「いつになれば学校に行けるの?もう少し見守っていても良いのかな?」
子供が不登校になると、親は対応に悩んでしまいますよね。
じつは、学校に行くきっかけは子供によって様々ですが、学校に行くまでにはいくつかのステップがあるのです。
本記事では、不登校の子供が学校に行くまでのステップや、親が注意すべきことについて紹介します。
筆者も、娘が中学生の時に不登校だったので、学校に行くきっかけを探して悩んだ経験があります。
実際の体験談も交えて紹介しているので、子供の学校に行くきっかけに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
不登校でも大丈夫!学校に戻る勇気を持つためのステップ
不登校になった子供は、どうすれば学校に戻れるのでしょうか?
もう一度学校に戻る勇気を持つためには、4つのステップがあります。
- 家庭を安心できる居場所にする
- 家庭以外の居場所を作る
- 外部機関に相談する
- 適度なコミュニケーションをとる
それぞれ、詳しく紹介します。
家庭を安心できる居場所にする
学校に戻る勇気を持つための初めのステップは、家庭を安心できる居場所にすることです。
なぜなら、家庭は子供が多くの時間を過ごす場所だからです。
不登校の子供は学校に行けないことで自分を責めてしまい、自己肯定感を下げてしまう恐れがあります。
家庭で安心して過ごせることで自己肯定感が育まれ、次のステップに進む力が湧いてきます。
具体的には、親から子供への登校を促すアプローチは最低限にすることです。
子供の気持ちを受け入れ、批判や指摘を控える姿勢を大切にしましょう。
子供が家で安心して過ごせるようになると、自然と前向きな気持ちになり、きっと本来の力を取り戻せるはずですよ。
家庭以外の居場所を作る
家庭以外の居場所を作ることも、学校に戻る勇気を持つためには重要です。
というのも、家庭以外にも安心できる場所や交流できる人を見つけることが、子供にとって良い刺激になるからです。
まず家が安心できる場所になると、気持ちが前向きになり未来のことを考えられるようになります。
次に地域の学習支援センターなどで、自分と同じ不登校の子供に出会えば、自分の状況や将来を客観的に考えるきっかけになるかもしれません。
もし、対面での交流が難しければオンラインを活用しても良いでしょう。
また、塾やスポーツクラブなどで悩みを相談できる友達ができることもあります。
「外に行く・行かない」などの意思決定を子供に任せて、「自発的に行動できた」という成功体験を作ると良いですね。
学校や家庭以外で活躍できる居場所ができると子供の自信につながり、学校に戻る勇気を持てる可能性があります。
外部機関に相談する
学校に行くためのステップとしては、外部機関に相談することも有効です。
子供の心が十分に休まって充電ができると、将来について相談される場合もあります。
親が外部機関に相談をしないと、自分の考えが及ぶ範囲での思考になるため、どうしても情報や選択肢が偏りがちです。
育成センターやフリースクールなどの外部機関に相談して専門家の知識を借りると、様々な情報を知る手掛かりになります。
距離感の近い学校には相談しづらいことがあっても、外部機関になら話せることも。
結果として選択肢が広がり、子供に合う学校に行くきっかけが見つかるかもしれません。
視野を広げるために外部機関を利用するのも、1つの方法ですよ。
適度なコミュニケーションをとる
子供と適度なコミュニケーションをとることも、学校に戻る勇気を持つために効果的です。
コミュニケーションを通じて親が子供の本音や状況を知ることで、適切なサポートができると考えられます。
料理や掃除など、一緒に家事をすると自然と会話が生まれるはずです。
子供に対して無視をしたり高圧的な態度をとったりするのは、絶対にやめましょう。
親子の信頼関係や相互理解を深めるために、コミュニケーションは欠かせません。
不登校の子供が学校に行くきっかけになった体験談
どのようなきっかけがあると、不登校の子供が学校に行くようになるのでしょうか?
不登校から学校に行くようになったきっかけについて、実際の体験談を筆者の体験も交えて紹介します。
- 自信を取り戻したことが学校に行くきっかけ
- 親からの声かけが学校に行くきっかけ
- 希望を見つけたことが学校に行くきっかけ
自信を取り戻したことが学校に行くきっかけ
小学生の男の子が不登校から学校に行けるようになったという体験談です。
男の子は学校でいじめに遭い、学校に対してネガティブな感情を持つようになり、学校に行けなくなりました。
母親は胸を痛めましたが、男の子と一緒に犬の散歩を始めたそうです。
そして、散歩途中に出会った施設のオーナーに誘われて、夏休み中に施設でボランティア活動をすることになったのだとか。
ボランティア活動を通じて新しい友達ができ、楽しく過ごしているうちに学校に対するネガティブな感情が和らいでいったそうです。
精神的に成長したとのことで、「新学期が始まる頃には学校に行く勇気を持っていた」と結ばれています。
参考サイト:不登校対応支援 SIA PROJECT
親からの声かけが学校に行くきっかけ
筆者の友人の中学生の子供が、半年以上の不登校から学校に行けるようになった時のエピソードです。
彼女の子供は大好きなゲームに夢中になり過ぎて、生活の乱れから不登校になりました。
ところが、進路について考えるようになり、将来への不安が芽生えたようです。
そこで、普段は温かく見守る姿勢に徹している彼女の夫が、ダメ元で「一緒に進路相談に行こうか?」と声をかけました。
子供のゲーム仲間でもある大好きな父親から言われて、前向きな返事があったそうです。
学校での面談に子供同席で参加でき、午前中だけ別室登校ができるようになり、今は定時制高校に通っています。
親からの声掛けが、学校に行く大きなきっかけになっています。
希望を見つけたことが学校に行くきっかけ
中学生の時に不登校になった筆者の娘が、学校に行くようになった体験談です。
娘は部活でミスをしてから学校を休みがちになり、しばらく様子を見ようと考えている間に、まったく行かなくなってしまいました。
朝起きる必要がなくなり、昼夜逆転してしまったこともあります。
とはいえ中学校の卒業が近づいてくると、娘は勉強の遅れや出席日数も気になり始めたようで、担任に相談することにしたのです。
そこで、育成センターの「ふれあい教室」なら、活動は午前だけで勉強もできるし出席日数に入ると教えてもらいました。
「今からできることがある」と希望を感じ、自暴自棄になりがちだった娘は自分らしさを取り戻していきました。
別室登校ができるようになり、その後は高校と大学を卒業して、今では一般企業で働いています。
学校復帰に向けて親が注意すべき3つのポイント
子供の学校復帰に向けて、親はどのようなことに注意が必要なのでしょうか?
親が注意すべきポイントは、主に3つあります。
- 無理やり学校に行かせない
- お子さんの変化に過剰に反応しない
- お子さんの復帰を焦らない
それぞれ、順に紹介します。
無理やり学校に行かせない
学校復帰に向けて親が注意すべきポイントは、無理やり学校に行かせないことです。
子供が望んでいないのに無理やり学校に行かせようとすると、不安や恐怖を感じる原因になり、親子関係が悪化する恐れがあります。
精神的な負担から子供が親に敵対心を持つと、心を閉ざしてしまうことも。
決して、学校に行かせることだけがゴールではないはずです。
子供が「今日は行かない」と意思表示をした場合、「無理をしなくても大丈夫だよ」と伝えて、家で落ち着ける環境を整えます。
子供の気持ちが学校に向くまで、無理やり学校に行かせるのではなく待ちましょう。
お子さんの変化に過剰に反応しない
子供の学校復帰に向けて親が注意したい点は、お子さんの変化に過剰に反応しないことです。
というのも親が過剰に反応すると、子供は「親の期待に応えなければいけない」と感じてプレッシャーになる場合があるからです。
たとえば、不登校の子供が学校の話題に興味を持ったら、親としては嬉しくなりますよね。
しかし、きちんと話を聞きながらも過度な期待を見せず、冷静に対応してください。
親の過剰な反応はマイナス効果を生む恐れがあるため、子供に負担をかけないように落ち着いた対応を心がけましょう。
お子さんの復帰を焦らない
お子さんの学校復帰を焦らないことも、親が注意すべきポイントの1つです。
なぜなら、子供にとって学校復帰は大きな挑戦であり、ストレスにもなり得るからです。
たとえば、親が復帰を焦って「いつまでに行くべき」といった期限を設けると、学校に行くことだけが正解になってしまいます。
もしできなければ「どうせ自分なんて・自分にはできない」と、子供は自己否定感を強めることになりかねません。
朝起きられた、家で学習できたなど、小さなことでも子供にとっては大きな成果であり成長です。
親としては長期戦を受け入れ、日々の変化を温かく見守るゆとりを持っていたいですね。
まとめ
不登校の子供が学校に行くきっかけを掴むために親ができることは、子供の精神状態を尊重し、焦らずにサポートすることです。
本記事では、子供が再び学校に行くまでのステップや、親が注意すべきことについて紹介しました。
学校に行くきっかけに悩んでいる方は、ぜひ参考にして、子供に寄り添ったり声掛けをしたりしてくださいね。


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