「どんなに怒っても、子どもが全然ゲームをやめない!」
子どもが勉強もせずにゲームばかりしていると、親としては怒らずにはいられません。
毎日同じことばかり言って叱るのにも、うんざりしてしまいますよね。
実は、子どもを叱らずに自主的にゲームをやめさせる、特別な言葉があるんです。
本記事では、子どもにゲームをやめさせる魔法の言葉やコツを紹介します。
もうゲームのことで子どもを叱りたくないママは、ぜひ参考にしてくださいね。
子どもにゲームをやめさせるために親が知っておきたいこと
ゲームが好きな子どもに「ゲームはダメ!」と怒るのは、基本的に逆効果です。
子どもにゲームをやめさせるために、子どもの心理とやめさせるコツを知っておきましょう。
- 親がマイナスに思うことでもまずは認めてあげるのが大事
- 叱るより子どもに選択させる方が効果的
- 人は禁止されるともっとやりたくなるもの
- 人はノルマや強制があるとやるのが嫌になるもの
親がマイナスに思うことでもまずは認めてあげるのが大事
ゲームをやめさせたいとき、まずは子どもの好きなことを認めてあげましょう。
子どもがゲームをしていると、「勉強しなくなるかも…」「暴力的になるのでは…」とデメリットばかりが目についてしまいがちです。
しかし親が気づいていないだけで、ゲームには想像力が身についたり友達とのコミュニケーションツールになったりと、たくさんのメリットもあります。
「何をするゲームなの?」「どういうところがおもしろいの?」と、まずは子どもの好きなものに興味を持ちましょう。
「ママにも教えて!」と、一緒にゲームをしてみるのもいいですね。
頭ごなしに怒らず寄り添えば、子どもも親の話に耳を傾けるようになるでしょう。
叱るより子どもに選択させる方が効果的
子どもを叱るより、自分自身でどうするかを選ばせるのもゲームをやめさせるのに効果的です。
親が勝手にルールを決めず、子どもの意見を聞いておわる時間を決めた方が、素直に約束を守れます。
「あと30分でやめなさい!」ではなく、「あと何分でやめる?」と聞いてみましょう。
親が一方的に決めず、子どもに選択権を与えて親子で話し合うのがおすすめです。
自分で決めたルールを守る経験を積むうちに、自主的にゲームを切り上げられるようになります。
人は禁止されるともっとやりたくなるもの
人は禁止されると、もっとやりたいと思ってしまうものだと知っておきましょう。
禁止されると逆に興味がわいてしまい、行動したくなる「カリギュラ効果」という心理効果が起きるからです。
人は勝手に決められるとストレスが溜まり、反射的に禁止された行動をしてしまいます。
「絶対に見ないで!」と言われたのに見てしまった「鶴の恩返し」や「浦島太郎」もまさにカリギュラ効果ですよね。
ゲーム禁止!と決めてしまうと、子どもは反発して逆効果になるので、おすすめできません。
人はノルマや強制があるとやるのが嫌になるもの
人はノルマがあったり強制されたりすると、やるのが嫌になるものです。
「心理的リアクタンス」という状態で、行動を強制されると腹が立ったり反発したくなってしまいます。
「やめなさい!」「1時間でおわりなさい」などと言われると、子どもはやめたくなくなってしまうのです。
子どものころ、親に勉強などを強制されて「今やろうと思ってたのに!」という定番のやりとりをしたことがありますよね。
強制すると逆効果になると理解し、親が言葉を選ぶ必要があります。
子どもにゲームをやめさせる魔法の言葉
子どもにゲームをやめさせるには、どのような声掛けをすればよいのでしょうか?
意外なのにしっかりと子どもに届く魔法の言葉を、6つ紹介しますね。
- 「すごい集中力だね!」
- 「今日はゲームがおわったら一緒に〇〇しよう」
- 「自分で何時までゲームするか決めて教えてね」
- 「〇〇がおわったらゆっくりゲームしていいよ」
- 「ゲームは1日3時間の約束でしょ?ちゃんと3時間やりなさい」
- 「まだそのレベル攻略できてないの?真面目にやりなさい」
「すごい集中力だね!」
「すごい集中力だね!」とほめるのも、ゲームをやめさせるための魔法の言葉です。
子どもの好きなゲームを否定しない言葉なので、親の言葉に耳を傾けるようになります。
ゲームだとしても集中するのはいいことなので、まずいい部分を見つけてほめてあげましょう。
自分の行動をほめられて、嫌な気分になる人はいないはずです。
タイミングよく「そろそろやめよっか」などと声をかけると、すんなりとやめる可能性があります。
ほめられた集中力が、さらに勉強でも活かせるようになると嬉しいですね。
「今日はゲームがおわったら一緒に〇〇しよう」
「ゲームがおわったら一緒に〇〇しよう」と、声をかけるのもゲームをやめさせるのに効果的な言葉です。
ゲームばかりしている子どもは、家の中にゲーム以外の楽しみを見つけられていない可能性があります。
ゲーム以外の楽しみが先にあるとわかれば、やめやすくなるのです。
筆者はどれだけ怒ってもゲームをやめなかった長女に、「ママの洗い物がおわったら自転車でお出かけしよっか」と声をかけたことがあります。
「もうやめなさい!」と何度怒っても全然聞く耳を持たなかった長女が、「行く!」と言ってすぐにゲームを置いたのです。
ゲーム以外の楽しみを教えてあげると、ゲームの時間を減らしたり、やめたりしやすくなります。
「自分で何時までゲームするか決めて教えてね」
ゲームを素直にやめさせるには、「自分で何時までゲームするか決めて教えてね」と伝えるのもおすすめです。
親が勝手にルールを決めると反発しますが、自分で決めたルールなら守れる確率が上がります。
「19時から夕食だから、あと1時間でやめなさい!」と親に勝手に決められると、子どもも嫌な気持ちになってしまいます。
しかし、「19時から夕飯だけど、何時までゲームする?」と言えば、夕食までの時間でやめる時間を決めやすくなります。
子どもにルールを決めさせれば責任感が育ち、自主的にゲームをやめられるようになります。
「〇〇がおわったらゆっくりゲームしていいよ」
ゲームをするための条件を決める言葉も、子どもを叱らないための魔法の言葉です。
親がゲームをやめてほしいと思うのは、宿題などのやるべきことをやっていないからではないでしょうか?
「宿題がおわったら好きなだけゲームしてもいいよ」「習い事から帰ったら、ゆっくりゲームしていいからね」と、禁止や制限ではなく認めてあげましょう。
ルールを守れば好きなことができるので、子どもも自分から勉強などに取り組みます。
親もやるべきことがおわっているならと、少し広い心で叱らず見守れるようになりますよ。
「ゲームは1日3時間の約束でしょ?ちゃんと3時間やりなさい」
子どもが決めたゲーム時間を、長くても絶対に守らせる「ちゃんと3時間やりなさい!」というのも魔法の言葉です。
強制されるとやりたくなくなる「心理的リアクタンス」を逆手に取ります。
子どもにゲームする時間を決めさせ、たとえ3時間という長すぎる時間でも絶対に守らせましょう。
最初は喜んで3時間のゲームを楽しんでいても、毎日強制されるのがしんどくなってきます。
ルールは親子で話し合い、子ども主体で時間や頻度の調整を繰り返しましょう。
親の忍耐力も必要ですが、絶対に自分で決めたルールを守る責任感も身につきます。
「まだそのレベル攻略できてないの?真面目にやりなさい」
「まだそのレベル攻略できてないの?真面目にやりなさい!」と言うのも、ゲームをやめさせる魔法の言葉です。
真面目にやりなさいと強制されたことは、一気にやる気がなくなるものです。
もし親から「まだそんなこともわからないの?!真面目に勉強しなさい!」と言われたら、もう勉強やめようかなという気持ちになりますよね。
子どもは大人から強制されることより、ダメと言われることの方がやりたくなってしまいます。
「やめなさい!」と怒ってもやめないなら、逆にもっとやるように促すと効果的かもしれませんね。
まとめ
子どもにゲームをやめさせたいと思っても、なかなか素直におわってくれず、叱ってばかりになりがちで悩みますよね。
実はゲームしている子どもをほめたり、もっとゲームをやりなさいと言うことで、叱らずにゲームをやめさせられます。
本記事ではゲームばかりしている子どもに届く、ゲームをやめさせる魔法の言葉を紹介しました。
叱ることなくゲームをやめさせたい方は、ぜひ魔法の言葉をうまく使ってみてくださいね。
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