犬はどうして吠える?意味や吠えなくするポイントと注意点を解説


「うちの犬がよく吠える!」

そんな時、飼い主は何とか吠えるのをやめさせたいですよね。

うさぎのれもん
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実は、犬が吠えるのをやめさせる方法があります。

本記事では、犬が吠える理由と、吠えなくするポイントや注意点を解説します。

愛犬がよく吠えて悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

 

犬が吠える意味とは?

そもそも、どうして犬は吠えるのでしょうか。

理由としては、意思表示やコミュニケーションツールとして犬は吠えるといわれています。

犬が吠える意味は、主に7つあります。

  1. チャイムや電話の音が鳴ると吠える
  2. ご飯やおやつ、散歩に行きたい時に吠える
  3. 飼い主さんが帰って来たときや遊んでいる時に吠える
  4. 恐怖心から吠える
  5. どこか痛い時に吠える
  6. ストレスが原因で吠える
  7. 認知症になったことで吠える

 

詳しく説明します。

 

チャイムや電話の音が鳴ると吠える

一つ目は、チャイムや電話の音が鳴ると吠える場合です。

チャイムなどの音に反応して吠えるのは、犬が警戒しているからです。

 

音に反応して吠える行動は「警戒吠え」と言います。

犬は縄張りを守る本能により自分の身や飼い主の危険を察知し、周囲に注意を促しています。

 

チャイムや電話の音が鳴ると吠える犬は、犬が警戒して危険を知らせてくれていると理解してあげましょう。

 

ご飯やおやつ、散歩に行きたい時に吠える

ご飯やおやつをほしい時や散歩に行きたい時に吠えることもあります。

犬は「ご飯がほしい」「散歩に行きたい」と、飼い主に自分の要求を伝えようとしているのです。

 

飼い主に要求したい時に吠えるので「要求吠え」といわれています。

飼い主としては特に改善したい吠え方ですよね。

 

吠えた時におやつなどご褒美をあげると「吠えると希望を叶えてくれる」と学習し、更にエスカレートするので気をつけましょう。

 

飼い主さんが帰って来たときや遊んでいる時に吠える

飼い主が帰ってきたときや遊んでいるときに吠えることもあります。

飼い主に帰宅時に吠えてしまうのは、嬉しさなどで気持ちが高ぶり興奮状態となっているのが原因です。

 

「興奮吠え」ともいわれ、飼い主が一緒になって喜んだり大きな声を出して叱ったりすると、更に興奮が収まらなくなり注意が必要です。

愛犬が「興奮吠え」をしているなと感じたら、静かに愛犬から離れ、興奮が収まるのを待ちましょう。

 

恐怖心から吠える

犬は恐怖心から吠えている場合もあります。

雷や花火などの大きな音がしたり、知らない人や犬にじっと見つめられたりすると、犬は強い恐怖を感じて吠えることがあります。

 

不安や恐怖を感じたとき、犬は自身を守るために「怖い」「嫌だ」「あっちへ行って」と吠えて訴えているのです。

唸り声や低めの声で吠えているとき、また背中の毛が逆立っている場合などは、犬が恐怖を感じているサインです。

 

愛犬が恐怖を感じている時は絶対に叱らず、吠える対象から離れるか、近づく前に気づいて距離を取ると良いでしょう。

 

どこか痛い時に吠える

犬は、どこか体に痛みがあるときにも吠えます。

犬は痛みを感じているときに、鳴き声で飼い主に訴えるのです。

 

「キャン!」という甲高い鳴き声は突然の痛みや衝撃的な痛みを表します。

骨折や脱臼、椎間板ヘルニアなどのけがを疑ったほうが良いでしょう。

 

何度も「キャンキャン」と鳴く時や、他に理由も無さそうなのに吠える時は、継続した不快な痛みが原因かもしれません。

継続した不快な痛みの例として、腹痛などがあります。

 

愛犬が痛みを訴えるような吠え方をしている際は、放置せずできるだけ早く動物病院で診てもらいましょう。

 

ストレスが原因で吠える

犬は、ストレスが原因で吠えることもあります。

運動時間や遊ぶ時間が減ること、一人で留守番する時間が長いなども、犬にとってはストレスの原因となります。

 

例えば散歩の時間が排泄だけで数分と短かったり、愛犬とあまり遊んでいなかったりなどはありませんか。

仕事で、毎日長時間家を空けるのもストレスの原因になります。

 

運動によるストレス発散をしつつ、愛犬と十分なコミュニケーションをとり、一緒に過ごせる安心感、満足感を与えましょう。

 

認知症になったことで吠える

犬は認知症になった場合でも吠えることがあります。

老犬で、今までになかった症状が出てきた場合「認知症」を発症していることが考えられます。

 

次のような症状が複数あれば、認知症の可能性があるのでチェックしてみましょう。

  • 夜鳴きや無駄吠えをする
  • 昼夜逆転している
  • 物にぶつかることが増えた
  • トイレを失敗することが増えた
  • 狭くて通れないところを通ろうとする
  • 同じ場所で自分の位置でグルグルと回っている
  • 一点を見つめて動かない
  • 音や匂いなどの刺激に反応しなくなる
  • 理由もなく噛んだり、攻撃的な態度をとったりとる

 

参考:犬が吠える6つの理由としつけ方!NGな対処法も|イオンペット犬が吠える理由 Vol.1~なぜ犬が吠えるのか考えてみよう~|ユニ・チャームペット老犬が無駄に吠えるのはなぜ?原因と対処方法を解説|COCOPET【獣医師監修】犬の吠え癖を直したい!理由を知って正しく対策を|犬との暮らし大百科

 

犬が吠えないようにするポイント

犬が吠えないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。

大きく分けて3つのポイントがあります。

  1. 吠えないようにする環境作り
  2. 吠えても無視する
  3. 吠えさせないように指示を出す

詳しく解説します。

 

吠えないようにする環境作り

有効な対策は、犬が吠えないように環境を整えることです。

環境作りは「警戒心や縄張り意識が強い犬」「興奮する犬」「音など状況に反応する犬」に効果的です。

 

不安や寂しさを感じやすい犬にも、効果が期待できますよ。

警戒心や縄張り意識が強い場合は散歩コースや時間帯を変え、吠える相手に会わないよう吠えにくい環境作りをすると良いでしょう。

 

興奮や、音への反射で吠える場合はクレート・トレーニングも有効です。

チャイムなど愛犬が反応する条件で一度クレートに入れ、クレート内で吠えなければ外に出して遊んであげるようにしましょう。

 

飼い主のいない状況で愛犬が不安に思う場合は「一度離れる→吠える前に戻る(安心させる)」を繰り返してみましょう。

愛犬にも「飼い主は必ず戻ってくる」と思わせることができますよ。

 

吠えても無視する

犬が吠える対策としては、吠えても無視する方法があります。

無視する方法は、「要求や自己主張」「構ってほしい」「興奮」が原因で吠える犬に有効です。

 

愛犬が吠えても反応はせず、まずは根気よく、愛犬の「吠えると良い結果になる」という認識を改めることを目指します。

吠えても無視されることで、愛犬も「吠えても意味がない」という認識に変わっていきます。

 

完全に無視することが難しい場合でも、吠えたらすぐ構わないようにしましょう。

指示を挟み、指示に従えたら褒めるようにします。

 

吠えさせないように指示を出す

犬が吠える場合の対策として、吠えさせないように指示を出すのも効果的です。

犬は既にトレーニングで学習した指示に従う際は、脳が冷静になり、興奮を落ち着かせることができるからです。

 

飼い主が指示するといつでも従えるよう、おやつなどを用意しながらオスワリ、フセなどのコマンドをトレーニングしておきます。

興奮しそうになった時は、いつもの「オスワリ」「フセ」の指示を出すことで、興奮を止めることができるようになります。

 

もし愛犬が何か要求吠えをしてきたら、要求に応える前に、まず飼い主から犬に指示を出すと良いでしょう。

 

犬が吠えるときの注意点

犬が吠えるときに注意してほしいことがあるので、3つ紹介します。

  1. 怒らない
  2. 罰を与えない
  3. 犬の体調の変化を見逃さない

詳しく説明します。

 

怒らない

一つ目の注意点は、犬が吠えたときに怒ることです。

犬は繊細で飼い主の言動にも敏感な生き物のため、怒られることが増えると飼い主との信頼関係も壊れてしまう恐れがあります。

 

大声で怒ると、吠えるのを止めるどころか「構ってもらった」と思い逆にエスカレートしてしまう場合があります。

同時に恐怖を感じて飼い主に対して萎縮したり、無気力な状態になったりすることも。

 

犬は褒められた時の嬉しさをよく覚えているので、「静かにできたら褒める」「良いことをしている時に褒める」を意識しましょう。

 

罰を与えない

二つ目に注意してほしいことは、罰を与えることです。

愛犬が吠えるのを止めないからといって罰を与えるのは、犬に恐怖心や苦痛を与えてしまいます。

 

恐怖心や苦痛により愛犬との信頼関係が壊れ、飼い主の指示に従わず攻撃的な行動に繋がります。

罰とは体罰だけではありません。

 

「苦手な音を近くで鳴らす」「キツイ口調で怒る」「ケージを叩く」なども、愛犬には恐怖を与える行為です。

飼い主の顔を見ておどおどする、手を近づけたり上にあげたりすると怖がるようなことがあれば、愛犬が恐怖を感じているサインです。

 

愛犬の怯えた様子が少しでもあれば、早急にしつけを見直しましょう。

 

犬の体調の変化を見逃さない

最後に注意してほしいのが、犬の体調の変化を見逃さないことです。

愛犬が吠える理由として、痛みや苦しさ、違和感を飼い主に訴えていることも考えられます。

 

普段とは違う吠え方以外にも、「痛そうな仕草をする」「触ると唸ったり吠える」「食欲がない」「動きたがらない」などの変化がみられます。

愛犬のいつもと違う様子に気がついたときは、すぐに動物病院に連れていきましょう。

 

まとめ

犬がうるさく吠えてしまうと、何とかやめさせたいですよね。

犬が吠えるのを止めない時には、対処する方法があります。

 

本記事では、犬が吠える理由と吠えなくするポイントや注意点を解説しました。

愛犬が吠えるのをやめさせられずに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

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