ヨーグルトは腸内環境を整えるビフィズス菌や乳酸菌が豊富なので、便秘がちな赤ちゃんにおすすめの食材です。
しかし、いつから食べさせたらいいのか、どのように食べさせればいいのかがわからず悩みますよね。
本記事ではヨーグルトを赤ちゃんに与えてもいい時期や注意すべき点、おすすめのレシピを紹介します。
赤ちゃんの離乳食にヨーグルトを使いたいと考えている方は、参考にしてくださいね。
赤ちゃんの離乳食にヨーグルトはいつからOK?
ヨーグルトは赤ちゃんの離乳食に、いつから使えるのでしょうか。
乳幼児専用を使うか大人と同じヨーグルトを使うかで、2つのスタート時期に分かれます。
- 乳幼児専用のものは離乳食初期からOK
- 大人と同じものは離乳食中期頃からOK
詳しく説明します。
乳幼児専用のものは離乳食初期からOK
乳幼児専用のヨーグルトは、離乳食初期から使えます。
乳幼児専用のヨーグルトは赤ちゃんの未熟な腸に合わせた乳酸菌を使ったり、食べやすいように酸味を抑えたりして作られているからです。
商品に使用可能時期が書かれているので、確認してから与えるようにするといいですね。
ただし、乳幼児専用のヨーグルトでもアレルギーが出る可能性があるので、はじめはごく少量ずつからスタートしましょう。
プレーン味のものから野菜や果物のピューレを入れたものまで多種類あり、赤ちゃんも飽きずに食べられて便利ですよ。
乳幼児専用のヨーグルトには、離乳食期に不足しがちな鉄分とビタミンD1も含まれているので、筆者もよく長女に食べさせていました。
離乳食初期からヨーグルトを使いたい方は、乳幼児専用のヨーグルトを選ぶと安心ですね。
大人と同じものは離乳食中期頃からOK
赤ちゃんに大人と同じヨーグルトを与える時は、生後7〜8ヶ月の離乳食中期頃からにしましょう。
ヨーグルトは牛乳から作られているため、アレルギーが出やすい食品なのです。
最初は小さなスプーンひとさじ程度のごく少量からスタートし、体調に変化がないか確認する必要があります。
砂糖入りのヨーグルトは甘すぎるのでなるべく無糖を選び、バナナなどのフルーツで甘味を調整してあげるのがおすすめです。
離乳食にヨーグルトを与える時の注意点
離乳食で赤ちゃんにヨーグルトを与える時に、注意すべきことはあるのでしょうか?
気を付けるべき5つのポイントを紹介します。
- 冷たすぎる場合は人肌に温めて与える
- 初めての時は少量を平日の昼間に与える
- 開封してすぐのものを与える
- 冷凍したものは与えない
- 酸味の少ない無糖タイプのものを与える
詳しく説明します。
冷たすぎる場合は人肌に温めて与える
赤ちゃんに冷たすぎるヨーグルトを与える時には、人肌に温めて与えましょう。
冷たすぎるヨーグルトは、赤ちゃんの胃腸への負担が大きいのです。
食べる少し前に冷蔵庫から出しておき、常温で与えるのがいいですね。
急ぐ場合は電子レンジで30~40秒温めて、40度程度の人肌にするのもおすすめです。
人肌程度なら乳酸菌もなくならず、赤ちゃんの腸内を整える効果も期待できますよ。
初めての時は少量を平日の昼間に与える
赤ちゃんに初めてヨーグルトを与える時は、平日の昼間に与えるようにしましょう。
ヨーグルトは牛乳からできており、アレルギーが出る恐れがあります。
アレルギー症状が出た時にすぐ病院で診てもらえるように、病院が開いている時間に食べさせると安心です。
初めて食べさせる時は病院ですぐに対応してもらえる時間に、スプーン1匙などごく少量から与えましょう。
開封してすぐのものを与える
赤ちゃんに離乳食を与える時は、開封してすぐのヨーグルトを与えましょう。
赤ちゃんはまだ免疫も消化器官も未熟なので、開封後保存したヨーグルトに雑菌などが繁殖すると食中毒などの危険があります。
開封後すぐのヨーグルトを赤ちゃんに与え、残りは大人が食べると安心ですね。
小分けパックになっているヨーグルトを選ぶと、使い切れて便利です。
冷凍したものは与えない
赤ちゃんには冷凍したヨーグルトを与えないようにしましょう。
冷凍ヨーグルトは解凍時に分離してしまったり、風味が落ちてしまったりするのです。
分離してしまったヨーグルトは、元のなめらかな口触りやおいしさが失われてしまいます。
まだ食事に慣れていない赤ちゃんにとって、食べにくくなってしまうのです。
冷凍した場合は大人の料理に使うなどし、赤ちゃんには冷凍ヨーグルトは与えないようにしましょう。
酸味の少ない無糖タイプのものを与える
赤ちゃんにヨーグルトを与える時は、酸味の少ない無糖タイプにしましょう。
酸味があると赤ちゃんには食べにくく、加糖のヨーグルトは甘味が強すぎるのです。
特に離乳食期は素材の味を楽しんでもらう時期なので無糖を選び、フルーツなどを加えて甘味を足しましょう。
ヨーグルトはたくさんの種類が売られているので、大人が味見をして確認し酸味のないヨーグルトを選ぶといいですよ。
赤ちゃんの離乳食におすすめのヨーグルトレシピ3選
離乳食におすすめの、ヨーグルトをつかったレシピにはどのような物があるのでしょうか。
おすすめの3つのレシピを紹介します。
- バナナきな粉ヨーグルト
- 白身魚のいちごヨーグルトソースがけ
- ヨーグルトで作る!ふわふわパンケーキ
詳しく説明します。
h3バナナきな粉ヨーグルト
ヨーグルトに栄養たっぷりのきな粉をかけて、バナナの甘さでいただく離乳食中期から使えるレシピです。
バナナ以外に、キウイやみかんなどのフルーツを入れるのもおすすめですよ。
(参考:Kurashiru)
【材料】
- バナナ 10g
- ヨーグルト(無糖) 10g
- きな粉 ひとつまみ
【作り方】
- バナナを3mm角に切るか、食べやすいように潰しておく
- 耐熱皿にバナナを入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で20秒加熱する
- 粗熱が取れたらヨーグルトを入れて和える
- お皿に盛り、きな粉をかけたら完成
白身魚のいちごヨーグルトソースがけ
白身魚にいちごとヨーグルトで作ったソースをかける、離乳食中期におすすめのレシピです。
魚にピンク色のいちごソースは意外な組み合わせですが、色がきれいで赤ちゃんが興味をもってくれますよ。
(参考書籍:これが最新!きほんの離乳食 モグモグ期 7~8ヶ月頃(株式会社主婦の友社))
【材料】
- 白身魚 5g
- ヨーグルト(無糖) 30g
- いちご 10g
【作り方】
- 白身魚を茹でて細かくほぐす
- いちごを潰して果汁だけを取り出しておく
- プレーンヨーグルトにいちご果汁を入れてよくかき混ぜる
- ほぐした魚に3をかけて完成
ヨーグルトで作る!ふわふわパンケーキ
ヨーグルトを入れて作る離乳食後期から使えるパンケーキのレシピです。
ヨーグルトの量を増やすと柔らかめの生地ができるので、離乳食の進み具合に合わせて調整してくださいね。
(参考書籍:離乳食Baby-moママはラクチン!子どもはおいしい!!(主婦の友社))
【材料】
- ホットケーキミックス 大さじ3
- じゃがいもすりおろし 大さじ3
- にんじんすりおろし 大さじ3
- ヨーグルト(無糖) 大さじ3~4
- 粉チーズ 小さじ1
【作り方】
- ボウルに材料をすべて入れて、よく混ぜ合わせる
- 油をひかずに使えるフライパンを弱めの中火にかけてあたため、スプーンで1の生地を落とし入れて焼く
- ふたをして表面がプツプツしたら裏返し、再び蓋をして両面を焼く
- 食べやすい大きさにカットしたら完成
まとめ
「ヨーグルトを離乳食に使いたい!」
そんな時、いつからヨーグルトを離乳食に使ってもいいのか、どのように食べさせるのかがわからないと困ってしまいますよね。
実はヨーグルトはビフィズス菌や乳酸菌が豊富で、離乳食におすすめの食材です。
本記事ではヨーグルトを離乳食で使える時期や注意すべき点、おすすめのレシピを紹介しました。
赤ちゃんの離乳食にヨーグルトを使いたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。


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