「肩こりや首の痛みがつらい、おまけに頭痛まで…。」
肩こりも辛いものですよね。
実は、肩こりの原因は首こりが原因かもしれないのです。
本記事は肩こりと首こりの原因と、症状による見分け方や改善方法を解説します。
肩こり・首こりにお悩みの方は是非参考にしてください。
肩こりの原因は首こりかも?それぞれの違いは?
肩こりは首こりが原因で起こる場合があるといわれていますが、肩こりと首こりの違いはどこにあるのでしょうか?
実は、肩こりと首こりのそれぞれの痛みが起こる根本的な原因が異なるのです。
- 肩こりは肩周りの筋肉の緊張によって起こる
- 首こりは眼精疲労や首の姿勢の悪さによって起こる
それぞれ詳しく説明します。
肩こりは肩周りの筋肉の緊張によって起こる
まず、肩こりの原因について挙げてみましょう。
肩こりは、肩周りの筋肉の緊張によって起こります。
筋肉が緊張すると血管が収縮して筋肉疲労を起こし、血行不良になるため筋肉に必要な酸素が供給されなくなります。
酸素が不足すると、肩や首の筋肉を使ってより多くの呼吸を取り入れようとするため、肩こりが悪化してしまうのです。
首こりは眼精疲労や首の姿勢の悪さによって起こる
一方の首こりの原因には、眼精疲労や首の姿勢の悪さが挙げられます。
肩の筋肉そのものが原因だった肩こりとは、明らかに違いますね。
眼精疲労は、長時間のパソコン作業やスマホ操作が原因で起こりやすくなります。
眼精疲労の症状が悪化すると、筋肉の硬化が首の周辺にまで広がるため、首こりの原因となるのです。
他にも、デスクワークにより頭が首より前に出る姿勢を長時間取ると、ストレートネックとなり首こりの原因となります。
肩こりと首こりの症状の見分け方
肩こりと首こりに関わる筋肉の範囲が似ているため、どこで判断するのか難しいですよね。
ここでは、わかりやすい症状の見分け方を2つ紹介します。
- 肩こりは肩周辺の筋肉を温めると解消しやすい
- 神経症状が現れたら首こりを疑う
肩こりは肩周辺の筋肉を温めると解消しやすい
肩こりと首こりの見分け方の1つ目は、肩こりは肩周辺の筋肉を温めると解消しやすいということです。
凝り固まった肩周りの筋肉を温めてほぐしてあげると、血管が拡張されて血流がよくなり、症状が解消されます。
慢性的な肩こりで悩んでいる方は、お風呂にゆっくり浸かることや、蒸しタオルなどで肩周辺の筋肉を温めてみましょう。
温めても症状が改善されない場合は、肩以外に原因がある可能性があります。
神経症状が現れたら首こりを疑う
肩こりと首こりの見分け方の2つ目は、肩こりの他に神経症状が現れたら、首こりの疑いがあるということです。
神経症状には、頭痛やめまい・うつなどの他にも自律神経失調特有の症状が現れる場合があります。
自律神経が乱れると、微熱や胃腸障害・ドライアイ・不定愁訴といった症状なども起こりやすくなるため、注意が必要です。
肩こりを引き起こす首こりで現れる神経症状とは?
肩こりの原因にもなる首こりには、さまざまな神経症状が現れます。
主な症状を3つ解説します。
- 動機やめまい・息切れ
- 手足の冷えやしびれ
- 頭痛や肩こり・吐き気
動悸やめまい・息切れ
首こりで現れる神経症状の1つに、動機やめまい・息切れがあります。
首には自律神経が集中しているため、首こりによって自律神経の働きに異常が起こり、さまざまな症状を引き起こします。
首こりが悪化すると、心身をリラックスさせる副交感神経の働きが低下するため、動悸やめまい・息切れなどの症状が現れるのです。
手足の冷えやしびれ
首こりで現れる神経症状には、冷えやしびれもあります。
肩や首の周辺は、体の大元となる神経がたくさん走っており、首の異常から手足の冷えやしびれが起こる場合があります。
しびれや冷えの症状は、首こりの要因ともなる姿勢の悪さが原因でもある、「頸椎ヘルニア」によって現れる場合があります。
頸椎ヘルニアは、首のこりや肩のこりがなくても指先を中心にしびれるため、手足の冷えやしびれの原因に気がつかない場合も多いようです。
温めても手が冷たく感じ、冷え性だと決めつけて対処が遅れる場合もあるので、注意が必要です。
頭痛や肩こり・吐き気
肩こりを引き起こす首こりで現れる神経症状に、頭痛や肩こり・吐き気があります。
首や首周りの筋肉が過剰に緊張し、自律神経の乱れや血行不良が起こるため、頭痛や吐き気にまでつながる場合があるのです。
人の体は、自律神経の乱れによる症状の1つであるストレスを強く感じてしまうと、交感神経が優位となります。
交感神経が優位になると、胃の粘液の分泌減少や胃粘膜の血流低下を生じさせることになり、炎症や潰瘍などによる吐き気が起きてしまうのです。
肩こりの原因となる首こりを改善する4つの方法
肩こりの原因となる首こりを改善す方法が4つあります。
- 正しい姿勢を意識する
- 軽い運動やストレッチをする
- ストレスをためない
- 肩や首を冷やさない
それぞれ説明します。
正しい姿勢を意識する
肩こりの原因となる首こりを改善する方法として、常に正しい姿勢を意識することがあげられます。
正しい姿勢を意識することで猫背になりにくく、頭も脊椎の上の正しい位置に乗るため、肩こりや首こり・腰痛を起こしにくくなるのです。
例えば、背筋をまっすぐに伸ばして姿勢を正すと、背骨周辺の筋肉や靭帯が背骨をバランス良く引っ張り、歪みなく支え合うことで首にも余計な負荷がかからずにすみます。
正しい姿勢を意識するだけで、体に無理なく首こりが改善されますよ。
軽い運動やストレッチをする
軽い運動やストレッチをすることも、首こりを改善する方法の1つです。
運動不足で長時間同じ姿勢でばかりいると、筋肉の血流が悪くなり老廃物が溜まって疲労になり、こりが生じやすくなります。
改めてスポーツを行わなくても、自宅で軽い運動やストレッチをするだけでもOK!
筋肉を伸ばしてほぐすと血流がよくなり、首や肩こりの予防や解消に効果があります。
リラクゼーションによる精神的ストレスを緩和する効果も期待できますよ。
ストレスをためない
ストレスをためないことも、首こりを改善する方法の1つです。
ストレスがたまると、自律神経の乱れの原因にもなり、血行障害が起こりやすくなります。
血行障害が首周辺の筋肉に生じると、首こりの原因になるのです。
ストレスは脳の働きを妨げて筋肉などの血流不足を生じさせ、筋肉のこりを引き起こす要因となるため、できるだけストレスをためないようにしましょう。
肩や首を冷やさない
肩こりの原因となる首こりを改善するためには、肩や首を冷やさないことです。
肩や首を温めることで、緊張した筋肉の血行が良くなり、血流が良くなる効果があります。
冬の外出時にはマフラーやネックウォーマーの使用もいいですし、夏場は冷房の冷気を直接首や肩にあてないなど工夫してみましょう。
肩や首が凝った感じがして辛いときには、貼るカイロなどで温めるのもおすすめです。
カイロを貼る場合は、肩を中心に首や背中を覆う僧帽筋に貼ると、首や背中まで保温効果が伝わるので、肩や首のこりを改善する効果が期待できますよ。
まとめ
肩こりから首の痛み、おまけに頭痛にも悩まされると、普段の生活を送るのも辛いですよね。
普段から正しい姿勢やストレスをためないことを意識して行うことで、肩や首のこりが改善していきます。
本記事は肩こりと首こりの原因と、症状による見分け方や改善方法を解説しました。
肩こり・首こりにお悩みの方は是非実践してみてくださいね。
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