「愛犬を自宅でシャンプーしてあげたい」
そんな時、愛犬がお風呂を怖がるっていると困りますよね。
本記事では、愛犬を自宅でお風呂に入れる方法を紹介します。
自宅で愛犬をシャンプーしたい方は、参考にしてくださいね。
犬のお風呂の入れ方で注意すること
自宅で愛犬をお風呂に入れる時は、以下のことに気をつけましょう。
- 初めてのお風呂は予防接種の2週間後以降にする
- 食後すぐの入浴は避ける
- シャワーで大きな音を立てないようにする
- 少しずつ水に慣れさせる
- 押さえつけたり怒ったりしない
- 目や耳に水が入らないようにする
詳しく説明します。
初めてのお風呂は予防接種の2週間後以降にする
子犬を初めてお風呂に入れる場合、生後2ヶ月頃から受ける1回目のワクチン接種から2週間後以降が良いといわれています。
なぜなら子犬はまだ免疫が弱く、お風呂に入れることで病気になってしまう可能性があるからです。
かかりつけの獣医さんがいる場合は、相談してみましょう。
また、子犬はまだ体温調節が上手にできない場合があります。
1回目の予防接種が終わっていても、冬はもう少し暖かくなるまで待つなど、愛犬の様子を見ながらスタートしましょう。
参考:子犬のお風呂はいつから?初めてのシャワーは何ヶ月 | 犬のQ&A集 – dogoo.com
食後すぐの入浴は避ける
食後は1時間以上空けてからお風呂に入れるようにしましょう。
食後すぐに入浴すると、急激に身体が温まり胃腸の血液循環が悪くなります。
その結果、消化不良になり、嘔吐してしまう可能性も…。
愛犬の身体への負担を減らすために、食後すぐの入浴は避けましょう。
シャワーで大きな音を立てないようにする
シャワーヘッドはなるべく愛犬の身体に近づけて洗いましょう。
音に敏感なわんちゃんは、シャワーの音に驚いて恐がってしまうのです。
また、水圧も弱めに設定し、なるべく愛犬を驚かさないようにしましょう。
どうしても恐がってしまうわんちゃんにおすすめなのは、靴下を使う方法です。
シャワーヘッドに靴下を装着し、水圧を弱めにして、愛犬の身体に添うようにシャワーを当てます。
筆者の愛犬もとても臆病で音に敏感なので、この方法で洗っています。
シャワーが苦手なわんちゃんにはぜひ試してみてください。
少しずつ水に慣れさせる
いきなり身体にシャワーの水をかけず、足元から少しずつ濡らしましょう。
突然身体に水を掛けられると、愛犬が驚いてしまうからです。
優しくゆっくり、少しずつ水をかけて慣らしながら、全身を濡らすようにしましょう。
押さえつけたり怒ったりしない
お風呂が苦手で大暴れするわんちゃんもいますが、無理に押さえつけたり大きな声で怒ったりしないようにしましょう。
わんちゃんがお風呂を「怖い場所」「イヤな場所」だと思ってしまうからです。
どうしても水が苦手なわんちゃんもいますが、なるべく優しく声をかけながら、身体を洗うようにしましょう。
目や耳に水が入らないようにする
顔を洗うときは、なるべく目や耳に水が入らないように気を付けましょう。
水に慣れていないわんちゃんは目や耳に水が入ると驚いてしまうからです。
顔を洗う時は、タオルやスポンジにお湯を含ませてゆっくり洗うと良いですね。
また、鼻に水が入ってしまうと嫌がります。
頭にシャワーをかける時は必ず鼻を少し上にむけ、鼻を避けた眉間あたりから頭の後ろに向かってシャワーで流すようにしましょう。
参考:愛犬のシャンプー、顔にかかってOK?頻度は? 専門家が答えます!|いぬのきもち
犬のお風呂の入れ方は?手順7ステップ
愛犬をお風呂に入れるときは、どのような手順で入れると良いのでしょうか?
主な手順は以下の通りです。
- 37~38℃のぬるま湯で身体を濡らす
- 犬用のシャンプーを泡立てる
- 脚→お尻→胸→背中→頭部→顔の順で洗う
- 高いところから泡を洗い流す
- タオルでしっかり水気を取る
- ドライヤーの弱で乾かす
- 耳の中の水気をガーゼで拭き取る
順に詳しく説明します。
①37~38℃のぬるま湯で身体を濡らす
自分が少しぬるいと感じる程度のぬるま湯で身体を濡らしてあげましょう。
お湯が熱いと愛犬が驚いてしまいます。
また、突然シャワーを強く出さず、弱い水圧で少しずつ足元やお尻側から濡らすようにしましょう。
筆者はシャワーヘッドに靴下を装着し、愛犬の身体にシャワーヘッドを近づけて濡らしています。
靴下を装着しておくと大きな音が出ないため、水の音が怖い愛犬も落ち着いてお風呂ができますよ。
水が苦手で動き回ってしまう愛犬には、お風呂マットを敷いてあげると、わんちゃんが滑りませんしお風呂も傷つかなくて安心です。
②犬用のシャンプーを泡立てる
犬用のシャンプーは必ず泡立ててから愛犬の身体に乗せましょう。
泡立てた方が、愛犬の皮膚や被毛への負担が少なくなり、浮かせた汚れの再付着も防げるからです。
泡立てるには、タライなどに犬用シャンプーを入れ、勢いよくその中にシャワーを出すのが簡単です。
しかし筆者の愛犬のように、シャワーの音で怖くなってしまうワンちゃんにはおすすめできません。
シャワーの音が苦手なわんちゃんを洗う場合は、人間用の泡立てネットを使って泡立てましょう。
タライなどに犬用シャンプーを3プッシュ分入れ、お湯で濡らした泡立てネットで揉むと、とてもキメの細かい泡ができます。
筆者も、こちらの方法で泡立ててから洗うようにしています。
最初から泡で出てくるシャンプーもあるので、慣れるまでは泡シャンプーの使用が手軽です。
参考:シャンプーに泡立ちはなぜ必要なのですか?刺激は強くないですか? | 人が好き、犬が好き、ありがとう|ワンクスクリエイション
参考:犬のシャンプーでおすすめの泡立て器は?泡立て方も紹介【トリマー解説】 | maiku blog
③脚→お尻→胸→背中→頭部→顔の順で洗う
シャンプーを泡立てたら、スポンジに泡を含ませ、脚から順番に洗いましょう。
顔が濡れるのを嫌がるワンちゃんが多いので、顔が濡れている時間をなるべく減らすために顔を最後に洗います。
優しく話しかけながら、指の腹部分を使って愛犬を優しくマッサージするように洗いましょう。
表面だけでなく、皮膚までしっかり洗うことが大切です。
また、顔を洗う時は耳や目に泡が入らないように細心の注意を払いましょう。
どうしても顔を洗うのを嫌がる愛犬には、濡れたガーゼで目や耳の周りを拭くだけでも大丈夫です。
無理をしないように、優しく洗ってあげてくださいね。
④高いところから泡を洗い流す
洗い流すときは、頭の高い部分から洗い流しましょう。
なぜなら、泡や汚れが再付着するのを防ぐためです。
まずは愛犬の鼻を少し上に向け、鼻に水が入らないようにします。
そして、頭の一番高いところから後頭部に向かって優しくシャワーを掛けます。
立ち耳のワンちゃんは、耳に水が入らないように耳を倒しましょう。
口回りと目の周りは、お湯をたくさん含ませたタオルやスポンジで拭くと流しやすいです。
すすぎ残しがないように、しっかりと流しましょう。
⑤タオルでしっかり水気を取る
最後はしっかりとタオルで拭きましょう。
特に長毛の愛犬は、ドライヤー時間短縮のため、しっかりとタオルドライするのがおすすめです。
毛先だけでなく、皮膚をマッサージするように優しくタオルで水気を吸い取りましょう。
ちなみにわんちゃんの耳に息を吹きかけると、ぶるぶると身体を振ります。
水気が一気に飛ぶので、短毛の愛犬だとこれだけでかなりタオルドライが楽になります。
ぜひ試してみてくださいね。
⑥ドライヤーの弱で乾かす
タオルドライのあとは、ドライヤーの弱モードで全身を乾かしましょう。
人間用のドライヤーは犬用ドライヤーよりも設定温度が高いので、人間用のドライヤーを使用する場合は必ず低温に設定します。
それでも20~30cmは離した位置から風を当てるようにし、愛犬が熱いと感じないようにしましょう。
また、ブラッシングしながら乾かすと抜けた毛が絡まらず、きれいにふんわり仕上がります。
毛が濡れている時間が長くなると皮膚が蒸れたり、細菌が繁殖し皮膚炎などの原因になったりすることがあります。
お腹周りは特に自然乾燥では乾きにくいので、必ずドライヤーで乾かしましょう。
⑦耳の中の水気をガーゼで拭き取る
最後に、耳の中をガーゼやタオルで優しく拭きとってあげましょう。
耳の中に泡やお水が残っていると、中耳炎の原因になる可能性があります。
お風呂の後にふき取ると、湿気で浮いた耳の汚れがよく取れます。
必ず拭きとりましょう。
まとめ
家で愛犬をお風呂に入れるのは難しいと悩んでいる方も多いかもしれませんね。
本記事では、自宅で愛犬をお風呂に入れる方法と注意点をご紹介しました。
愛犬が恐がったり嫌がったりするポイントを押さえておくと、自宅でもスムーズにお風呂に入れることができ、スキンシップにもなります。
大切な愛犬とのスキンシップのために、本記事を参考にわんちゃんとのお風呂タイムを楽しんでくださいね。
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