れます。
反対に、何度出会っても仲良くなれない犬もいるものです。
喧嘩が起きた時の対処法
犬同士の喧嘩は早めに対処しなければなりません。
喧嘩が起きた時の対処法は主に次の5つです。
- 飼い主さんが冷静になる
- 犬の気をそらすこと
- バリアを使って犬を引き離す
- 犬に毛布を投げかける
- 人が間に入る
それぞれ説明します。
飼い主さんが冷静になる
犬が喧嘩をしてしまった場合の対処法としては、まず飼い主さんが冷静になることが大切です。
衝動的に首輪を掴んでしまいがちですが、興奮状態なので反射的に噛む可能性があります。
犬が体を固くし、遊びではなく明らかに喧嘩をしている状況であれば、手を出さないほうが賢明です。
犬の気をそらすこと
喧嘩をしてしまったときの安全な対処法として犬の気をそらすようにします。
飼い主さんでも興奮状態の犬に手をかけると、噛まれる可能性があるからです。
ほうきなどの掃除用具やお散歩バッグを犬と犬の間に入れる・水をかける・大きな音を出すなどで気をそらせます。
とにかく早く全力で、相手の犬から注意をそらすようにすることが大切です。
バリアを使って犬を引き離す
喧嘩が起きた時に、バリアを使って犬を引き離す対処法があります。
2匹の犬の間に入れて、引き離すことができる物を探しましょう。
たとえば、大きなダンボールやベニヤ板・ゴミ箱のふた・太い棒などを使うと手にけがをせずに犬を引き離すことができます。
犬に毛布を投げかける
相手が見えなくなると喧嘩をやめる犬もいるので、犬に毛布を投げかける方法があります。
大きな毛布やタープ・上着などを喧嘩中の犬に投げかけ、落ち着かせてから引き離します。
人が間に入る
水も道具もない場合は、飼い主さんが間に入ることになります。
咬まれないよう最大限の注意が必要です。
あわてて愛犬を抱こうとするのではなく、まずは後頭部下から首辺りの皮をつかむようにします。
犬も痛みを感じず、人には犬の歯が届かない部位だからです。
まとめ
柴犬喧嘩に悩む飼い主さんは、多くいます。
しかし、喧嘩の理由や対策がわからず困るということも。
本記事では、柴犬の喧嘩の理由と対策について現役飼い主が徹底解説しました。
柴犬の喧嘩に悩んでいる飼い主さんは、本記事を参考にしてください。
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