「夫婦で喧嘩ばかり……子どもはどう思っているのだろう?」
夫婦喧嘩が増えて、子どもに悪影響があると困ってしまいますよね。
本記事では夫婦が喧嘩ばかりになる原因や子どもへの影響、解決方法などについて紹介します。
夫婦喧嘩ばかりで悩んでいる方は、参考にしてくださいね。
夫婦が喧嘩ばかりになる原因
夫婦が喧嘩ばかりになってしまうのは、どうしてでしょうか?
喧嘩が増える主な原因は、主に5つあります。
- 教育方針の違い
- 家事育児の分担
- 義実家との関係
- 金銭的な問題
- コミュニケーション不足
順に詳しく説明します。
教育方針の違い
夫婦の間で教育方針に違いがあると、喧嘩になりやすいです。
なぜなら、夫婦で教育方針が違う場合、子供に目指してもらいたいゴールが違うことが多いからです。
習い事や受験、公立私立の選び方などで、夫婦の意見が割れて喧嘩になるケースがあります。
夫は将来を見据えた教育を、妻は体力作りや社交性というように、優先事項が違うときも喧嘩になりがちです。
しかも、夫は教育方針に口を出すだけで、塾の送り迎えなどの負担はすべて妻ということも。
教育方針に違いはあっても、お互いに子どものためを思うからこその選択をしているはずです。
親のエゴを子供に押し付けていないか、子どもの希望や特性に合っているか、といったことも考えてみましょう。
家事育児の分担
家事育児の分担についてお互いに納得感がない場合、夫婦喧嘩が増えることがあります。
たとえば、夫は夕食後の食器洗いをして「家事をしている」と思っているのに、妻は「夫はやってない」と認識が食い違うことも。
「やった」の基準が違っていれば、得られる結果が違っても当然です。
また、家事のやり方に対して妻にこだわりがある場合、夫が違う方法で家事をすると妻は怒りを感じる場合もあります。
家事育児の分担は、細かいルールがあったりマイルールがあったりする場合、喧嘩に発展しやすいです。
夫婦で最低限のラインを決めて、あとは大目に見ることも必要ですね。
義実家との関係
夫婦が喧嘩ばかりになる原因として、義実家との関係が影響することもあります。
なぜなら、自分の実家と同じように義実家とも、良い関係を築いて欲しいと、相手に対して望みがちだからです。
しかし、夫婦と親の考え方が違ったり、親が夫婦に口出しをし過ぎたりして喧嘩になってしまう場合があります。
義実家との関係が悪いと、義親と相手との板挟みになって、嫌気がさしてしまうことも。
義実家と円満な関係ではない場合、好き嫌いの感情で動くのではなく、状況に合わせた大人の対応を意識してみましょう。
金銭的な問題
夫婦が喧嘩ばかりになる原因のひとつに、金銭的な問題があります。
たとえば、夫が借金を作っていた場合、借入金額や使い道、返済方法などが気になりますよね。
基本的に、夫婦はひとつのお財布で生活をしているため、どちらかが浪費をすると夫婦のお金が減ります。
相手のせいで自分だけが我慢をしている気分になって、些細なことでイライラしてしまうことも。
金銭感覚のズレなど、お金にまつわる問題は夫婦喧嘩に発展しがちです。
収入を増やしたり節約したり、夫婦で家計の状況を共有して、できる対策を考えてみましょう。
コミュニケーション不足
夫婦間のコミュニケーションが不足すると、喧嘩が増える傾向があります。
なぜなら、意思の確認などが十分にできず、すれ違いが起きやすいからです。
たとえば、妻が食事を作って「ありがとう」や「いただきます」を夫が言わないとします。
夫は「感謝の言葉を言わなくても、妻は分かってくれるだろう」と考えがちです。
しかし妻は、味付けが気に入らないのかと不安になったり、自分を家政婦のように感じて不満に思ったりすることも。
同じ景色を見ていても、会話がないと何を考えたり感じたりしているのかが分かりません。
コミュニケーション不足が続くと、気持ちがすれ違いやすくなり、些細なことでも喧嘩になりがちです。
時間が合わないなど、顔を見て話すのが難しいときも、LINEなどでのこまめなコミュニケーションを心がけましょう。
夫婦喧嘩が子どもに与える影響
夫婦喧嘩は、子どもに悪影響を与える傾向があります。
なぜなら、怒鳴り声などは脳を萎縮させてしまうからです。
たとえば、筆者が育った環境では、父親が母親を怒鳴ることがよくありました。
筆者は父が怒鳴るたびに怖くて、ソッと部屋から出ていたのです。
両親が離婚したらどうしようと心配になって、勝手に弟と今後について話し合った記憶もあります。
大人になって振り返ると母の態度も悪かったと感じるのですが、子どもの頃、筆者は父が嫌いでした。
だいぶマシにはなりましたが、今でも大声を出す人や怒鳴る人は苦手です。
旦那と深刻な話をするとき、思考がフリーズして内容がうまく入ってこないことも。
筆者の体験からも、夫婦喧嘩は子どもに対してあまり良くない影響を与えると考えられるでしょう。
参考サイト:足立区「その夫婦げんか 子どもの脳を傷つけています」
喧嘩ばかりの夫婦が仲良く過ごすコツ
すぐ喧嘩になってしまう夫婦が仲良く過ごすには、どうすれば良いのでしょうか?
おすすめしたい夫婦が仲良く過ごすためのコツは、主に4つです。
- お互いに思いやりを持って接する
- 価値観や意見を尊重し合う
- 話し合いで解決する
- カウンセリングを受ける
詳しく説明します。
お互いに思いやりを持って接する
喧嘩ばかりの夫婦でも、お互いに思いやりを持って接すると仲良く過ごせる可能性が高まります。
「自分のことを考えてくれている」ということが相手に伝われば、頑なだった相手の態度も柔軟になれるからです。
自分の言いたいことや、やりたいことを優先させるのではなく、相手に配慮する姿勢を忘れないようにしましょう。
「自分が相手の立場だったら、どう思う?」と考えてみると良いですね。
そして、自分がして欲しいことや、されて嬉しいことを思い浮かべて実践しましょう。
思いやりは、最大の夫婦円満のコツなのです。
価値観や意見を尊重し合う
喧嘩ばかりの夫婦が仲良く過ごすためには、価値観や意見を尊重し合うことも大切です。
自分の価値観や意見を否定ばかりされていたら、心を閉ざしたくなることも。
もし理解ができない意見があっても「そんな考え方もあるんだ」と一度受け入れてみてください。
次に「なぜ、そんな考え方になるのか?」と背景を考えてみましょう。
背景が分かると、自分の感じ方が変化する可能性が高いです。
お互いに違いはあって当然のことだと考え、尊重し合うことが必要です。
話し合いで解決する
何か問題が起きたときに、話し合いで解決することも、夫婦が仲良く過ごすためには必要です。
話し合いの機会を作ることですれ違いに気づき、喧嘩になる前に修正ができます。
たとえば筆者の場合、夫は仕事が忙しいので普段は常にワンオペです。
子どものことなどを夫に相談したくても、夫は不在がちなため頼りにくいです。
筆者は子どものことは夫婦で決めたいと考えているため、相談もできない状況に不満が溜まりがちでした。
そこで思い切って、相談できない状況に不満があることや一緒に考えたいことなどを素直に夫に伝えました。
夫は、忙しくても、家のことだから遠慮なく話して欲しいと思っていたのだとか。
筆者も話すことで自分の思考が整理でき、勝手に遠慮して、夫に伝えることもしていなかったと気がついたのです。
さらに、夫は子どもや家のことに対して、興味関心を持っていることが分かったので、私も安心できました。
話し合いで改善される問題は、意外と多いかもしれませんよ。
カウンセリングを受ける
喧嘩ばかりの夫婦が仲良く過ごすには、カウンセリングを受けることもひとつの方法です。
なぜなら、第三者が間に入ることによって、お互いのことを冷静に理解できると考えられるからです。
たとえば、夫婦だけでは喧嘩になってしまう場合でも、カウンセラーが夫婦別々に意見や気持ちを聞いてくれます。
お互いの話を聞いたうえで、夫婦の気持ちを整理して誤解などを解き、解決へ導こうと努めてくれます。
直接相手の顔を見ずに話すケースも多く、感情的になりにくいでしょう。
カウンセリングを受けることも、夫婦喧嘩の解決には効果的なのです。
まとめ
夫婦喧嘩が増えて、子どもに悪影響があると困ってしまいますよね。
実は、夫婦喧嘩は減らせる可能性があるのです。
本記事では夫婦が喧嘩ばかりになる原因や子どもへの影響、解決方法などについて紹介しました。
夫婦喧嘩ばかりで悩んでいる方は、参考にしてくださいね。
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