「国際結婚やめとけって本当!?」
国籍は違えど、一生添い遂げると誓った相手との結婚を後悔するようなことになったら辛いですよね。
「『自分たちは絶対大丈夫』と思えるのは、今だけだ」と国際結婚経験者に言われて不安になってしまうでしょう。
実は、外国人夫を持つ筆者も「国際結婚やめとけ」と言いたくなったことがありますが、悩んで苦しんだからこその学びと成長がありました。
本記事では、「国際結婚やめとけ」について実体験に基づいて紹介します。
国際結婚で悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
【後悔しないために】国際結婚の落とし穴とは?やめとけと言われる理由
幸せそうに見える国際結婚に落とし穴はあるのでしょうか?
国際結婚をやめとけと言われる理由があります。
- 文化や習慣が違いすぎる
- 互いの言葉のニュアンスが伝わりきらない
- 社会保障費や税金のルールを理解できない
- 夫も妻も社会に出て働くのが当たり前
- 相手の宗教への改宗が必要な場合もある
詳しく説明します。
文化や習慣が違いすぎる
国際結婚をやめとけと言われる理由は、お互いの文化や習慣が違いすぎることです。
お互いに生まれた国が異なり、違う文化で生きてきたからこそ、違い過ぎることが理解できないことがあります。
食べ物や冠婚葬祭のしきたりが違うことは理解できても、親や家族の生活費を負担することや相手の宗教や文化を押し付けられることもあります。
文化や習慣が違いすぎるせいで、衝突が絶えないことも。
文化や習慣が違うとわかっているのに、お互い歩み寄れないため、「国際結婚はやめとけ」と言われてしまうのです。
互いの言葉のニュアンスが伝わりきらない
互いの言葉のニュアンスが伝わり切らないことも、国際結婚をやめとけと言われる理由です。
お互い意図していることが理解できないことで、「言った」「聞いていない」という認識のズレが発生します。
言葉による認識のズレは、異なる言語ではなく、それぞれの母語をもとにした共通言語だからこそ起こることもあるのです。
共通言語を使っているのに、お互いに相手のことが理解できないとストレスがたまってしまいます。
「相手が自分を虐げている」と思ってしまうことも。
お互いの言葉のニュアンスが伝わりきらないからこそ、国際結婚は難しいものになってしまうのです。
社会保障費や税金のルールを理解できない
国際結婚をやめとけと言われる理由には、外国人配偶者が社会保障費や税金のルールを理解できないこともあげられます。
外国人配偶者にとったら、どういうルールで徴収されているのか理解できないからです。
特に日本では、毎月給与から天引きされたり、期限を守って納付したりしないといけません。
滞納すると差し押さえや延滞金の支払いが発生することも。
社会保障費や税金のルールを理解できないと、外国人配偶者には大きなストレスになってしまうのです。
夫も妻も社会に出て働くのが当たり前
滞在する国によっては、夫も妻も社会に出て働くのが当たり前という考えがあることも、国際結婚をやめとけと言われる理由です。
社会に出て働かず、専業主婦でいることを社会が受け入れない国もあるからです。
日本では、子どもが幼いうちは専業主婦を選ぶことも可能ですが、「怠けている」と思われてしまうことも。
また、夫婦間のコミュニケーションがうまくいかないと、結婚生活が破綻してしまうこともあるのです。
国によっては専業主婦でいられない場合は、現地の言葉や資格の勉強をするか、在宅でもできる仕事をしないといけませんね。
相手の宗教への改宗が必要な場合もある
国際結婚をやめとけと言われる理由は、相手の宗教への改宗が必要な場合があるからです。
宗教によっては異教徒と結婚する場合、改宗が必要だからです。
宗教はどの神様を信じるかを決めているだけでなく、食べ物や服装・休日・振る舞いなど社会のルールや生活全般に及びます。
宗教によっては厳しい制約が課されてしまうことも。
しかし、ちゃんと学ばないと宗教による制約なのか、相手の思い込みによるものかも理解できません。
相手の宗教への改宗を求められる場合は、自ら学んでいく姿勢が必要になるのです。
幸せな国際結婚の裏で…「やめとけ」と言われる事例とその学び
幸せに見える国際結婚の裏で、「やめとけ」と言われる事例があるのでしょうか。
「国際結婚やめとけ」と言われる事例と学びを紹介します。
- 税金や社会保険料の支払い延滞で学んだこと
- 国も言葉も文化も価値観も異なるからこそ
税金や社会保険料の支払い延滞で学んだこと
外国人配偶者と日本で暮らす筆者の友人は、「国際結婚やめとけ」という体験をしました。
友人の夫は日本で働いていましたが、住民税を普通徴収にしていたため、滞納してしまいました。
友人もそこまで税金のことに詳しくなく、自治体からの催促が来ても深刻にとらえていませんでした。
何度目かの催促の通知が届いたとき、通常の住民税に加えて延滞税まで支払わなければならなくなっていました。
他にも、友人夫婦には国民年金や健康保険料の滞納があったことも発覚しました。
その後、友人夫婦は分割で支払いながら、他の国際結婚カップルに「税金や社会保険料の延滞をしてはいけない」と忠告しています。
国も言葉も文化も価値観も異なるからこそ
筆者の友人は特定の宗教を持つ外国人男性と結婚をして、「国際結婚やめとけ」という体験をしました。
友人の外国人夫は、彼の宗教に基づいて友人の行動を服装や友人関係までひどく制限しようとしたのです。
そこで、友人は夫の宗教について書籍やYouTubeなどを見て学び始めました。
その結果、彼の宗教にはそこまでの制限がないことがわかり、夫と話し合いをしました。
友人と外国人夫は国も言葉も文化も価値観も異なるからこそ、お互いに押し付け合うのではなく、納得いくまで対話することに決めたのです。
失敗談から学ぶ!「国際結婚やめとけ」への対策
「国際結婚やめとけ」と言われないようにするための対策はあるのでしょうか。
国際結婚の失敗談や経験から学ぶ対策があります。
- ビザ対策
- 言葉の壁を越えるコミュニケーション術
- 金銭感覚対策
- 国際結婚に必要な法的知識
詳しく説明します。
ビザ対策
国際結婚では、ビザ対策をしましょう。
結婚して生活をする場所が、日本でも外国でも、ビザによって滞在先での活動が制限されるからです。
ビザには多くの種類があり、滞在期間も許可される活動内容も異なります。
例えば、労働許可がないビザで働けば不法就労になりますし、期間が過ぎても滞在していれば不法滞在に問われます。
そのため、自分も配偶者もどんなビザを持っていて、どのくらいの滞在期間が許可されているかは常に把握しておきましょう。
活動内容や滞在期間のアップグレードも可能になる場合があるので、申請時によく確認することがおすすめです。
言葉の壁を越えるコミュニケーション術
コミュニケーションも国際結婚では、重要な対策です。
共通で意思の疎通ができる言語があればいいのですが、お互いの母語がベースにあるので、微妙な違いやすれ違いの原因になります。
そのため、言葉の壁を越えるコミュニケーション術が、お互いに重要になります。
以下は、外国人夫と日本で暮らす筆者が心がけていることです。
- 相手の母語を少しでも覚える
- 不満を感じたらすぐに言う
- 相手が不満を感じている時は話を聞く
- お互いの意見が異なれば、とことん話し合う
- 感謝を口に出す
言葉が異なるのは当然のことなので、どうやればうまくコミュニケーションをとれるか、日々模索しています。
金銭感覚対策
お互いの金銭感覚を認識するのも、国際結婚では重要な対策です。
大人になるまでに身についた金銭感覚を変えることは容易ではないからです。
相手の出身国によっては、社会保障が十分でないことから高齢の親や失業した兄弟を経済的に支えることが当然だと考える場合もあります。
国際結婚後の離婚には、「外国人妻が浪費する」や「外国人夫が生活費を渡さない」が大きな原因としてあげられます。
将来のことを考えてコツコツと貯金をする日本人には、外国人配偶者に搾取されていると感じることも。
お金に関する問題は禍根を残しますので、予め決めたルールに則って行うなど毅然とした態度が必要になります。
国際結婚に必要な法的知識
国際結婚では、基本的な法的知識を予め知っておいた方が良いでしょう。
知らなかったがために、後で多大な労力を必要としたり、刑罰を受けたりすることもあるからです。
国際結婚に必要な法的知識には以下のようなものがあります。
- 婚姻の年齢や重婚の可否・再婚禁止期間などの婚姻の成立に関する法律
- 国際結婚夫婦の別姓や苗字を変える際の基準になる戸籍法
- ビザに関する入管法
- 離婚後の子どもの連れ去りに関するハーグ条約 など
基本的な法的知識を持つことは、自分や家族の身を守ることにもつながります。
まとめ
「国際結婚しない方がいいのか」と悩んだ末に、一生添い遂げると誓った相手との結婚を後悔するようなことになったら辛いですが、国際結婚の実態からの学びと成長があります。
本記事では、「国際結婚やめとけ」について、実体験に基づいて紹介しました
国際結婚で悩んでいる人は本記事を参考に、自分にとっての最善の道を選んでくださいね。


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