「国際結婚をしたいけれど、なんとなく心配……」
しかし、具体的にどんなことに気をつければいいのか、よくわからないですよね。
実は、国際結婚をする前には、気をつけるべきポイントがあるんです。
本記事では、国際結婚をする前に考えたい5つのことと、国際結婚前に知っておきたいことを紹介します。
これから国際結婚をされる方も、国際結婚をしようかと考えている方も、参考にしてくださいね。
国際結婚をするときに気をつけること
国際結婚をするときには、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
主に気をつけるべきポイントは、以下の5つです。
- 詐欺の可能性
- ビザや在留資格の問題
- 家族や親族への仕送りへの考え方の違い
- 仕事への考え方の違い
- 生活する国の決め方
詳しく説明します。
詐欺の可能性
国際結婚では、詐欺に気をつける必要があります。
現在、日本人女性を狙った「国際ロマンス詐欺」がとても多くなっているからです。
特にSNSでの出会いには注意が必要です。
たとえば、甘い言葉でのメッセージをひんぱんに送ってきたり、会う前からいきなり結婚の話を持ち出してきたり。
また、「家族が病気で大変だ」などの理由で、お金を要求してくるパターンもあります。
少しでも不安があるときには、家族や友人を紹介してもらうなど、慎重に相手を見極めていきましょう。
ビザや在留資格の問題
ビザや在留資格の問題も、国際結婚をするときには注意が必要です。
日本に滞在している外国人の場合、滞在できる期限や期間が決まっている可能性があるからです。
もしもあなたが結婚した後に、相手のビザや在留資格に問題がある場合、一緒に暮らせなくなるかもしれません。
また、期間を過ぎたまま日本に滞在している不法滞在の外国人もいます。
安心して結婚生活を送るためも、国際結婚の前には必ず、相手のビザや在留資格を確認してくださいね。
家族や親族への仕送りへの考え方の違い
家族や親族への仕送りに対する考え方の違いも、国際結婚をする前には注意が必要です。
日本人と外国人では、家族や親族への仕送りについての考え方が違うからです。
日本では親や兄弟に仕送りをする人は少数ですが、日本で暮らすほとんどの外国人の場合、毎月のように自国に暮らす家族へ仕送りをしています。
また、兄弟や従兄弟などの親族が多い国では、今後仕送りをする人数が増える可能性もあります。
仕送りをする予定の人数や金額、頻度など、詳しく確認する必要があるでしょう。
仕事への考え方の違い
仕事への考え方が違うことも、国際結婚をするときに気をつけるポイントです。
日本人と外国人では、仕事に対する考えや姿勢が違うことが多いからです。
たとえば、給料が良いという理由だけで夜勤を選択したり、稼ぐために全く休まずに働こうとしたり。
反対に、「他に良い仕事が見つかったから」と、すぐに仕事を辞めてしまうこともあります。
日々の仕事は、お互いが円満に生活していく上でとても大切です。
結婚生活を楽しむためにも、仕事への考え方について、お互いによく話し合いましょう。
生活する国の決め方
国際結婚の場合、生活する国の決め方にも気をつける必要があります。
生活する国によって、今後のライフスタイルが大きく変わってくるからです。
たとえば、結婚後にあなたが相手の国で生活する場合、文化や宗教が違う場所に馴染めるかわかりませんよね。
また、日本で暮らす場合でも、相手が日本の生活に合わないかもしれません。
文化や宗教の違う相手との国際結婚において、住む国はとても大事です。
どの国で生活するのがお互いのベストなのか、しっかりと話し合う必要があるでしょう。
【体験談】国際結婚前に知っておきたかったこと
では、実際に国際結婚をした人たちが結婚前に知っておきたかったこととは、どのようなことがあるのでしょうか?
筆者が知っておきたかったことは、主に次の6つです。
- 書類による手続きが多い
- 家族や友人との連絡頻度が高い
- 仕送りする人数が多い
- 頻繁に仕事を変える
- 食事を作るのに苦労する
- とにかくエネルギーを使う
経験者の体験談を元にしながら、それぞれ詳しく解説します。
手続きする書類が多い
国際結婚前に知っておきたかったことは、手続きする書類が多いことです。
国際結婚の場合、結婚前も結婚後も、必要な手続きがとても多いのです。
筆者も国際結婚をしていますが、たとえば日本で婚姻届を提出した後も、大使館や入国管理局で様々な手続きが必要でした。
特に入国管理局へ提出する書類には、夫と出会ってから婚姻までの馴れ初めを、細かく記入しなければならない欄も。
慣れない書類と向き合った私は、頭と時間を使い、とても疲れてしまいました。
国際結婚の前後でどんな手続きが必要になるのかを、しっかりと調べておくことをおすすめします。
家族や友人との連絡頻度が高い
国際結婚をする前に知っておきたかったことのひとつに、家族や友人との連絡頻度が高いことがあります。
相手の国によっては、ひんぱんに誰かと連絡を取り合う習慣があるからです。
たとえば、パキスタン人である筆者の夫は、毎日のように家族や友人と連絡を取っています。
夫と一緒に暮らし始めた頃、連絡頻度のあまりの高さに私は戸惑ってしまいました。
しかし、遠く離れた家族や友人を想い連絡を取り合うことは、ごく自然なことでしょう。
相手の気持ちを尊重した上で、頻度や時間帯など、しっかりと確認しておくのがおすすめです。
仕送りする人数が多い
仕送りする人数が多いことも、結婚前に知っておきたかったことのひとつです。
結婚相手の国や家庭環境によっては、仕送りする兄弟や親族がとても多い場合があります。
セネガル人の男性と結婚した友人は、旦那さんが家族へ仕送りしていることは知っていましたが、正確な金額や人数は把握していませんでした。
なんと旦那さんは、自分の両親だけでなく、5人の兄弟にも仕送りをしていたそうです。
友人は今後、旦那さんと仕送りについて話し合い、金額や人数を調整していくとのことでした。
相手が母国の家族に仕送りをしている場合は、結婚前に詳細を確認するのが良いでしょう。
頻繁に仕事を変える
国際結婚をする前に知りたかったことは、相手がひんぱんに仕事を変えることです。
筆者の知人であるSさんの旦那さんは、結婚するためにフランスから日本へ移住してきました。
しかしSさんの旦那さんは「自分には合わない」という理由で、1ヶ月で仕事を辞めてしまいました。
その後に決まった仕事も、今度は「日本語が難しかった」という理由でチェンジ。
旦那さんの次の仕事が見つかるまでの間、Sさんは一人で家計を支えていたそうです。
日々の仕事は、毎日の結婚生活と密接に関わってきます。
仕事に対する考え方や働く姿勢なども、結婚前によくチェックしておく必要があるでしょう。
食事を作るのに苦労する
国際結婚の前に知っておきたかったことは、食事を作るのに苦労することです。
相手の宗教や文化によっては、食べるものが今までとは違うことがあるからです。
たとえば、筆者の夫はイスラム教を信仰しているため、決して豚肉を食べません。
その結果、今まで豚肉を使っていたレシピが作れなくなり、料理のレパートリーが減ってしまいました。
宗教上の理由で使えない食材が多い場合、毎日の食事で困らないためにも、代用できる食材やレシピを考えておくことをおすすめします。
とにかくエネルギーを使う
国際結婚前に知っておきたかったことは、とにかくエネルギーを使うということです。
なぜなら国際結婚をすると、今までとは全く違う新しい生活に変化していくからです。
たとえば、引っ越しや転職などで環境が変わると、慣れるまではとても大変ですよね。
また、筆者が国際結婚をした後の、数ヶ月の体験です。
筆者は夫と毎日英語で話したり、たくさんの書類を手続きしたりと、不慣れなことに頭を使う毎日を過ごしました。
その結果、エネルギーを大量に消費しとても疲れてしまったのです。
国際結婚では、日常の様々なことが変化していきます。
変化に順応するためにも、日頃からエネルギーを蓄え、心も体もリラックスするように心がけましょう
まとめ
文化や習慣の違う相手との国際結婚では、たくさんの課題が出てきます。
しかし、結婚前にきちんと気をつけることで、安心して結婚生活を送れるように感じられます。
本記事では、国際結婚をする前に考えたい5つのことと、国際結婚前に知っておきたかったことを紹介しました。
これから国際結婚をされる方も、現在国際結婚をしようかと考えている方も、参考にしてくださいね。
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