赤ちゃんに離乳食を食べさせる時、椅子に座ってくれないと困りますよね。
実は赤ちゃんが椅子を嫌がるのには、理由があるのです。
本記事では、離乳食中に赤ちゃんが椅子を嫌がる理由と対処法を解説します。
筆者の子どもが椅子に座るのを嫌がっていた時に、試した方法も紹介しますので、離乳食を食べさせるのに苦労されている方はぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんが離乳食中に椅子を嫌がる理由とは?
なぜ赤ちゃんは離乳食中に椅子を嫌がるのでしょうか?
考えられる理由が3つあります。
- 椅子の座り心地が良くない
- 椅子に座って食べるという感覚がない
- 食べるより他のものに興味がある
詳しく解説していきます。
椅子の座り心地が良くない
赤ちゃんが離乳食中に椅子を嫌がる理由の1つに、椅子の座り心地が良くない、ということがあります。
椅子の高さや座面の傾きが合わなかったり、椅子がガタガタ動いて不安定だったりすると、赤ちゃんは不安になるかもしれません。
そのような場合は、離乳食を始める前に使い慣れていたハイ・ローチェアなどに座らせてあげても良いですね。
椅子に座って食べるという感覚がない
赤ちゃんが離乳食中に椅子を嫌がるのは、まだ椅子に座って食べるという感覚がないからです。
赤ちゃんは、これまで寝転がった姿勢で母乳やミルクを飲んできたので、座ることと食べることが繋がっていないのでしょう。
また、腰や首の筋肉がまだ十分に発達していないため、椅子に座ることが難しく不快に感じるかもしれません。
焦って椅子に座らせようとせず、しばらくはママの膝に座らせて、離乳食を美味しく食べさせることを優先にしてあげてくださいね。
食べるより他のものに興味がある
赤ちゃんが離乳食中に椅子を嫌がるのは、食べるより他のものに興味が向いているからかもしれません。
赤ちゃんは好奇心が旺盛なので、周りの物や音、色などにすぐ興味が移ってしまいます。
新しいオモチャやテレビの映像などが目に入ると落ち着かなくなるのも無理のないことですね。
離乳食中に椅子を嫌がる赤ちゃんへの対処法
離乳食中に赤ちゃんが椅子を嫌がったらどのように対処すれば良いのでしょうか?
4つの対処法をご紹介します。
- 食べる時に気が散らないように片付ける
- ベルトの位置や締め付けに気をつける
- 食事中は大人も席を立たない
- 椅子から降りたがっても無理強いしない
食べる時に気が散らないように片付ける
離乳食時は、周りに気が散らないように片付けてから椅子に座らせましょう。
離乳食を始める頃の赤ちゃんは、何にでも興味津です。
テレビが付けっぱなしになっていたりオモチャが目に付いたりすると、遊びたがって椅子に座ってくれないことも。
やっと椅子に座っても、食卓に気になるものがあると、赤ちゃんが椅子から抜け出して取りに行こうとするかもしれません。
離乳食を食べさせる時は周りを片付けて、食卓にも必要最低限のものだけ置くようにしましょう。
ベルトの位置や締め付けに気をつける
ベルトの位置が合っていなかったり、締め付けが強すぎたりすると、赤ちゃんが不快に感じて椅子に座ってくれないこともあります。
ベルトが腰に当たらないように位置を調節し、強すぎる場合は少し緩めてあげてください。
ただし、緩めすぎると赤ちゃんがベルトから抜け出してしまうので、ちょうどいい締め具合にしましょう。
食事中は大人も席を立たない
食事中は、赤ちゃんと一緒に食べることに集中して、大人も席を立たないことが望ましいです。
大人の動きに敏感な赤ちゃんは、大人が動くと気になって追いかけようとしてしまいます。
準備の段階で、食べこぼしを拭くタオルなど必要なものはすべて食卓の近くに置いておき、食事中に立たなければいけない機会を減らしましょう。
椅子から降りたがっても無理強いしない
赤ちゃんがどうしても椅子から降りたがる場合は、無理強いせずに様子を見てあげましょう。
大人にとっては当たり前の「食事中はお行儀良く座ること」というルールも赤ちゃんがすぐ理解するのは難しいもの。
無理矢理座らされたら、ますます椅子も離乳食も嫌いになってしまうかもしれません。
自由に動きたいという赤ちゃんなりの意思を尊重しながら、タイミングよく椅子に戻してあげましょう。
赤ちゃんが椅子を嫌がる時はこうした!先輩ママの体験談
子どもが離乳食を食べる時に椅子に座ってくれないと、他のママはどうしているのか知りたいですよね。
筆者の子どもも椅子に座るのを嫌がって大変でしたので、その時に試した3つの体験をご紹介します。
- 椅子にクッションを置いて座面を柔らかくした
- 食事の前に遊ぶ時間を作った
- 赤ちゃんの興味を引くものを置いた
椅子にクッションを置いて座面を柔らかくした
筆者の子どもが椅子に座るのを嫌がった際は、椅子にクッションを置くということを試してみました。
膝の上なら大人しく座ってくれるのに、椅子だと立ち上がってしまうので、椅子の硬い感触が嫌なのかと思ったのです。
実際、柔らかめのクッションを置いたところ、嫌がらずに座ってくれるようになりました。
子どもが椅子を嫌がる場合は、ぜひクッションも試してみてください。
食事の前に遊ぶ時間を作った
筆者の子どもが椅子に座るのを嫌がった際、食事の前に遊ぶ時間を作ることも試してみました。
2人目の子どもということもあり、あまり遊んであげていなかったため、まだ遊び足りず椅子に座ってくれないのだと思ったのです。
そこで、椅子に座らせる前にぬいぐるみを使って一緒に遊んであげました。
私がぬいぐるみを椅子に登っていくように動かすと、子どももぬいぐるみを追いかけて座ってくれたのです。
きっちり食事の時間を決めるより、赤ちゃんの気が向くのを待ってあげることも大切ですね。
赤ちゃんの興味を引くものを置いた
筆者の子どもが椅子に座るのを嫌がった際、子どもの興味を引くものを置いてみました。
落ち着きがなく動き回る子で、食事をするためにはとにかく椅子に座ってもらうことが必須でしたが、嫌がってすぐに抜け出してしまい困っていました。
そこで、好きなキャラクターのオモチャやぬいぐるみを持ってきて一緒に食べるようにしたところ、嫌がらずにすんなり座ってくれるようになりました。
気が散るものは片付けるのが基本ですが、時には例外も必要ですね。
まとめ
本記事では、離乳食中に赤ちゃんが椅子を嫌がる理由と対処法を解説しました。
なぜ椅子に座ってくれないのか理由が分かると、ママもイライラせずに対処できるようになります。
本記事を参考に赤ちゃんの成長をゆったりと見守ってあげてくださいね。


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