「家でも本格的な中華料理を食べたい!」
そんな時、レトルト食品は便利ですが何となく味気なく感じてしまいますよね。
実は、スパイス一つでいつもよりも本格的な中華料理を楽しめます。
本記事では中華料理に使われるスパイスを紹介します。
家でいつもよりも本格的な中華料理に挑戦したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
中華料理の香りを引き立てる『スパイス』の魅力とは?
中華料理と言えば、料理の味や豊富さだけでなく、食欲を刺激する香りも魅力的です。
中華料理は豊富なスパイスが使われ、複雑かつ大胆な香りを作っています。
中華料理に使われるスパイスは、古くから漢方薬や生薬として使われてきたものばかりです。
中華料理では健康の増進ためには医療も食事もどちらも大切だという「医食同源」に基づいてスパイスを料理に使っています。
食事を楽しむだけでなく健康にもいいのが、中華料理の香りを引き立てるスパイスの魅力です。
素材の味を引き立てる中華料理に使うスパイス15選
いつもより本格的な味になる中華料理に使うスパイスを15種類紹介します。
- 五香粉(ウーシャンフェン)
- 甘草(カンツァオ)
- 杏仁(シンレン)
- 松仁(ソンレン)
- 陳皮(チンピィ)
- 草果(ツァオグォ)
- 丁香(ディンシャン)
- 八角(パージャオ)
- 花椒(ホアジャオ)
- 香茅草(シャンマオツァオ)
- 肉桂(ロクグイ)
- 青花椒(チンホァジャオ)
- 孜然(ズゥラン)
- 香葉(シャンイエ)
- 枸杞子(グォジツ)
詳しく説明します。
五香粉(ウーシャンフェン)
中華料理に使われる代表的なミックススパイスが五香粉(ウーシャンフェン)です。
五香粉(ウーシャンフェン)という名の通り、5種類のスパイスがブレンドされています。
5種類のスパイスの配合は様々ですが、花椒(ホアジャオ)あるいは山椒・クローブ・シナモンの3種類にスターアニス(八角)・フェンネル・陳皮の内2種類を配合させたスパイスです。
甘くエキゾチックな香りが特徴的です。
通常は豚肉や鶏肉の中華風煮込みや煮卵の下味やたれ、仕上げに使われています。
また、タケノコを焼いた後に仕上げとして使われることもあり、肉類だけでなく野菜に一振りするだけで中華風に仕上げてくれます。
甘草(カンツァオ)
西洋ではリコリスと呼ばれる、甘みが特徴のスパイスが甘草(カンツァオ)です。
砂糖の100倍という天然の甘みを持つものの低カロリーのため、煮込み料理の甘みを出したいときや薬膳茶に使われます。
甘草(カンツァオ)は紀元前から薬として用いられており、漢方薬としても風邪薬や胃薬に処方されています。
杏仁(シンレン)
杏仁(シンレン)とはアンズの種のことです。
アンズの種を粉末にし、甘みを加えたものを杏仁霜と呼び、杏仁豆腐を作るときに使われます。
杏仁豆腐は日本では中華スイーツとして定着していますが、もともとは薬膳料理の一つでした。
杏仁(シンレン)は咳止めやぜんそくに効果があるとされ、杏仁(シンレン)の油分には整腸作用があると言われています。
松仁(ソンレン)
松の実を乾燥させたものが松仁(ソンレン)です。
中華料理としては、月餅の餡や中華ちまきに入っている松仁(ソンレン)をみたことがあるかもしれません。
松の実はビタミンやミネラル、良質の油分とたんぱく質を豊富に含んでおり、薬膳スープにも古くから用いられています。
松の実に含まれている成分は髪や肌を潤し、アンチエイジングにも抜群です。
癖がなく食べやすいので、中華料理に限らずサラダやスープにいれてもアクセントになり、取り入れやすいのが特徴です。
陳皮(チンピィ)
陳皮(チンピィ)はみかんの皮を乾燥させたスパイスです。
血流を良くして体を温めたり、リラックス効果のある香りをもっていたり、むくみを改善したりするので漢方薬としても古くから用いられてきました。
柑橘類特有のすっきりとした香りがあるため、炒め料理や肉類の煮物のアクセントや煮卵への香りづけ以外にも、いつものお茶に足すなど簡単に普段使いができるスパイスです。
草果(ツァオグォ)
火鍋によく使われる辛味成分を持つスパイスが草果(ツァオグォ)です。
草果(ツァオグォ)は辛み成分以外にも、体を温める温性という性質を持つため冷え性の人にも適しています。
辛いものが好きだけど体がすぐ冷えてしまう人は、ぜひ草果(ツァオグォ)を試してみてください。
火鍋以外に鳥料理との相性も良く、よだれどりのたれや消化を促す効能を持つことからスープやおかゆにも使われます。
丁香(ディンシャン)
丁香(ディンシャン)とは丁子(チョウジ)のことで、別名クローブとも呼ばれます。
華やかでありながらエキゾチックな香りが特徴です。
中華料理ではありませんが、ほかのスパイスと合わせてチャイの香りづけなどに使われます。
肉や煮込み料理との相性がよく、カレーのスパイスにしたり台湾ルーローハンにも使用されています。
八角(パージャオ)
中華料理のスパイスと言って思い出すのが、八角(パージャオ)です。
トウシキミという植物の種子を乾燥させたもので、星形のような見た目からスターアニスとも呼ばれます。
五香粉(ウーシャンフェン)にも使われるスパイスです。
甘く複雑な香を持ち、臭みを消すことから肉料理との相性がよく、豚の角煮に使用すると一気に中華風になります。
また、体を内側から温める性質を持っているため、肉類を使ったスープに入れて煮込むと肉の臭みを消すだけでなく、冷え性さんにもピッタリなスープに仕上がります。
花椒(ホアジャオ)
舌がしびれるような麻辣(マーラー)という辛味をもつスパイスが花椒(ホアジャオ)です。
麻婆豆腐を食べるときには花椒(ホアジャオ)のしびれる辛さがないと物足りないという人も多いのではないでしょうか。
麻婆豆腐だけでなく、煮込み料理や炒め料理に揚げ物と相性がよく、さまざまな調理方法に適しています。
塩と混ぜた花椒(ホアジャオ)塩をふったり、花椒(ホアジャオ)の入ったラー油で野菜をいためたりすることで、辛味を抑えながらも花椒(ホアジャオ)を楽しめます。
香茅草(シャンマオツァオ)
香茅草(シャンマオツァオ)はさわやかなレモンのような香りのするイネ科の植物から作られる香辛料で、別名はレモングラスです。
鶏肉料理のたれに使われたり、魚と一緒に蒸したりして香りを楽しむ調理方法が多いです。
おなかを温めてくれる作用があり、おなかが冷えているときや生理痛の時などにも使われます。
また、発汗作用があるため悪寒のする初期の風邪にも効果的に作用します。
料理に使用する以外に香茅草(シャンマオツァオ)を手軽に楽しむためには、お茶が最適です。
妊娠中授乳中、またイネ科アレルギーのある人には向きませんので注意しましょう。
肉桂(ロクグイ)
肉桂(ロクグイ)とはシナモンのことで、人類史上最古のスパイスであり、幅広い用途からスパイスの王様とも呼ばれます。
西洋東洋問わず、煮込み料理だけでなくお茶やスイーツにも使われ、甘いエキゾチックな香りが特徴です。
血の巡りを良くし発汗作用もあることから、漢方薬にも使われています。
青花椒(チンホァジャオ)
赤く熟す前の花椒(ホアジャオ)で作られるスパイスが青花椒(チンホァジャオ)です。
花椒(ホアジャオ)と比べて辛くなく、しびれも強くありません。
さわやかな強い香りが特徴です。
孜然(ズゥラン)
肉料理と抜群に相性が良いのが孜然(ズゥラン)、別名クミンシードです。
パウダー状にしたものを塩と一緒に仕上げに使うだけで、牛肉や羊肉といった強い味わいの肉のおいしさをより引き出してくれます。
また、豆料理に使うと味わいが濃くなり、肉がなくても満足度の高い一品に仕上がります。
香葉(シャンイエ)
香葉(シャンイエ)とはローリエのことです。
名前の通り非常に香りが強いので、においの強い食材のにおい消しに使われたり、煮込み料理に使われたりします。
また、肉や卵の漬けだれに使われ、食材に香りを移す調理法もあります。
枸杞子(グォジツ)
中華料理で料理にもスイーツにもお茶にも使われ、「不老長寿の実」と呼ばれるのが枸杞子(グォジツ)と呼ばれるクコの実です。
日本では杏仁豆腐やオーギョーチなどのスイーツに乗っている枸杞子(グォジツ)を見かけます。
枸杞子(グォジツ)は楊貴妃が愛用していたといわれ、若返り効果があると言われるほど栄養価が高い果実です。
乾燥した枸杞子(グォジツ)はクセがありますが、スープやスイーツに混ぜることで日常的に手軽に摂ることができます。
まとめ
中華料理に使われるスパイスを15種類紹介しました。
中華料理のスパイスは、古くから漢方薬や生薬として使われてきたものばかりです。
より本格的な中華料理が家で手軽に楽しめるだけでなく、健康にもよいというのが中華料理のスパイスの魅力です。
家でいつもよりも本格的な中華料理に挑戦したい人や医食同源に興味ある方は、本記事を参考においしい中華料理を作ってくださいね。


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