「子供には自宅で快適に勉強してもらいたい……!」
そんな時、子供部屋で勉強してもらうのとリビングで勉強してもらうの、どちらがいいのか悩みますよね。
実は、子供部屋での勉強とリビングでの勉強には、それぞれメリットとデメリットがあります。
本記事では、子供部屋とリビングの環境を徹底比較します。
子供を勉強させる場所でお悩みの方は参考にしてくださいね。
子供を自分の部屋で勉強させるメリット
まずは子供を自分の部屋で勉強させるメリットを3つ紹介します。
- 家族に邪魔されない
- 自分が集中しやすい環境を作れる
- 家族も気を遣わなくていい
家族に邪魔されない
子供を自分の部屋で勉強させるメリットは、家族に邪魔されないことです。
リビングで兄弟姉妹が遊んでいても、自分の部屋だと邪魔されることがありません。
勉強をしている時に話しかけられて、やる気がなくなる経験をお持ちの人は多いはず。
自分の部屋で勉強すると、家族に邪魔されることなく勉強に集中できます。
自分が集中しやすい環境を作れる
自分の部屋では、子供自身が集中しやすい環境を作れるのもメリットです。
自分の部屋だと、テレビの音や兄弟姉妹の遊んでいる声が聞こえません。
静かな環境で集中して勉強をすることができます。
シーンとした静かな部屋や、好きなBGMが流れている部屋は、リラックスがしやすいでしょう。
勉強に身が入るので能率が上がりやすいのがメリットです。
家族も気を遣わなくていい
子供が自分の部屋で勉強をすると、家族も気を遣わなくてすみます。
子供が勉強している時に家族がいつも気を遣っていると、お互いにストレスが大きいですよね。
子供が自分の部屋で勉強すれば、家族はリビングでテレビをみたり音楽を聴いたり好きな時間を過ごすことができるので、お互いにストレスがありません。
子供を自分の部屋で勉強させるデメリット
次に、子供を自分の部屋で勉強させるデメリットを3つ紹介します。
- 漫画などの誘惑がある
- 子供が勉強している様子を親が見られない
- 電気代がかかる
漫画などの誘惑がある
子供を自分の部屋で勉強させると、漫画などの誘惑があります。
好きな物がある自分の部屋では、休憩をとりがちでついつい漫画などを読みふけってしまうことも。
ベッドがあれば、つい横になり寝てしまうかもしれません。
好きな物が置いてある部屋で勉強だけに集中するのは難しいことです。
自分の部屋で勉強するなら、誘惑に負けないための工夫が必要でしょう。
子供が勉強している様子を親が見られない
子供が自分の部屋で勉強をしている様子を親が見られないデメリットがあります。
自分の部屋で勉強していると、親は本当に勉強しているのか把握することができません。
「子供が勉強をせず漫画を読んでいないか」とか「寝てしまっていないだろうか」など、不安に感じることは多いでしょう。
子供を信じて遠くから見守る精神力が、親に求められる場合もあるはずです。
電気代がかかる
子供が自分の部屋の冷暖房のエアコンを使用するため、電気代が余分にかかります。
夏は熱中症にかからないように、冬は風邪を引かないようにと体調管理をするためにもエアコンは欠かせません。
電気代を節約しすぎて体調を崩してしまっては本末転倒です。
電気代は、ベストな状態を保ち自分の部屋で勉強してもらうために必要なコストと割り切りましょう。
子供をリビングで勉強させるメリット
子供をリビングで勉強させるメリットをご紹介します。
- 家族が同じ空間で過ごせる
- 集中力が身に付きやすい
- 電気代を節約できる
家族が同じ空間で過ごせる
子供がリビングで勉強すると、家族が同じ空間で過ごすことができます。
両親は子供の様子を把握でき、子供は寂しさを感じることもなく安心して勉強できます。
子供は小学生くらいまで怖がりな子が多く、一人で部屋で過ごすのを寂しがることも多いです。
お化けを恐がる子も多いでしょう。
そのため、家族と同じ空間で過ごすことで子供が安心して勉強に集中できるのです。
集中力が身に付きやすい
リビングでは、集中力が身に付きやすくなります。
料理をする音や家族が会話する声など、リビングにはさまざまな生活音があります。
包丁でトントン切っている音やお鍋でグツグツ煮ている音は心地の良い音ですよね。
心地の良い音や家族の会話がリラックスできるので、集中力が身に付きやすいのです。
電気代を節約できる
リビングでの勉強は、電気代を節約することができます。
リビングで家族みんなが過ごすため、ひとつの部屋の冷暖房のエアコンで済むからです。
電気代が高い昨今、電気代を節約できるのであれば使うエアコンも最低限にしたいですよね。
リビングでみんなが過ごして電気代を節約できることは、大きなメリットといえます。
子供をリビングで勉強させるデメリット
子供をリビングで勉強させるデメリットをご紹介します。
- テレビの音や家族の声が邪魔になることがある
- 親の目線がプレッシャーになることがある
- テーブルが散らかりやすい
テレビの音や家族の声が邪魔になることがある
リビングは、テレビの音や家族の声が勉強の邪魔になることがあります。
また、リビングは家族が過ごす場所であるため、テレビの音や家族の会話が常にある状態です。
勉強をして疲れてきた場合など、集中力がなくなることで今まで気にならなかった音が気になってしまうこともあるかもしれません。
リビングでの勉強は、子供の性格なども影響し、できるだけ集中力を妨げないよう工夫してあげる必要があるでしょう。
親の目線がプレッシャーになることがある
リビングで勉強する場合、親の目線がプレッシャーになることがあります。
リビングで一緒にいると、親は子供の様子が気になってしまいがちです。
親は子供に対し「ちゃんと問題を解けているかな?」など気にしてしまいますよね。
子供は親の目線があると、行動を監視されているように感じプレッシャーを覚えることがあります。
テーブルが散らかりやすい
リビングで勉強する場合、ダイニングテーブルなどを使って勉強するため散らかりやすくなります。
勉強する時は問題集や文房具などをたくさん使うため、テーブルにたくさんの勉強道具を置くことになります。
問題を解いていると消しゴムのカスも生じ、なかなかすぐには片付けられません。
リビングで勉強するなら、片付けを習慣づける必要があります。
自分の部屋で勉強・リビングで勉強どっちがいい?経験談を紹介!
自分の部屋で勉強するのとリビングで勉強するのは、どっちがいいか悩みますよね。
全員が難関国公立大学に合格した3人の子を育てた筆者の体験談を紹介します。
ぜひ参考にして下さい。
- 小学校卒業までの期間
- 中高生の期間
- 大学受験生の期間
小学校までの期間
小学校卒業までは宿題をすることが中心なので、リビングで勉強させていました。
宿題や持ち物など親がチェックしなければいけないないことも多く、親が身近にいると子供はすぐに分からないところを聞けます。
親は家事の合間に勉強の進み具合を確認できたり、声かけができたりするのもメリット。
兄弟姉妹がいる場合、弟や妹は、兄や姉の勉強時間に絵を描くなどして静かに過ごすことで、勉強する習慣を自然と身につけられます。
中高生の期間
中高生の時は、リビングと子供部屋の場所を時間によって変えていました。
テスト前や受験などで勉強時間が増えるので、夕食の時間まではリビングで勉強し、夕食後は自分の部屋で勉強するというやり方です。
夕食までは家族も協力して、テレビを見ずに勉強優先でリビングで勉強できる環境を作り、夕食後は家族が好きなことができるように自分の部屋で勉強するようにしていました。
家族みんなの負担はできるだけ少ない方が、お互いにストレスなく日々の生活が送れます。
大学受験期
大学の受験期では、自分の部屋で勉強していました。
大学の受験勉強は、科目が多くなり教科書や問題集なども格段に増えます。
受験勉強の期間も長い上、勉強時間も今まで以上に多くの勉強時間が必要になるため、自分の部屋の方が集中して勉強ができるのです。
場所を変えると気分転換になるので、家族が仕事などでいない時やリラックスしたい時にはリビングで勉強していました。
受験までの期間、勉強時間が増えリビングでの勉強が中心であると、家族には相当な負担になります。
家族それぞれの負担を考えても、自分の部屋での勉強がいいでしょう。
大学受験の年齢になると、自分の部屋でもやるべき勉強がわかっているので、集中して勉強に取り組めていましたよ。
まとめ
子供に子供部屋で勉強してもらうべきか、リビングで勉強してもらうべきか、親は悩みますよね。
実は、自分の部屋の勉強とリビングでの勉強には、それぞれメリットとデメリットがあります。
本記事では、子供部屋とリビングの環境を徹底比較を紹介しました。
子供の勉強する場所でお悩みの方は参考にしてくださいね。
(参考サイト:リビング?それとも勉強部屋?子供が勉強に集中できる環境づくり)
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