国際結婚は離婚率が高い?経験者が直面した現実問題と夫婦仲を保つ秘訣

「国際結婚を考えているけど、文化の違いなどが頭をよぎってとても不安・・・」

そんな時、国際結婚している人が周りにいないと相談もできずに心細いですよね。

筆者の娘も国際結婚の可能性があり、親として不安が隠せません。

実際、国際結婚の離婚率は、日本人同士より高めとなっています。

しかし一方で幸せに暮らしている国際カップルもいるのです。

本記事では、国際結婚をして現実問題に直面した体験談、並びに国際結婚でも夫婦仲良しでいる秘訣を紹介します。

国際結婚について不安を持っている方は参考にしてくださいね。

 

国際結婚の離婚率は日本人同士より高い

国際結婚の離婚率は日本人同士と比べて高いのでしょうか。

厚生労働省の調査した2020年の「人口動態調査」では、国際結婚の離婚率は日本人同士より高いという結果が出ています。

それぞれ見ていきましょう。

 

日本人同士の離婚率

日本人同士の離婚率は36.1%です。

夫の離婚理由は1位が性格の不一致、2位が精神的虐待、3位が異性関係。

一方妻の離婚理由は1位が性格の不一致、2位が生活費を渡さない、3位が精神的虐待となっています。

(参考:ネクスパート法律事務所

 

国際結婚の離婚率

国際結婚の離婚率は57.2%と、日本人同士の36.1%に比べてかなり高い割合になっています。

離婚理由は、日本人同士の場合に加えて国際結婚特有の理由が挙げられます。

食文化や仕事、子育てに対する考え方の違い、言葉の壁によるコミュニケーション不足など。

簡単に母国に帰れないことがストレスとなり、離婚の原因になる場合もあるようです。

(参考:離婚・不倫慰謝料 弁護士ほっとライン

 

国際結婚の現実問題に直面した体験談

実際に、国際結婚にはどのような問題が起こりうるのでしょうか。

国際結婚で現実問題に直面した体験談を5つ紹介します。

  • フランス人の夫は朝にシャワーをする
  • アメリカ人の夫と食の好みが合わない
  • イギリス人の夫の家族とコミュニケーションが取れなくて寂しい
  • アメリカ人の夫が日本語を覚える気がない
  • 夫の母国のマレーシアで出産した時の苦労

 

フランス人の夫は朝にシャワーをする

Aさんはフランス人の夫と国際結婚して文化の違いに困惑したそうです。

文化の違いと決めつけてはいけないかもしれませんが、Aさんの夫は朝にシャワーを浴びます。

夏にたくさんの汗をかいてもそのまま布団に入って寝てしまうため、結婚当初は本当に耐えられなかったのだとか。

しかし何度言っても聞いてもらえず、今はもう諦めてしまっているそうです。

(参考:CREA

 

アメリカ人の夫と食の好みが合わない

Bさんは、アメリカ人の夫と食の好みが合わないのが、ストレスになっているようです。

夫はいつもパスタかジャンクフードがメイン。

Bさんは日本食が好きなので、面倒ですが夫と自分の食事を分けて作るのが日常になっています。

結婚してからはつくづく、食の好みが合うかどうかは重要だと実感しているそうです。

(参考:CREA

 

イギリス人の夫の家族とコミュニケーションが取れなくて寂しい

Cさんは、イギリス人である夫の家族とコミュニケーションが取れないので、とても寂しいそうです。

日本に留学経験のあるCさんの夫は日本語がペラペラなので、夫婦間のコミュニケーションに問題はありません。

しかし夫の家族や友達とは英語で話すため、Cさんが輪に入れず仲間はずれになることも多々あるのだとか。

夫がフォローしてくれますが、直接通じ合えないのは相当なストレスになるようですね。

(参考:CREA

 

アメリカ人の夫が日本語を覚える気がない

Dさんの悩みのタネは、アメリカ人の夫が日本語を覚えてくれないことだそうです。

Dさんの夫は日本語を覚える気が全然ないので、2人は常に英語で会話することになります。

Dさんの英語力はネイティブレベルではないため、ちょっとしたニュアンスが上手く伝わらず、一緒に暮らしていてとてもストレスが溜まるそうです。

(参考:CREA

 

夫の母国のマレーシアで出産した時の苦労

夫の母国、マレーシアで出産したというEさん。

妊娠が分かってから病院に行ったそうですが、とにかく待ち時間が長くて参ってしまったそうです。

ひどい時は6時間待たされることもあったとか。

ほとんどの病院が予約制になっているものの、日にちを指定するだけなので、効率的ではなかったようです。

妊婦検診で長時間拘束されるなんて、日本では考えにくいですよね。

(参考:CREA

 

国際結婚でも夫婦仲良しでいる秘訣

国際結婚の離婚率は日本人同士に比べて高いようですが、円満に暮らしているご夫婦もいます。

国際結婚でも夫婦仲良しでいる秘訣を、アルゼンチン人の妻と結婚したFさんの体験談をもとに紹介します。

  • 平等な関係を築く
  • 常に感謝の意を伝える
  • スキンシップを欠かさない

 

平等な関係を築く

国際結婚でも夫婦仲良しでいる秘訣の1つは、平等な関係を築くことです。

Fさんは家事の分担表を作り、所要時間まで記入して、二人の家事負担に偏りがないように努めています。

生活費は基本的に折半ですが、夫のFさんの方が稼ぎが良いため、デートの時はFさんが多めに出すようにして不公平感がないようにしているのだとか。

大切なことは、お互いをパートナーとして尊重し支え合うことだそうですよ。

(参考:Amorは外国人

 

常に感謝の意を伝える

Fさんは、国際結婚でも夫婦仲良しでいるためには、感謝の意を常に伝えることが大切だと言います。

いくら心の奥底で感謝していても、言葉で表さなければ相手には伝わりません。

特に日本人はあまり感謝の意を表現しない国民性なので、どんな小さな事でもなるべくパートナーにお礼を言うように心がけているそうです。

パートナーは超能力者ではないので、くれぐれも「言葉で言わなくてもわかるでしょう」は厳禁だそうです。

(参考:Amorは外国人

 

スキンシップを欠かさない

Fさん夫婦の国際結婚でも仲良しでいる秘訣は、二人の間でスキンシップを欠かさないことだそうです。

日本人には恥ずかしがる人が多いですが、ハグやキスのたびに愛情が深まるので、少しでも実践しましょう。

他には外を歩く際に、積極的に手を繋ぐのが、夫婦円満にとてもいいそうですよ。

(参考:Amorは外国人

 

まとめ

日本人同士でもうまくいかないことがあるのに、国際結婚ともなると、とても大変そうに思えて不安になりますよね。

確かに離婚率では、国際結婚の方が日本人同士より高く心配になりますが、国際結婚をして幸せなカップルがいるのも事実です。

本記事では、実際に国際結婚をしたらどんな問題が起こりうるのか、夫婦仲良しでいるための秘訣も併せて紹介しました。

ぜひ本記事を参考に、国際結婚に対して、冷静且つ前向きに考える機会にしてくださいね。

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