「子供がゲームばかりしていて、将来への影響が心配……」
親としては、ゲームによる悪い影響も気になりますよね。
ゲームはネガティブな面ばかり取り上げられますが、上手に付き合えば良い影響もあります。
本記事ではゲームが子供に与える影響と上手な付き合い方についてお伝えします。
ゲームが子供の将来に悪い影響を及ぼすのを予防したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ゲームが子供に与える影響
ゲームは付き合い方によって、子供に悪い影響と良い影響の両方を与えます。
以下それぞれの影響を紹介します。
- 悪い影響
- 良い影響
悪い影響
ゲームが子供に与える悪い影響として、視力の低下やコミニュケーション能力の低下があります。
視力の低下は、ゲームをする際にテレビやゲーム機器、パソコンなどの画面を長時間見続けることが原因です。
子供時代に近くの画面ばかりを見ていると、ピントが近くの一点に固定しやすくなり、遠くがぼやけて見えるようになってしまうのです。
10歳頃までは視力発達に重要な時期ですので、長時間画面を見続けないようにしましょう。
また、ゲームばかりに熱中していると家族や友達との会話が少なくなり、コミュニケーション能力が低下する恐れがあります。
視力やコミュニケーション能力が低下しないように、時間制限を設けるなどの条件を設定することが大切です。
(参考:子どもの眼(視力)の発達|みるみるネット)
良い影響
ゲームが子供に与える良い影響には、達成感を味わえることや創造力が増すこと、空間認知能力が高まることがあります。
ゲームは小さな目的を達成したり、ゴールやクリアしたりする際に大きな達成感が得られます。
また、ブロックを使って建物や道具を作るようなゲームなどは創造力を鍛えられる利点も。
二つとないオリジナルの建物や道具も創れるので、満足感も得られます。
そして地図に従って目的に向けて進んだり、高低差をリアルに体感できるゲームもあるため、空間認知能力を高めることもできます。
筆者の子供もパズルゲームを繰り返しプレイする中で空間認知能力が高まり、ブロックで独創的な形を作るようになりました。
道具を用意できず日常生活ではできない創作や、目印を頼りに目的地まで進む擬似体験ができるのは良い影響と言えます。
(参考:ゲームが子どもに与える影響!良い影響・悪い影響と対処方法について解説|デジタネ)
【体験談】ゲームばかりする子供の将来はどうなる?
ゲームばかりする子供を見て不安になる親は多いと思いますが、実際のところゲームばかりする子供の将来はどうなるのでしょうか。
ネガティブ、ポジティブ両方の体験談を紹介します。
- ゲーム・ギャンブル依存症になった
- プログラミングに興味を持ち、プログラマーになった
ゲーム・ギャンブル依存症になった
ゲームばかりする子供がゲーム依存症になった男性Aのネガティブ体験談を紹介します。
小・中学生の頃は公園や外で遊ぶのが嫌いで、家での時間のほとんどをゲームをして過ごしていたそうです。
友達と遊ぶことも、部活で汗をながすこともなかったのでコミュニケーション能力が低下し、人間関係を築くのが苦手になったそう。
夜遅くまでゲームでプレイをする毎日を過ごし、生活習慣も悪くなる弊害が大人になっても続いたとのことです。
さらに、大人になってからはゲームで覚えた達成感を味わうために、ギャンブルにのめりこむようになったとのことです。
子供にゲーム機を壊されて本気で怒ったことで目が覚めて、ゲーム依存から脱却したそうです。
なかなか依存症から抜け出せないのは恐ろしいですね。
無制限にゲームをする生活を続けると、将来はさらにエスカレートしてギャンブル依存に陥る危険性があるため注意が必要です。
参考:【育児】26年間ゲーム依存で後悔した私が厳選!子供のスマホ、テレビの弊害10選(ガンバパパ)
プログラミングに興味を持ち、プログラマーになった
子供の頃にゲームばかりする中でプログラミングに興味を持ち、プログラマーになった知人男性Bのポジティブな体験談を紹介します。
小学校の頃には暇さえあればゲームばかりしていて、長期旅行にもゲーム機を持っていくほどだったそうです。
友達と遊ぶ際もゲームばかりしていて、1日のゲーム時間は3時間を超えていたようです。中学になると部活や勉強の合間にゲームをするようになり、同時にゲームの仕組みとしてプログラミングに興味を持ったそう。
最近では小学生からプログラミングが必修科目になっているので、ゲームで基礎能力を育めるのはメリットにもなります。
大学ではプログラミングを専攻し、後にIT系企業のプログラマーになったとのことです。
子供の頃の好奇心を突き詰めて、結果として好きなことを仕事にできているのは幸せだと話していました。
ゲームは適度であれば子供の好奇心をくすぐり、突き詰めて仕事に活かせるようにもなるというポジティブな例ですね。
子供とゲームの上手な付き合い方
子供とゲームの上手な付き合い方には、どのような方法があるのでしょうか。
以下の3つの方法を紹介します。
- リビングでゲームをさせる
- ゲームをした良い条件を決める
- ゲームをして良いとき以外はゲーム機を親が管理する
リビングでゲームをさせる
子供とゲームの上手な付き合い方として、リビングでゲームをさせることが効果的です。
リビングは家族皆が使う場所であるため、いつまでもゲームをするわけにいかず時間の区切りがつきます。
また、子供がどのようなゲームをしているのかを親が監視できるため、親のコントロール下でゲームをさせられるのです。
オンラインゲームは個人情報漏洩のリスクもあるため、親が目の届く場所で見守ることで犯罪に巻き込まれる危険を回避できるメリットも。
子供に親の管理下でゲームをさせるには、プレイ場所にリビングを選ぶのが有効なのです。
ゲームをして良い条件を決める
ゲームをして良い条件を決めるのも、子供とゲームの上手な付き合い方の一つです。
決められた条件の中でゲームをすれば、悪影響を及ぼす心配が軽減されます。
ゲームをする上での悪影響として視力の低下が心配なのであれば、画面からの距離やゲームをして良い時間の条件を設定しましょう。
ゲームのスケジュールは親が一方的に決めるのではなく、子供と話し合って決めることが大切です。
またゲーム中に登場する暴力的な場面が心配であれば、ソフトを購入する際に親が一緒に買いに行くか、設定を制限すると良いです。
妥協できる基準でゲームをする条件を決め、ゲームによる悪影響を軽減して上手に付き合うようにしましょう。
ゲームをして良いとき以外はゲーム機を親が管理する
ゲームをして良いとき以外はゲーム機を親が管理するのも、ゲームと上手に付き合う上で効果的です。
子供はゲーム機が目に入るとプレイしたくなってしまうため、ゲームをして良い条件下でのみ親が取り出すと条件を守りやすくなります。
子供に見つからないよう、ゲーム機の保管場所をこまめに変えるのがおすすめです。
筆者の子供も、夕食前など定めた条件以外はゲーム機を親が管理するようにしたところ、諦めて他の遊びをするようになりました。
ゲームには神経伝達物質ドーパミンを放出させ脳を興奮させる効果があり、中毒性が高いため、子供に自分で管理させるのは難しいです。
子供任せにせずに、親が一緒に管理してあげるようにしましょう。
参考:スマホ依存で1日2時間の勉強がムダに!ゲームが子どもの脳に及ぼす影響(ダイヤモンド・オンライン)
まとめ
子供がゲームばかりしていると、親は視力の低下などの悪い影響が気になりますよね。
子供がゲームにのめり込むあまり、家に引きこもって一人で過ごすようになることに不安を覚える親もいるでしょう。
社交性も育まれないのではないかと心配ですよね。
ゲームはネガティブな面ばかり取り上げられますが、上手に付き合えば良い影響もあります。
本記事ではゲームが子供に与える影響と上手な付き合い方についてお伝えしました。
ゲームが子供の将来に悪い影響を及ぼすのを阻止したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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