「自分が他人軸になる原因って、親の育て方が関係してるのかな?」
他人軸に偏り生きづらさを抱えてしまうと、原因がどこにあるのか気になりますよね。
実は、他人軸になる原因として、母親が大きな影響を与えているのです。
本記事では、他人軸になる原因と母親との関連について説明し、過去を癒して自分軸で生きる方法を考えます。
他人軸について気になる方や、人生に生きづらさを抱えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
他人軸になる原因は母親?親との関連を解説
他人軸になる主な原因として、親との関連があげられます。
ここでは、親との関連を6つ解説していきます。
- 親が自分に関心がなかった
- 褒められる時はいつも条件付きだった
- 夫婦仲が良くなかった
- 親の機嫌をいつも伺っていた
- 親に過干渉に育てられた
- いつも親に誰かと比べられていた
詳しくみていきましょう。
親が自分に関心がなかった
親が自分に関心がなかった場合は、他人軸に偏りやすくなります。
親に関心をもってもらえなかった子供は、自分自身の存在を価値のあるものだと認めるのが難しくなるからです。
親に関心をもってもらえないのは「自分は何か欠けている存在だからだ」と自分を責め、自己イメージを低くしてしまいます。
すると、他者からの関心で心を満たそうと、他者の評価や許しを過剰に求めてしまうようになり他人軸へと偏ります。
褒められる時はいつも条件付きだった
他人軸になってしまう原因の1つとして、褒められるときはいつも条件がついていた可能性があります。
条件付きで褒められていると、子供は「条件がクリアできないとダメだ」と、自分を追い込んでしまうようになるのです。
たとえば、テストでいい点が取れた時にだけ褒められていると、テストの結果だけが基準になってしまいます。
かんばった過程や試行錯誤のプロセスを認められないと、子供は「がんばりがたりなかったから、褒めてもらえないんだ」と受け取ってしまいます。
すると、条件をクリアしなければ受け入れられないと考えてしまい、不必要に他者の評価を気にしてしまうようになるのです。
夫婦仲が良くなかった
両親の夫婦仲が良くなかったことも、他人軸に偏った原因の1つだと考えられます。
両親の仲が悪かった場合は、大抵の子供は二人の仲を取り持とうとするでしょう。
がんばっても両親の仲が良くならないと、「自分は何の役にも立てない」と無力感や罪悪感を抱く可能性があるのです。
夫婦仲が良くないと、子供は自分を責めたり自分の存在を認められなかったりすることで、他人軸へと偏ってしまいます。
親の機嫌をいつも伺っていた
幼い頃から親の機嫌をいつも伺っていた場合は、他人軸に偏りやすくなります。
幼い子供にとって親は、そばにいてもらえなければ生きていけない存在です。
親が自分の機嫌次第できつく子供に接していると、子供は親の機嫌を取ろうとするクセが身についてしまうのです。
また、塾や習い事など子供の行動を何でも親が決めていた場合にも、子供は親の顔色を伺うクセがついてしまいます。
自分がどうしたいかを考える前に、親の機嫌という他人軸で物事を決めてしまうようになってしまいます。
親に過干渉に育てられた
親に過干渉に育てられた場合にも、他人軸に偏ってしまいます。
過干渉な親の元では、ありのままの自分を受け入れてもらえる場面が少なくなり、逆に自分の意思や感情を否定されることが多くなります。
すると、自分に対する自信や肯定感が育つ機会も不足してしまうのです。
自分で決めたことに取り組んで達成感を味わい、失敗をして試行錯誤をする経験が奪われ、自分軸が育ちにくくなってしまいます。
いつも親に誰かと比べられていた
他人軸になってしまった原因の1つとして、親にいつも誰かと比べられていた可能性があります。
子供は、友達や兄弟、姉妹と自分を比べながら「自分はこういう人間だ」という自己イメージを育てていきます。
しかし自分で自己イメージを育てていく途中で、親から誰かと比べられて否定されていると、マイナスのイメージができ上がってしまうのです。
また親自身が、自分の子供の頃とわが子を比べていた場合も同様だといわれています。
親から誰かと比べられていた場合は、マイナスの自己イメージがつくられ、自分軸がうまく育たなかった可能性があります。
母親が原因の他人軸から抜け出す!自分軸で生きる方法は?
母親が原因の他人軸から抜け出すためには、どうすれば良いのでしょうか?
過去を癒して自分軸で生きるための方法が、主に6つあります。
- 子供の頃、本当はどうしてほしかったか言語化する
- ネガティブな気持ちを言葉にする
- 自分を甘やかす時間をつくる
- 他人軸で生きてしまう自分も受け入れる
- 自分の意見を考えるクセをつける
- これからどうしたいかを言語化する
詳しく説明します。
子供の頃、本当はどうしてほしかったか言語化する
自分軸で生きる方法として、子供の頃、本当は親にどうしてほしかったか言語化してみましょう。
子供の頃、母親にありのままの自分を理解して受け入れてもらえなかったことで、自分軸が育たなかった可能性があります。
静かに一人になれる時間を設け、そっと胸に手を当てて、幼少期の頃の自分を思い出してみましょう。
言葉にするのが難しい場合は、紙に書き出す方法がおすすめです。
子供の頃にどうしてほしかったのか、親への思いを外に吐き出すだけでも心がスーッと楽になるはずですよ。
ただし、途中で辛くなりすぎる場合や過去に明らかな児童虐待など重い事情がある場合は、一人では無理をせず専門家を頼るようにしてくださいね。
ネガティブな気持ちを言葉にする
ネガティブな気持ちを言葉にするようにして、自分軸で生きることを目指しましょう。
他人軸に偏ってしまうのは、幼少期に親にありのままの自分を受け入れてもらえなかったことが原因だと考えられます。
子供時代の環境や親の事情などから、感じていたネガティブな気持ちを抑圧して我慢してきた可能性があるのです。
大人になった今も、知らず知らずのうちに、自分が感じるネガティブな気持ちを押さえつけているかもしれません。
まずは、ネガティブな気持ちを否定したり抑圧したりせず、自分の中にあることを認めてあげましょう。
自分を甘やかす時間をつくる
自分軸で生きるためには、自分を甘やかす時間をつくることも必要です。
自分の気持ちを後回しにしたり、自分の気持ちを抑え込んだりしたことが、他人軸に偏ってしまってしまった原因だと考えられるからです。
ささいなことであっても、がんばった自分を全力で褒めて甘やかしてあげるようにしましょう。
小さな子供を褒めるように、自分自身に労いの言葉をかけてあげるのです。
美味しいものを食べる、ボディケアに時間をかける、趣味をするなど自分が喜ぶ時間を取るのも良いでしょう。
自分を一番に労わってあげられるのは、他の誰でもなく自分自身だと捉え、自分を甘やかす時間をつくるようにしましょう。
他人軸で生きてしまう自分も受け入れる
自分軸をもつためには、他人軸で生きてしまう自分も受け入れましょう。
物事を他人軸で考えすぎてしまうのは、あなたのせいではなく、幼少期に生きていくためには必要な考え方だったのです。
「他人軸が絶対にいけないもの」という訳でなく、相手の気持ちに立って物事を考えたり優先してあげたりすることは、他者への優しさや思いやりとなります。
優しさや思いやりは、対人関係を築く上で必要なことで、豊かな心をもつためにも大切なことです。
まずは、相手のことを優先して考えられる自分を、自分自身で優しく受け止めてあげることが自分軸をもつことにつながります。
自分の意見を考えるクセをつける
自分の意見を考えるクセをつけることが、自分軸で生きることにつながります。
親が原因で他人軸に偏りすぎている場合、物事を決める時に親の考えが判断基準になってしまっている可能性があります。
まずは、自分がどうしたいかを考えるクセをつけることから始めましょう。
普段何気なく行っているような、日常のささいなことからでも構いません。
本心を優しく聞いてあげるような気持ちで、自分がどうしたいのかを考えるクセをつけるようにします。
自分の基準をもって物事を考えられるようにすることが、自分軸をもつためには必要です。
これからどうしたいかを言語化する
自分軸で生きるための方法として、これからどうしたいかを言語化してみましょう。
自分がどうしたいかをハッキリ言語化することが、明確な自分軸をもつことにつながります。
親の意見などは関係なく、シンプルに自分がどうしたいかで選ぶことが大切です。
言葉にして誰かに伝えるという言語化だけでなく、紙に書き出す方法も良いでしょう。
親は変えられませんが、自分の人生は自分で変えていくことが可能です。
これからどうしたいかを理解して自身で受け止めてあげることが、自分軸をもって自分を幸せに導くことにつながります。
まとめ
他人軸に偏り生きづらさを抱えてしまうと、原因がどこにあるのか気になりますよね。
本記事では、他人軸になる原因は母親との関係にあることを解説しました。
また、過去を癒して自分軸で生きる方法についても説明しました。
親のさまざまな事情により、子供の自分軸が育たず他人軸に偏ってしまうことがあります。
本記事を参考に、自分の過去を受け止め理解して、自分軸をもつことを目標に自身を癒すことから始めましょう。
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