内臓の冷えはなかなか自分では気づかず、慢性的な冷えであることが多い可能性があります。
しかし、内臓に十分な血液が届いていないために機能が低下し、体調不良に陥るということも。
本記事では、内臓冷えがどういうものなのか解説し、内臓冷えの原因と対策方法を紹介します。
慢性的な不調を感じる方は、本記事を参考にしてください。
内臓冷えとは?
内臓が冷えるとは、どういうことなのでしょうか?
手足や肌は温かいのに、おへその周りが冷たく感じる状態のことで、隠れ冷えともよばれています。
原因が不明で疲労感・倦怠感・肩こりなどが継続してしまいます。
みぞおち付近を触ってみましょう。
冷たく感じるようであれば、内臓冷えの可能性がありますよ。
(参考:japa.orag)
吐き気などの胃腸の不調だけじゃない!内臓冷えの症状
内臓冷えの症状は、胃腸だけではなくさまざまな不調につながります。
主な内臓冷えの症状は、肩こり・不眠・食欲不振などの症状のほかに免疫や代謝の低下、脳にも影響を及ぼします。
体調不良の症状が長引いたり繰り返したりするようであれば、内臓冷えが疑われます。
(参考:養命酒製造)
内臓冷えの原因
どのようなことが内臓冷えの原因になるのでしょうか?
主な原因は次の5つです。
- ストレスを多く受けている
- 不規則な生活を続けている
- 体を冷やす食物を多く摂っている
- 筋肉量の不足
- 運動する習慣がない
それぞれ解説します。
ストレスを多く受けている
内臓冷えの原因の1つに、ストレスを多く受けていることがあります。
過剰なストレスで自律神経バランスが崩れ、血流が悪くなるからです。
血液によって内臓に運ばれるはずの酸素や栄養素が満足に運ばれず、熱を生み出す力が弱まってしまいます。
ストレスを溜め込まないよう、上手に解消しましょう。
(参考:japa.orag)
不規則な生活を続けている
内臓冷えの原因は、不規則な生活リズムです。
不規則な生活リズムが自律神経のバランスを崩し、血管の収縮が十分に行えないからです。
血管の収縮が弱まると、体内に血液を送り出す力も弱まります。
十分な血液が内臓に届けられないので、内臓が冷えてしまうのです。
内臓冷えを招かないためにも、生活リズムを整えましょう。
(参考:国府クリニック)
体を冷やす食物を多く摂っている
体を冷やす食物を多く摂っていることも、内臓冷えの原因の1つです。
毎日の食事で摂取する食材が重要です。
食材は、大きく温熱性と寒涼性に分けられ、どちらにも属さないものは平性と呼ばれます。
温熱性、寒涼性、平性の主な食材は次の通りです。
温熱性 | 冬瓜・ナス・小麦・ごぼう・大根・きゅうり・トマト・豆腐・白菜
バナナ・梨・柿・そば・緑茶・塩・白砂糖など |
寒涼性 | 生姜・シナモン・山椒・にんにく・羊肉・鶏肉・エビ・もち米・黒砂糖栗・八角・長ねぎ・香菜・松の実など |
平 性 | 長いも・大豆・とうもろこし・じゃがいも・さつまいも・卵・クコの実
うるち米・はちみつ・黒きくらげ・ニンジンなど |
温熱性の食品には、生姜やにんにく・ねぎなど辛い物や刺激のある食材が多く血流を良くして新陳代謝を促します。
毎日の食生活を意識することも大事ですね。
(参考:マルコメ)
筋肉量の不足
筋肉量の不足も、内臓冷えの原因です。
筋肉は熱を作るからです。
筋肉量が少ない場合、代謝が悪くなり体温調節ができず体温が下がります。
体温が下がると、内臓冷えを引き起こしてしまいます。
「筋トレしなければ!」と力まなくても、毎日の生活で動線を増やすように歩くことを心がけましょう。
(参考:養命酒製造)
運動する習慣がない
内臓冷えの原因は、運動する習慣がないことです。
軽くていいので 日常的に運動を心がけましょう。
腹部の内臓を守っている筋肉を鍛えると、内臓冷えを解消し免疫力アップします。
筋力の弱い人でも簡単に行える膝曲げ腹筋運動がおすすめです。
膝や腰に負担なく下半身や腹筋なども鍛えられるもも上げは、簡単な反復運動で結構な筋トレになりますよ。
膝曲げ腹筋運動のやり方は次の通りです。
【腹筋】
- 仰向けで足をそろえ、両腕は体の横に置く
- 息をしながら膝を曲げ、ゆっくりと胸に近づける
- 膝を伸ばしながら、ゆっくり元に戻す
- 5~10回を1セットとし、5~10セット行う
【もも上げ】
- 両脚をそろえて背筋を伸ばして立ち、片方の太ももを床に平行になるまで引き上げ、ゆっくり下ろす
- 左右の脚を交互に10回を1セットとし、5~10セット行う
(参考:OurAge)
内臓冷えの改善・対策方法
内臓冷えの改善・対策方法にはどのようなことがあるのでしょうか?
主なものは次の4つです。
- 同じ時間に食べること
- スパイスで腸に刺激を
- ゆったりコーディネートでお腹を締め付けない
- 軽めでもOK! 日常に運動を
それぞれ解説します。
同じ時間に食べること
内臓冷えの改善・対策方法は、同じ時間に食べることです。
腸を健康になるからです。
腸の活動リズムは、自律神経によって動かされています。
食事の時間がバラバラだったり食事を抜いたりなどは、腸の負担になります。
毎日規則正しい食事を心がけ、腸の健康を損なわないようにしましょう。
(参考:養命酒製造)
スパイスで腸に刺激を
内臓冷えの改善・対策方法に、スパイスで腸に刺激を与えることがあります。
腸を鍛えて強化するのです。
腸の強化食材に、食物繊維・発酵食品・スパイスがあります。
食物繊維・発酵食品の摂取には和食、スパイスの摂取にはカレーとキムチがおすすめ。
生姜・わさび・からし・みょうが・ねぎ・しそなどは、気軽に手に入り薬味として活用できますよね。
(参考:養命酒製造)
ゆったりコーディネートでお腹を締め付けない
ゆったりコーディネートでお腹を締め付けないことも、内臓冷えの改善・対策方法です。
お腹を締め付けると血行不良を起こし、冷えてしまうからです。
体にフィットした服は体を締め付けるので、血行が悪くなるので保温効果は期待できません。
むしろ、体と服の間に温まった空気の層ができるような、ゆったりしたコーデイネートをおすすめします。
(参考:養命酒製造)
軽めでもOK! 日常的に運動を
軽めでもOKなので日常的に運動をすることも、内臓冷えの改善・対策方法です。
内臓に十分な血液が届いていない状態を改善するために行います。
ジムに通うなど本格的でなくてもいいのです。
ウォーキングやヨガなど軽めの運動を毎日の生活に取り込み、運動不足の解消を心がけます。
血流を促し、内臓冷えを改善していきましょう。
(参考:養命酒製造)
まとめ
内臓の冷えはなかなか自分では気づかず、慢性的な冷えであることが多い可能性があります。
しかし、内臓に十分な血液が届いていないために機能が低下し、体調不良に陥るということも。
本記事では、内臓冷えがどういうものなのか解説し、内臓冷えの原因と対策方法を紹介します。
慢性的な不調を感じる方は、本記事をぜひ参考にしてくださいね。
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