「ストレートネックがいびきに関係するって本当?」
スマートフォンやタブレット・パソコンを使う機会が多くなり、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなっていることはありませんか?
実は、ストレートネックはいびきの原因となり得る場合があります。
本記事では、ストレートネックといびきの関係性やストレートネックの改善方法を紹介します。
ストレートネックを改善して快眠を目指したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
いびきにも関係する?ストレートネックとは
いびきにも関係するストレートネックとはどのような状態なのでしょうか?
私たちの首の骨は、頭を支えるために緩やかにやや前方にカーブしています。
しかし、ストレートネックになると首の骨が真っすぐになってしまい、頭が前に突き出た状態になります。
前に突き出た頭を支えるには首に大きな負担がかかり、首の筋肉が固くなってしまうのです。
ストレートネックになると、首や肩のこり・頭痛やいびきなどが出てきやすくなるため、姿勢を正すことはとても大切です。
ストレートネックがいびきに関係するって本当?
ストレートネックがいびきに関係するのは本当なのでしょうか?
ここでは、ストレートネックといびきが関係している理由を2つ説明します。
- 横になった時に気道の閉塞が起きていびきをかきやすくなる
- ひどくなると睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性も
横になった時に気道の閉塞が起きていびきをかきやすくなる
ストレートネックがいびきに関係する理由の一つ目は、横になった時に気道の閉塞が起きていびきをかきやすくなるからです。
ストレートネックの人は首が前に倒れて真っすぐなので、横になった時に頭の位置が高くなります。
頭の位置が高い状態で横になると、首が詰まったような体勢になります。
睡眠中に舌が落ち込んでくると、舌が気道をふさいでしまい、いびきをかきやすくなるのです。
ひどくなると睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性も
ストレートネックがいびきに関係するのは、いびきがひどくなると睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性もあるからです。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が何度か止まってしまう病気です。
ストレートネックの状態が続きいびきが悪化すると、舌が気道をふさぐため呼吸が妨げられます。
睡眠時無呼吸症候群になると熟睡感がなくなり、睡眠不足が続いたり日中に強い眠気を感じたりします。
さらに、高血圧や脳卒中・心筋梗塞などの他の病気の引き金になる場合があるため、ストレートネックを放置するのはよくないのです。
参考サイト:睡眠時無呼吸症候群│独立行政法人国立病院機構 近畿中央呼吸器センター
ストレートネックを改善する方法はあるの?
ストレートネックを改善するには、どのような方法があるのでしょうか?
主に4つの方法があります。
- 自分に合った枕を選ぶ
- こまめにストレッチをする
- スマートフォンを使用する際の姿勢に気を付ける
- 猫背を正す
詳しく説明します。
自分に合った枕を選ぶ
ストレートネックを改善する方法の一つ目は、自分に合った枕を選ぶことです。
自分の首の状態に合った枕を選ぶことで、首本来のカーブを保てるようサポートしてくれるからです。
高さや柔らかさが自分に合わない枕を使い続けると、首に負担がかかって熟睡感が得られません。
筆者は枕を選ぶ時、店舗に行って店員に相談したり実際に使用感を試したりしました。
自分自身の首にフィットする丁度よい枕を見つけましょう。
こまめにストレッチをする
こまめにストレッチをすると、ストレートネックを改善できます。
ストレッチをすると筋肉がほぐれ、ストレートネックが緩和されるからです。
また、ストレッチは首や肩のこりや痛みを和らげるメリットにもつながります。
筆者も長時間スマホの画面を見続けた時は、一旦目を離し、首周りや背中を伸ばすよう心がけています。
無理のないよう、簡単にできるストレッチから取り入れてみましょう。
スマートフォンを使用する際の姿勢に気を付ける
スマートフォンを使用する際の姿勢に気を付けるのもストレートネックの改善に有効です。
スマートフォンを操作する時に無意識に頭が前に傾くような姿勢を避けると、首の負担が少なくなるからです。
画面を見る時に、顔が下を向く姿勢や顎が前に突き出るような姿勢は、首に大きな負担がかかります。
スマホを操作する際は、目の高さに持ち上げるようにしましょう。
猫背を正す
ストレートネックを改善するためには、猫背を正すようにしましょう。
背中が丸くなった猫背を正すと、頭が前に出るのを予防できるからです。
猫背は背中が丸くなり頭が突き出るためストレートネックと似たような姿勢になります。
猫背は楽な体勢ですが、長時間続けないように意識して姿勢を正すようにしましょう。
ストレートネックといびきにも関係がある!枕の正しい選び方
枕を正しく選ばないと、ストレートネックやいびきにも影響を及ぼすことがあります。
枕の正しい選び方のポイントは、主に3つあります。
- 理想の寝姿勢になれるものを選ぶ
- 体圧が分散されるものを選ぶ
- 大きめ・広めのものを選ぶ
詳しく説明します。
理想の寝姿勢になれるものを選ぶ
枕の正しい選び方の一つ目は、理想の寝姿勢になるものを選ぶことです。
理想の寝姿勢を維持すると、首本来のカーブを描きやすいからです。
理想の寝姿勢とは、まっすぐに立っている時の姿勢と近い仰向けの姿勢をいいます。
仰向けで自分自身の首のカーブに合った高さの枕を選びましょう。
体圧が分散されるものを選ぶ
枕の正しい選び方として、体圧が分散されるものを選ぶことも大切です。
体圧が分散される枕を使うと、首への負担がかかりにくくなり筋肉の緊張を和らげるからです。
硬めの枕は頭と首を支え寝返りが打ちやすい一方で、接地する頭の面が少なく後頭部に圧力が集中するため、首の筋肉が緊張してしまいます。
一方、柔らかい枕はフィット感があり圧力が分散されますが、寝返りが打ちにくく寝苦しさの原因になります。
ある程度の反発力があり、圧力が分散される枕を選びましょう。
大きめ・広めのものを選ぶ
大きめ・広めの枕を選ぶのも、正しい枕選びのポイントです。
大きめや広めの枕は、寝返りが楽に打てるからです。
寝返りには、体内の血流が滞らないようにする役割があります。
寝返りを打たないと長時間同じ姿勢をとるため、体のこりや痛みの原因になり得ます。
横になった時に、十分寝返りを打てる枕を選びましょう。
まとめ
ストレートネックは主に首の痛みや肩こりを引き起こすことが多く、いびきの原因にもなると聞くと不安になりますよね。
実は、ストレートネックはいびきの原因になるほか、正しい対処をしないと他の病気の引き金にもなりかねません。
本記事では、ストレートネックといびきの関係、ストレートネックの改善方法や枕の正しい選び方を紹介しました。
ストレートネックを予防して健康に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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