「最近疲れているせいか肌の調子が悪い！」

そんな時、よく眠れないと更に肌が荒れてしまうことも。

実は、睡眠と肌質は深く関係しているのです。

本記事では、睡眠が肌へ与える影響と、肌質をよくするポイントを紹介します。

寝不足続きで肌が荒れてしまって困っている方は、参考にしてくださいね。

 

睡眠と肌の関係とは？

睡眠をとると、肌にはどんな影響が出るのでしょうか？

睡眠と肌の関係には、以下の特徴があります。

 

• 寝ている時に肌が生まれ変わる
• 睡眠不足は肌に悪影響
• 睡眠時に成長ホルモンが分泌される

 

順番に説明します。

 

寝ている時に肌が生まれ変わる

肌は、寝ている間に生まれ変わるといわれています。

寝ている間に脳から分泌される成長ホルモンやメラトニンが、新陳代謝を促し、肌の修復や再生をしてくれるからです。

また、お化粧を落として肌を休めることで、肌細胞も休息が取れ元気になります。

しっかり睡眠がとれると、肌の休息とホルモンの分泌で美肌につながるのです。

 

参考：nahlsエイジングアカデミー

 

睡眠不足は肌に悪影響

睡眠不足は、肌に悪影響を与えるとされています。

前述したように、睡眠が足りないと細胞を修復・再生するホルモンの分泌が不足するからです。

また十分な睡眠がとれていないと、肌のターンオーバーが乱れ、しわやシミ・吹き出物の原因になります。

睡眠不足が続くことで、肌トラブルが増えることになるのです。

 

参考：nahlsエイジングアカデミー

 

睡眠時に成長ホルモンが分泌される

成長ホルモンは、寝ている間に分泌されることがわかっています。

特に「ノンレム睡眠」という、深い眠りに入ったときに分泌が盛んになるのです。

成長ホルモンが肌を修復するのには、約6時間かかるともいわれています。

しっかり睡眠をとることで、十分な成長ホルモンが分泌され、美肌に繋がるのですね。

 

参考：nahlsエイジングアカデミー

 

肌に良い睡眠のとり方5つのポイント

どのような眠りが、肌に良い影響を与えるのでしょうか？

肌に良い睡眠の取り方のポイントを5つ紹介します。

 

• 睡眠時間をしっかりとる
• 起床時間のリズムを作る
• 寝る前にスマホやPCを見ない
• 寝る前にリラックスできる環境作りをする
• 入浴は寝る1時間半前に済ませる

 

睡眠時間をしっかりとる

睡眠時間をしっかりとることは、肌に良い睡眠のとり方のポイントの1つです。

肌の修復に必要なホルモンは、寝ている間に分泌されます。

十分な睡眠をとっていると、ホルモンの働きで肌の修復・再生が進みます。

前述したように、肌の修復・再生には約6時間かかるといわれているので、6時間以上は睡眠時間を確保したいですね。

 

起床時間のリズムを作る

良い肌のための睡眠で大切なのは、起床時間のリズムを作ることです。

起床時間を一定にすると、夜に「メラトニン」という眠りに誘導するホルモンが分泌しやすくなり、睡眠導入がしやすくなります。

特に朝、太陽の光を浴びると、夜のメラトニン分泌が促進されるといわれています。

夜心地よく入眠できると、睡眠の質もよくなり、美肌に繋がる可能性が高いですよ。

 

寝る前にスマホやPCを見ない

寝る前にスマホやPCを見ないようにすると、肌に良い睡眠がとりやすいです。

スマホやPCの画面に使われているブルーライトは、覚醒を促し眠気から遠ざけてしまうといわれています。

筆者も寝る前にスマホを見ていた時は、寝つきが悪く寝不足気味でした。

ブルーライトを避けると、入眠がしやすくなって睡眠時間も確保でき、肌の修復に繋がるのです。

 

寝る前にリラックスできる環境作りをする

寝る前にリラックスできる環境を作るのは、肌に良い睡眠をとるポイントです。

脳が睡眠モードになるには、副交感神経が優位になる状態が必要です。

リラックスすると副交感神経が働き、自然と眠たくなるのでよく眠れ、美肌効果が期待できます。

寝る前はアロマを炊いたり、好きな音楽を聞いて、ゆったりした気持ちでいると肌にいい睡眠がとれるでしょう。

 

入浴は寝る1時間半前に済ませる

肌に良い睡眠をとるために、入浴は寝る1時間半前に済ませましょう。

入浴直後の体温が高くなっている状態は、睡眠導入しづらいといわれています。

体温が下がってくる入浴から1〜2時間後が、眠気が出てきて眠りやすいのです。

筆者も入浴後約1時間過ぎたころから眠くなることが多いので、寝たい時間から逆算してお風呂に入ることが多いです。

お風呂の時間と就寝時間を1時間半あけると、寝付きが良くなり肌にいい睡眠がとれる可能性が高くなりますよ。

 

参考：朝日新聞Reライフ.net

 

睡眠で肌質が良くなるメリット

肌にいい睡眠がとれると、どんなメリットがあるでしょうか？

睡眠で肌質が良くなるメリットは主に以下の3つです。

 

• 美しい肌を保つ
• ストレス解消
• 疲労回復

 

1つずつ見ていきましょう。

 

美しい肌を保つ

肌にいい睡眠を続けると、きれいな肌を保つことができます。

睡眠で肌質が良くなっているということは、継続的に質のいい睡眠が十分取れているということになります。

自分の新陳代謝で肌をきれいにできているので、高い化粧品をあれこれ使うよりもずっと経済的で持続力があるのです。

 

ストレス解消

睡眠で肌質が良くなると、ストレス解消にもつながります。

人は寝ている間に、嫌な感情や記憶を処理し、不要なものを削除しています。

十分な睡眠がとれていると、ストレスとなるような情報がしっかり処理されるので、結果的にストレス解消になるのです。

ストレスがかかると、体が抗酸化物質を作り肌にも悪影響を及ぼすので、肌質の良くなるいい睡眠をとってストレスを解消しましょう。

 

参考：NELL

 

疲労回復

肌質が良くなる睡眠がとれると、疲れが取れやすいというメリットがあります。

厚生労働省は「健康づくりのための睡眠指針2014」の中で、いい睡眠は心身の疲労を回復し、健康に繋がるとしています。

睡眠中に分泌される成長ホルモンが、ダメージを受けた部分の修復をしてくれるのです。

肌質が良くなる睡眠をとって、健康な心身も手に入れられるなんて、大きなメリットですね。

 

参考：厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」

 

まとめ

肌の調子が悪いと、なんとなく気分が落ち込むことがありますよね。

いい睡眠を意識すると、きれいな肌を保ちやすくなります。

本記事では、睡眠と肌の関係や肌質をよくするポイントとメリットを紹介しました。

うまく睡眠がとれず肌が荒れがちな方は参考にして、きれいな肌を目指してくださいね。