「キッチンの換気扇が油汚れでギトギト……どう掃除をすればきれいになる?」
油で汚れたキッチンの換気扇は、掃除をするのも一苦労ですよね。
実は、換気扇の油汚れをスルッと落とす、簡単な掃除のやり方があるのです。
本記事では、筆者宅にも取り入れている、キッチンの換気扇の油汚れを落とす手順とおすすめ洗剤を紹介します。
簡単な方法で換気扇をきれいに掃除したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
キッチンの換気扇を掃除しないリスク
キッチンの換気扇を掃除しなければ、どのようなリスクがあるのでしょうか?
換気扇の汚れをそのまま放置していると、油脂やホコリが溜まり、さまざまなリスクが大きくなります。
たとえば、フィルターやファンに油脂が溜まると、溜まった油が高温になり発火しやすくなるため、キッチン火災のリスクが高まります。
また、換気扇にホコリがつまって排気の効率が低下すると、煙や臭いが室内にこもってキッチンの空気が悪化することも。
キッチン内の空気が悪くなると、シックハウス症候群や一酸化炭素中毒など、健康に悪影響を及ぼすリスクも高まるでしょう。
さらに、油脂が溜まってカビやバクテリアが増殖してしまうと、キッチンの衛生状態も悪化します。
長期的には、換気扇が故障するリスクが高まり、修理や交換のコストがかかる可能性もあります。
さまざまなリスクを避けるためには、定期的な掃除とメンテナンスが必要です。
キッチンの換気扇掃除の適切な頻度
キッチンの換気扇は、どのくらいの頻度で掃除をすればよいのでしょうか?
換気扇掃除の適切な頻度は、使用回数や料理の内容によって変わります。
揚げ物や炒め物など油を使う調理を頻繁にする家庭では、油脂や汚れが換気扇につきやすいため、月に1回以上の掃除が推奨されています。
一方で日常的に使用回数が少ない場合や、蒸し物や煮物など軽い調理が主な家庭では、2ヶ月に1回程度の掃除でも差し支えないでしょう。
どのような調理を行うにしても、少なくとも2~3ヶ月に1回は換気扇の徹底的な掃除を行うことが理想的です。
調理の度にレンジフード周りを軽く拭き取るだけでも、汚れの溜まり方に大きな違いが出ます。
定期的に適切な頻度で換気扇を掃除することで、故障や健康被害のリスクを減らし、キッチンを清潔で安全な状態に保てます。
参考サイト:i.so-ji
キッチンの換気扇掃除の簡単なやり方
キッチンの換気扇は、どのように掃除をするとよいのでしょうか?
簡単なやり方を詳しく紹介します。
- 必要なもの
- 手順1:電源を切る
- 手順2:掃除前の準備
- 手順3:外した部品をつけおきする
- 手順4:換気扇本体の掃除
- 手順5:再組み立てと機能チェック
参考サイト:東京ガスのハウスクリーニング
必要なもの
キッチンの換気扇の掃除を効率よく簡単に行うためには、以下のものを準備すると便利です。
- アルカリ性洗剤(重曹やスプレータイプの洗剤など)
- お湯
- ゴミ袋(またはビニールシート)
- スポンジ(または柔らかいブラシ)
- 古い歯ブラシや綿棒
- ぞうきんやキッチンペーパー
- 新聞紙
- ゴム手袋
換気扇の掃除に使う洗剤は、油汚れに強いアルカリ性のものがおすすめです。
油汚れは酸性であるため、反対の性質をもつアルカリ性の洗剤を使うことで、すっきり落としやすくなりますよ。
手順1:電源を切る
掃除を始める前に、まず安全確保のために換気扇の電源を切りましょう。
掃除中に誤って電源が入り換気扇のファンが回り出すと、怪我してしまう恐れがあります。
また、確実に電源を切ることで、掃除中に電気関連の事故が起こるのを防げます。
換気扇の電源が確実にオフになっていることを確認し、作業を安全に行いましょう。
手順2:掃除前の準備
次に、掃除前の換気扇周りの準備を始めます。
準備をきちんと行うことで、周りを汚さず、油汚れをきれいに落としやすくなります。
換気扇の下に位置しているコンロは、掃除中に垂れた洗剤や汚れがつきやすくなるため、新聞紙などで覆って保護しておきましょう。
シンクを使う場合は、ビニールシートや開いたゴミ袋をテープで止めて、傷つかないよう保護します。
さらに、換気扇の部品で外せるものは、すべて取り外しておきます。
部品の外し方がわからない場合は、説明書を確認してみましょう。
手順3:外した部品をつけおきする
換気扇の外した部品は、基本的につけおき洗いがおすすめです。
汚れた部品を洗剤液にしばらく浸すことで、効率よく油汚れを落とせます。
ゴミ袋の中に外した部品を入れ、45~50℃程度のお湯を、すべてのものが浸る程度まで加えましょう。
さらに洗剤を入れて、ゴミ袋の口を結び30分ほど放置します。
細かい部分や頑固な汚れは、つけおきだけでは落ちないため、スポンジや柔らかいブラシを使って擦って落としましょう。
洗い終わった部品をきれいな水で丁寧にすすいだ後は、自然乾燥させておきます。
手順4:換気扇本体の掃除
換気扇本体は、スプレータイプの洗剤などを使って掃除します。
掃除をしたい部分に、洗剤を直接吹きかけて油汚れやホコリを拭き取りましょう。
なかなか落ちない汚れは、スプレーをした後にキッチンペーパーをかぶせて、5~10分ほどおくと落としやすくなります。
油汚れは細かい部分にまで入り込んでいるため、ネジや留め具の隙間、スイッチの溝などもチェックしてみましょう。
古い歯ブラシや綿棒を使って擦ると細かい部分も、きれいに落とせますよ。
仕上げに清潔なぞうきんで換気扇本体を水拭きして、しっかり乾燥させます。
手順5:再組み立てと機能チェック
換気扇本体や外した部品が完全に乾いたら、再組み立てをして機能をチェックします。
掃除のために取り外した部品を換気扇に戻し、すべて正しく組み立てられていることを確認します。
電源を入れて換気扇が正常に動作するかをチェックしましょう。
きちんとした手順を踏むことで、換気扇の清掃がより効率的かつ安全に行えます。
キッチンの換気扇の油汚れがスルッと落ちるおすすめ洗剤
キッチンの換気扇の油汚れをスルッときれいに落とすためには、どのような洗剤を使うとよいのでしょうか?
おすすめの商品を3つ紹介します。
- 花王 台所掃除用品 マジックリン ハンディスプレー
- シャボン玉石けん株式会社 重曹
- アズマ工業 アズマジック 油汚れ洗剤
花王 台所掃除用品 マジックリン ハンディスプレー
花王の「台所掃除用品 マジックリン ハンディスプレー」は、換気扇の油汚れを落とすおすすめの洗剤です。
泡タイプの洗剤のため汚れに密着しやすく、厚くこびりついた油汚れを浮かせて落とします。
使いやすいスプレー式なので、高い位置にある換気扇の手の届きにくい部分にも簡単に洗剤をかけられます。
複雑な形状の部品が多い換気扇の掃除に最適な、使い勝手のよい洗剤です。
参考サイト:My Kao Mall
シャボン玉石けん株式会社 重曹
キッチンの換気扇の掃除には、シャボン玉石けん株式会社の「重曹」が最適です。
主成分は炭酸水素ナトリウムの弱アルカリ性で、油汚れに強いだけでなく環境にもやさしい洗剤です。
重曹を溶かしたお湯を準備して、取り外したファンや細かい部品などをつけおき洗いすれば、油汚れをきれいに落とせます。
換気扇はもちろん、ガスレンジの汚れ落とし・キッチンの消臭など幅広く使用できる、おすすめの商品です。
参考サイト:シャボン玉石けん
アズマ工業 アズマジック 油汚れ洗剤
アズマ工業の「アズマジック 油汚れ洗剤」は、キッチンの換気扇の油汚れをスルッと落とせる洗剤です。
ハウスクリーニングのプロが推奨する、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムが配合されたアルカリ性洗剤です。
換気扇やガスコンロに吹きかけるだけで、油脂やホコリによる汚れをきれいに落とせます。
洗剤をお湯の中に入れて、汚れた部品をつけおきすれば、頑固な汚れにも対応できます。
油汚れの多い換気扇掃除に便利に使える、おすすめの洗剤です。
参考サイト:アズマの快適百貨
まとめ
油で汚れたキッチンの換気扇は、掃除をするのも一苦労ですよね。
本記事では、キッチンの換気扇の油汚れを落とす手順とおすすめ洗剤を紹介しました。
換気扇の油汚れを簡単に落とすためには、外せる部品はすべて取り外し、アルカリ性の洗剤でつけおき洗いをするのがポイントです。
今回ご紹介した内容を参考に、油で汚れたキッチンの換気扇を掃除して、すっきりピカピカにしてみてくださいね。
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