犬の歯石のつきやすい場所はどこ?放置するリスクと磨き方も解説

愛犬のお口の中は、できるだけ清潔に保ってあげたいですよね。

しかし、上手なケア方法がわからなかったり、知識がないとうまく対処できなかったりすることも。

本記事では、犬の歯石が付きやすい場所や、歯石を放置するリスクについて詳しく解説します。

犬の歯を上手に磨く方法も紹介しているので、愛犬の口内ケアをしてあげたい方は参考にしてくださいね。

 

犬の歯石とは

歯石とは、食べ物の汚れと口内の雑菌が混ざって固形化したものです。

犬の歯石は、歯の表面に食べ物の汚れや雑菌が付着し歯垢になり、2~3日が経過すると固形化して形成されます。

歯石になる前の歯垢は歯磨きなどで取り除くことができますが、歯石になってしまうと歯磨きなどで取り除くことができないため、動物病院で歯石除去の処置が必要です。

 

犬の歯石が最もつきやすい場所は上顎の奥歯

犬の歯石が最もつきやすい場所は、上顎の奥歯です。

上顎の奥歯は、第四前臼歯「裂肉歯」ともいわれています。

食べ物を噛み切る時に、塊を小さくするために使う歯です。

次に、下顎の第一後臼歯が、歯石が付きやすい場所です。

一般的に犬の永久歯は42本ですが、小型犬は口が小さいため、顎に埋もれて生えてこない場合もあります。

犬の歯は生えている部位によって働きや役割が違ってくるため、各部位の歯の汚れ度合や磨き方を知っておくことが重要です。

 

犬の歯石を放置すると歯周病になるリスクが高まる

犬も人間と同様に、歯石を放置してしまうと歯周病になるリスクが高まってしまいます。

愛犬の口が臭かったり、歯茎から血や膿が出てきたりするのは、歯周病が進んでいる状態です。

歯周病が悪化してしまうと顎の骨が溶けたり、餌が食べにくく痛がってしまったりするため、愛犬の精神状態も不安定になってしまいます。

さらに歯周病には、歯根の細菌が血液を介し、歯周ポケットからあらゆる臓器へと侵入するリスクがあります。

感染性の心膜炎・肝炎・髄膜炎など、命の危険にもつながるのが歯周病なのです。

 

犬の歯を歯ブラシで磨くやり方

では、犬の歯の磨き方はどのように行えばいいのでしょうか?

主な手順は6つです。

  • 手順①道具を準備する
  • 手順②歯磨き準備をする
  • 手順③1本ずつ磨く
  • 手順④第四前臼歯を磨く
  • 手順⑤上の歯を磨く
  • 手順⑥歯の裏を磨く

詳しく説明します。

 

(参考サイト:ライオンペット

 

手順①道具を準備する

歯ブラシに歯磨きジェルをつけます。

愛犬が好きな味のジェルを用意しましょう。

 

手順②歯磨き準備をする

歯ブラシを口に入れる前に、愛犬に歯磨きジェルの味をほんの少しなめさせます。

「怖いことはしないよ」と安心させてから歯ブラシを口に入れましょう。

 

手順③1本ずつ磨く

歯ブラシを毛を小刻みに、揺らすように動かします。

優しく丁寧に、1本ずつ磨いていきましょう。

歯磨き中は無言にならないよう、「いい子だね」「お利口さんだよ」と、褒めながら磨いてあげましょう。

 

手順④第四前臼歯を磨く

第四前臼歯は、汚れが付着しやすい箇所です。

歯の近くに唾液が出る場所があるため、唾液の中のカルシウムが歯に沈着して歯石になりやすいのです。

特に念入りに磨きましょう。

 

手順⑤上の歯を磨く

上の歯は口を閉じていても磨ける箇所のため、無理に口を開けさせなくても大丈夫です。

愛犬の嫌がることはせずに、愛犬のペースで磨いていきましょう。

 

手順⑥歯の裏を磨く

歯の裏は磨きにくいため、歯磨きに慣れるまでは磨く必要はありません。

犬の集中力は、およそ5分が限界です。

1度で磨こうと思わずに、何回かに分けて磨いていきましょう。

 

犬の歯石がつきにくくなる歯磨きのポイント

犬の歯を磨く時に気を付けたいポイントが4つあります。

  • 歯磨きを習慣づける
  • 早めに歯の汚れを落とす
  • 小刻みに歯ブラシを動かす
  • 歯ブラシの力加減に気をつける

詳しく説明します。

 

歯磨きを習慣づける

毎日決まった時間に、短時間でも歯磨きの習慣をつけましょう。

筆者の愛犬は夜の餌を食べ終わると、1日1回の歯磨きタイムが習慣です。

最初はガーゼを口の中に入れるところから始めました。

「歯磨きをしたらもう食べ物は出ないよ、ごちそうさま」と声をかけながら歯磨きをするのが習慣になっています。

 

早めに歯の汚れを落とす

犬の歯垢は、歯に付着してからわずか2〜3日で歯石に変わってしまうため、餌を与え食 べ終わって愛犬がリラックスしている状態の時に、歯磨きを行うようにしましょう。

 

小刻みに歯ブラシを動かす

歯ブラシを優しく歯に当て、小刻みに動かしていきます。

犬の口を軽く押さえて、上唇をめくり磨いていきましょう。

特に上顎の第四前臼歯は、歯垢や歯石が付着しやすい箇所なので要注意。

とはいえ、愛犬が嫌がる素振りを見せた時は歯磨きを終わりにしましょう。

 

歯ブラシの力加減に気をつける

歯ブラシの力加減も、愛犬の歯を磨く上で大切なポイントです。

歯ブラシを歯と歯肉に軽くあてて、ブラッシングしましょう。

歯磨きの力加減は、ソフトタッチです。

歯磨きに慣れてきたら丁寧に磨いていきますが、ソフトタッチを忘れずに磨いてあげましょう。

 

まとめ

犬の歯石を放置してしまうと、命に関わる病気を招いてしまうため、口内ケアは大切です。

実は、ハブラシで愛犬の口内ケアをしてあげるには、いくつかのポイントがあります。

本記事では、歯磨きのポイントや手順を詳しく解説しました。

愛犬の歯石が気になる方は、本記事を参考に愛犬との歯磨きタイムを試してみてくださいね。

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