【エアコン掃除】フィルターを洗わず使うリスクと外し方・洗い方

「エアコンのフィルター掃除って、したほうがいいの?!」

エアコンのフィルターの汚れは見えにくく、掃除をせずにそのまま使い続けてしまう人がいます。

しかし、フィルター掃除をせずに使い続けているとエアコン本体のトラブルや家族の健康被害につながる恐れも。

本記事では、エアコン工事業者の妻である筆者がフィルター掃除を怠るリスクや簡単な掃除方法を紹介します。

エアコンのフィルター掃除について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

エアコンのフィルターを掃除しないと起こること

「フィルターくらい掃除しなくてもいいよね」と軽い気持ちで放置すると、いろいろなトラブルが発生します。

掃除を怠って起きがちなトラブルを、4つ紹介します。

  • 電気代が高くなる
  • くさい風が出てくる
  • 水漏れや故障を引き起こす
  • 健康に悪影響を及ぼす

 

電気代が高くなる

フィルターを掃除せずに放置していると、電気代が高くなってしまうというリスクがあります。

ほこりなどで目詰まりしたフィルターは室内機での空気の循環を妨げ、余分なエネルギーを消費します。

その結果、年間990円も電気代が高くなってしまうことも!

フィルターは2週間に1回掃除することで、節約効果が期待できます。

(参考:経済産業省資源エネルギー庁

 

くさい風が出てくる

フィルター掃除を怠ると、室内にくさい風が出てくることがあります。

室内機内部で発生したカビや溜まったほこりに染みついた臭いが、室内に放出されるのが原因です。

溜まったほこりは、室内の人やペット、食品などいろいろな臭いを吸収します。

また、室内機内部の風の通りが悪くなってカビが発生し、カビくさい風が出てくることも。

フィルターにみっちりほこりが付き、内部のアルミフィンやさらに奥までカビで真っ黒になっているエアコンをよく見かけます。

室内を清潔にするためにも、フィルター掃除は欠かせません。

 

水漏れや故障を引き起こす

フィルターを掃除せずに使い続けると、室内機側への水漏れや故障を引き起こす恐れがあります。

エアコン運転中は結露水が発生し、ドレンホースを通じて屋外に排出されています。

しかし、ほこりのかたまりがドレンホースに詰まると、屋外に流れず室内機側で水漏れしてしまうのです。

室内機で雑菌が繁殖するとドレンホース内にスライム状の汚れが発生し、さらに詰まりやすくなることも。

水漏れは放置していると本体の故障だけでなく、壁や家財を傷めるリスクもあるので早めの対策が必要です。

 

健康に悪影響を及ぼす

掃除をしていない汚れたエアコンは、家族の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。

フィルターに溜まったほこりにはカビやダニの死骸などが蓄積され、運転すると室内に放出されてしまいます。

カビやダニがアレルギーや喘息などを引き起こし、ひどいケースでは肺炎になってしまうことも。

特に小さな子供や高齢者など、免疫が弱い家族がいる場合は影響を受けやすいため注意が必要です。

(参考:荒尾市立有明医療センター

 

自分でできる!エアコンのフィルター掃除のやり方

  • 手順1:コンセントを抜いてパネルを開ける
  • 手順2:掃除機でほこりを吸い取る
  • 手順3:フィルターを外して、掃除機で吸う
  • 手順4:フィルターを洗う
  • 手順5:フィルターを室内機に戻す

 

手順1:コンセントを抜いてパネルを開ける

エアコン本体のコンセントを抜き、前面のパネルを開けましょう。

コンセントがエアコンに隠れて抜きにくい場合は、ブレーカーを切ってください。

掃除中にエアコンが作動してしまうと、ケガをしたり故障したりする可能性があります。

また、万が一漏電していた場合、濡れた手で触ると感電してしまう恐れも。

前面のパネルは両サイドを持ち上げると、簡単に開けられます。

開け方がわからない場合は、各説明書を確認しましょう。

 

手順2:掃除機でほこりを吸い取る

フィルターやエアコンに付いている大きなほこりを、掃除機で吸い取っておきます。

フィルターを外す際に室内に舞うほこりを、減らすことができます。

掃除機の極細ノズルなどをそっと沿わせて、力をかけないようにしましょう。

おおまかに大きなほこりを取るだけで大丈夫です。

手順3:フィルターを外して、掃除機で吸う

エアコンからフィルターを外し、ほこりを掃除機で吸い取ります。

フィルターは左右のつまみを持ち上げて外し、下へ引き抜くと外れます。

自動お掃除機能付きのエアコンは、フィルターを外す前にダストボックスを外す必要があるので注意が必要です。

外したフィルターの表面にほこりが溜まっているため、表から掃除機の先端を当ててほこりを吸い取りましょう。

フィルターは薄くて細かい網でできているので、丁寧に扱うようにします。

手順4:フィルターを洗う

フィルターの裏側からシャワーを掛けて、汚れをとります。

シャワーだけで汚れが取れない場合は、古い歯ブラシなどでやさしくこするようにしましょう。

お湯や水だけで汚れが落ちることが多いですが、油汚れなどがひどい場合はつけ置きするのもおすすめです。

お湯と少量の食器用中性洗剤を入れたバケツにつけ置きしたら、古い歯ブラシやスポンジでこすり洗いしてください。

フィルターは乾いたタオルなどで拭き、風通しの良い日陰でよく乾燥させます。

 

手順5:フィルターを室内機に戻す

フィルターが乾いたら、フィルターを室内機に戻します。

フィルターに水分が残っているとカビの原因になってしまうため、しっかりと乾かしてから本体に戻しましょう。

最後に30分~1時間ほど送風運転をすると、室内機やフィルターを乾燥させることができます。

湿気が気になる場合は、タイマーをかけて乾燥させておきましょう。

 

エアコンのフィルター掃除のよくある疑問

フィルター掃除については、次の2つの点について疑問を抱いている人が多いようです。

それぞれエアコン工事に関わる筆者の経験をもとに、詳しく説明しますね。

  • お掃除機能付きのエアコンでも掃除は必要なの?
  • どれくらいの頻度で掃除すればいいの?

 

お掃除機能付きのエアコンでも掃除は必要なの?

フィルターの自動お掃除機能が付いているエアコンでも、フィルター掃除をする必要があります。

キッチンからの油よごれやタバコのヤニ汚れなどは、自動掃除機能では完璧に取り除くことができません。

「お掃除機能があるから何もしなくていいと思ってた…」と言う方のエアコンのフィルターに、分厚いほこりの層ができていたことがあります。

ほこりにお掃除ロボが引っかかって、故障していました。

お掃除機能がついていても必ず定期的にフィルターを確認し、水洗いしましょう。

 

どれくらいの頻度で掃除すればいいの?

フィルターは、2週間に1度のペースで掃除するのがおすすめです。

エアコンメーカーのダイキンや経済産業省でも推奨されている頻度で、エアコンを快適な環境で効率よく使えます。

エアコンの使用頻度にもよりますが、こまめに掃除していれば、毎回水洗いするだけでもきれいな状態を保ちやすくなります。

2週間に1回は難しいかもしれませんが、なるべくこまめな掃除を心がけてみましょう。

(参考:経済産業省資源エネルギー庁

(参考:ダイキン

 

まとめ

「エアコンのフィルター掃除って、何か意味があるのかな?」と思うこともありますよね。

実はエアコンを掃除せずに使い続けると、電気代が高くなったり家族の健康に悪影響を及ぼしたりするので注意が必要です。

本記事ではエアコン業者の妻である筆者が、フィルター掃除をしないリスクや自分で掃除する方法を紹介しました。

フィルター掃除についてお悩みの方は、本記事を参考に快適にエアコンを使用してくださいね。

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