「本棚があふれて整理できない……」
そんな悩みを解消するカギは、断捨離の達人になることです。
実は、本を適切に手放すと、心と空間にゆとりが生まれるのです。
本記事では、本の捨て方の具体的なコツや、手放すべきかどうかを判断する基準を紹介します。
本棚をすっきり整えて断捨離の上級者を目指したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
本を断捨離するメリット
断捨離すると、どのような利点があるのでしょうか?
ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
- 本の管理がしやすくなる
- 本棚の容量がわかり衝動買いしにくくなる
- 自分の読書の好みを再発見できる
本の管理がしやすくなる
断捨離をすると、本の管理が格段に楽になります。
持っている本の量が適正になると、本棚や部屋がすっきり片付き、必要なものをすぐに見つけられるようになるからです。
読み終わったけれど取っておいた本を積み上げていると、探しものに時間がかかってしまいます。
本を整理すると、残るのは「本当に必要なもの」だけになります。
不要なものは思いきって手放すことが、本の管理をしやすくする第一歩です。
本棚の容量がわかり衝動買いしにくくなる
本棚の容量をしっかり把握できるようになるのも、断捨離を実践するメリットです。
新たな本を購入する際に「本棚に収まるかな?」と考える癖がつくと、衝動買いを防げます。
断捨離をすると、本棚の残りのスペースを確認できるため、購入前に「必要かどうか」を冷静に判断できるようになるのです。
持ち物の量をコントロールできるようになると、無駄遣いを防ぎ節約にもつながります。
定期的に本棚を見直して、「適正量」をキープする習慣をつけましょう。
自分の読書の好みを再発見できる
本を整理する中で、自分の読書の傾向や好みを再確認できます。
どの本を手放し、どれを残すか一冊ずつ向き合うと、「自分はこういうテーマが好きなんだ」と気づくことも多いです。
長らく読んでいない分野の本が多くを占めている場合は、もう自分の興味から外れているのかもしれません。
過去の興味が今の自分に合わないと気づく一方で、心から好きなテーマを再確認できます。
本を選ぶ作業は、自分自身を知るきっかけにもなるのです。
【断捨離】本の捨て方4ステップ
断捨離を成功させるには、どのように進めるとよいのでしょうか?
おすすめの本の捨て方を、次の4つのステップで説明します。
- 断捨離のゴールを決める
- 処分する基準に沿って仕分けする
- 収納スペースに収める
- 処分方法を決めて捨てる
断捨離のゴールを決める
最初にゴールを明確にするのが、断捨離を成功させるポイントです。
目指す状態が曖昧だと、どこまで減らせばいいのかわからず、途中で挫折してしまう恐れがあります。
「本棚に収まる量にする」「お気に入りの本だけを残す」など、具体的な目標を設定してみましょう。
選別作業に迷いが少なくなると、断捨離がスムーズに進みます。
「どうなったら気持ちよく本棚を使えるか」を具体的にイメージするのもおすすめです。
紙に書き出してみることで、断捨離のゴールがより具体化され、作業がスムーズに進められますよ。
処分する基準に沿って仕分けする
断捨離の次のステップは、処分する基準を決め、それに沿って仕分けることです。
手放す基準がないと一冊一冊に迷いが生じ、仕分けに時間がかかってしまいます。
明確なルールを作ると、感情に流されずに効率的に選別できるのです。
たとえば、「1年以上読んでいない」「今後読む予定がない」など、手放す明確なルールを設定しましょう。
本棚から一冊ずつ取り出し、決めたルールに沿って「残す本」「手放す本」に分類していきます。
収納スペースに収める
手元に「残す本」と決めたものは、本棚などの収納スペースに収めていきます。
適切に収納すると今後の管理が楽になり、次に読む本をすぐに探せる状態になります。
収納スペースを確認し、カテゴリーや使用頻度で分けて配置してみましょう。
本をジャンルごとに分ける、よく読むものを手前に配置するなどの工夫が、より使いやすくするポイントです。
収納が整えば、本棚がすっきりと美しい空間になり、断捨離の達成感も得られます。
処分方法を決めて捨てる
最後に、「手放す本」の処分方法を明確に決めて実行しましょう。
処分する方法にはいくつかの選択肢があります。
状態のよい本は中古書店やフリマアプリで売却したり、買取サービスを利用したりして、お金に変えることが可能です。
また、寄付できる団体や施設を探せば、誰かの役に立つ形で手放せます。
一方、状態が悪い本や価値の低いものは、自治体のルールに従ってリサイクルや廃棄処分を行いましょう。
大切なのは、処分の方法をあらかじめ決めておくことです。
具体的な行動プランを立てると、後回しにせず断捨離を完了させられますよ。
本の断捨離における処分していいものの基準
本を整理するには、どのような基準で処分するとよいのでしょうか?
手放すのにおすすめの本を、ここでは5つ紹介します。
- 挫折した本
- 電子書籍がある本
- 紙魚(しみ)が発生している・文字が薄れている本
- 1年以上読んでいない本
- 内容が印象に残っていない本
挫折した本
読むのに挫折した本は、思いきって手放すのがおすすめです。
途中で読むのをやめた本は、興味を失ったか、自分に合わなかった可能性が高いからです。
挫折した本を無理に取っておくと断捨離が進まず、他の整理も遅れがちになります。
難解な専門書や、人気だからと購入したけれど自分には響かなかった本が本棚に眠っていませんか?
「そのうち読もう」と思っていても、現実的には再び手に取る可能性は低いでしょう。
必要だと思える時期が来たら、再度購入するか、図書館で借りる方法もあります。
読みかけの本を棚から出し、「本当にもう一度読む必要があるか」を自身に問いかけてみてください。
読まないと思ったら潔く処分し、本棚のスペースを有効活用しましょう。
電子書籍がある本
電子書籍として入手可能な本は、紙の本を整理する際の参考にするとよいでしょう。
電子書籍は物理的なスペースを取らず、断捨離後も読みたいときにネットにアクセスすれば簡単に読めます。
また、デジタル化によって必要な情報を素早く検索できる利点もあります。
たとえば、ビジネス書や自己啓発書などは電子書籍版で購入し直せば、場所を取らずに持ち運びも便利です。
特に読み返す頻度が低い本なら、電子書籍にするのがおすすめです。
この機会に自分の本棚にある本の電子書籍版を調べてみましょう。
紙魚(しみ)が発生している・文字が薄れている本
紙魚(しみ)が発生している・文字が薄れているなど、劣化が進んでいる本は処分を検討しましょう。
紙魚やカビの発生は、他の本や家具にも悪影響を与える可能性があります。
大切にしている本まで害虫被害に遭うリスクがあるため、早めに処分するのが賢明です。
また、文字が薄れてしまった本は実用性を失っています。
劣化した本を持ち続けることは不衛生な環境を招く原因になるため、適切に処分しましょう。
1年以上読んでいない本
長い間手に取らなかった本は、今後も読む機会が少ないと考えられるため、思いきって手放すことを検討しましょう。
人の興味や関心は時間とともに変わります。
もしも1年以上放置されている本がある場合は、今の読書スタイルや興味と合っていない可能性があります。
買ったきり読まずに置いているベストセラー本や、過去の趣味に関する雑誌などはありませんか?
最後に読んだ時期を思い出しながら本棚をチェックしてみましょう。
長期間放置されている本は、手放す候補として分類するのをおすすめします。
内容が印象に残っていない本
読んだ後に内容がほとんど印象に残っていない本も断捨離するのがおすすめです。
本は本来、感動や知識を提供してくれるものですが、心に残っていないものは役割を果たしていないかもしれません。
心に響かなかった本や記憶に残らないものを持ち続けても、本棚のスペースを埋めるだけの存在になりがちです。
本棚を眺めながら、内容を簡単に思い出せるかどうかを確認してみましょう。
記憶にない本があれば手放す候補として考えてみてくださいね。
まとめ
本棚の整理に悩んでしまうことはありますよね。
本記事では、断捨離を進めるコツや手放すべき本の判断基準を紹介しました。
断捨離をすると、本棚がすっきり整うだけでなく、自分の読書スタイルも再発見できます。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ本棚を片付けて、断捨離の達人を目指してみてくださいね。
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