エアコンのポコポコ音は故障?原因や予防方法、掃除のやり方も解説!

「エアコンからポコポコと音がする」

そんなとき原因がわからず、故障なのかなと不安になりますよね。

実は故障ではなく、自分でできる簡単な応急処置や対処法があります。

本記事ではエアコン設置業に携わる筆者が、エアコンからポコポコ音が鳴るときの原因と予防方法、掃除のやり方を解説します。

エアコンのポコポコ音に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

エアコンからポコポコと音がする原因

エアコンからポコポコと音がするのは、なぜなのでしょうか?

大きく2つの原因が考えられます。

 

  • ドレンホースが空気の通り道になっているから
  • ドレンホースに水や汚れが入り込んでいるから

 

詳しく説明します。

 

ドレンホースが空気の通り道になっているから

エアコンから聞こえてくるポコポコ音は、ドレンホースが空気の通り道になっていることが原因の可能性があります。

屋外にあるドレンホースの先から空気が逆流し、部屋の中に入ってくるとポコポコと音が鳴るのです。

ドレンホースはエアコン使用時に発生した水を外に出すものですが、気密性の高い家は気圧の差によって空気が外から流入してしまいます。

空気が逆流すると、エアコン内部の結露水にあたって音が鳴るのです。

近年の高気密断熱の家や、鉄筋コンクリート造のマンションの場合はドレンホースからの空気の逆流が疑われます。

 

ドレンホースに水や汚れが入り込んでいるから

エアコンからポコポコ音がするのは、ドレンホースへの水や汚れの詰まりが原因の可能性があります。

ドレンホースはエアコン内に発生した水を外に排出する役目をしていますが、ドレンホースに埃や虫などが詰まるときちんと水の排出ができないのです。

ホースの先は屋外にあり、よく虫が入り込んだり部屋やエアコン本体に溜まった埃が詰まったりしてしまいます。

部屋の窓を開けるなど空気の通り道を作っても音が鳴っている場合は、ドレンホース内の汚れが原因の可能性が高いでしょう。

 

エアコンのポコポコ音を今すぐ止めたい!4つの応急処置

エアコンから聞こえるポコポコ音をすぐに止めたいときは、どのようにすれば良いのでしょうか?

簡単にできる4つの方法があります。

 

  • 換気口や窓を開ける
  • 換気扇が回っている場合は換気扇を止める
  • ドレンホースの向きを変える
  • ドレンホースの排出口を水の入ったペットボトルに差し込む

 

詳しく説明します。

 

換気口や窓を開ける

エアコンから鳴るポコポコ音を止めるには、換気口や窓を開けましょう。

気密性が高く空気の通り道がないため、室内と屋外の気圧差が発生して空気が逆流して音が鳴るからです。

窓を開け、ドレンホース以外にも空気が通れる場所を作れるようにすると音が止まる可能性があります。

 

換気扇が回っている場合は換気扇を止める

エアコンから鳴るポコポコ音を止めるために、換気扇を止めましょう。

換気扇は部屋の空気を外に排出しようとするため、ドレンホースから屋外の空気が入り込む原因となるのです。

ドレンホースから空気が室内に入り込み、換気扇を通って空気が排出される空気の流れができてしまいます。

換気扇を止めて空気の流れを止めると、音がなくなる可能性がありますよ。

 

ドレンホースの向きを変える

エアコンからポコポコ音が聞こえてくるときは、ドレンホースの向きを変えると音がなくなる可能性があります。

風が強い日などに、ちょうどドレンホースの先が風の吹く方向へ向いていると、逆流してくることがあるのです。

風が強いなと感じる日や、風向きがドレンホースの先に向いている場合は違う方向に変えてみると良いでしょう。

 

ドレンホースの排出口を水の入ったペットボトルに差し込む

エアコンからポコポコ音がするときは、ドレンホースの先を水の入ったペットボトルなどに差し込むと良いでしょう。

水に差し込むことでドレンホースに蓋ができ、空気が逆流しなくなります。

本来ホースの先からは水が出るものなので、一時的に水に漬けても問題ありません。

ただし長期的に水に漬けると、ドレンホースにカビやコケなどの汚れが付着する恐れも。

水に漬ける方法は、あくまでも一時的な対応として行いましょう。

 

エアコンのポコポコ音を予防する方法

エアコンのポコポコ音を予防するには、どのような方法があるのでしょうか?

おすすめの3つの方法があります。

 

  • ドレンホースに逆流防止弁をつける
  • 防虫キャップを付ける
  • ドレンホースを掃除する

 

詳しく説明します。

 

ドレンホースに逆流防止弁をつける

ドレンホースに逆流防止弁をつけると、ポコポコ音を予防できます。

逆流防止弁をつけるとエアコン内の水を正常に外に排出しつつ、空気の逆流を防ぐことができるのです。

また逆流防止弁をつけるとドレンホースからの虫の混入を防げる可能性も高くなります。

自分でも取付可能ですが、ドレンホースがまっすぐ下に向いている部分に装着する必要があるため、不安な場合は工事業者に相談しましょう。

逆流防止弁は弁部分に埃が溜まると、水が外に排出されず室内に水が逆流してしまう恐れもあります。

必ず目で確認できる場所に装着し、定期的にメンテナンスすることが大切です。

 

防虫キャップを付ける

ドレンホースの先に、防虫キャップをつけるとポコポコ音が軽減される可能性があります。

防虫キャップはドレンホースからの虫の混入を防ぐものですが、先が網目になっていることで風の逆流を少し軽減できるのです。

防虫キャップは風の逆流を防ぐ弁はありませんが、100均でも簡単に手に入るので、手軽に試したい人におすすめです。

防虫キャップでも改善されない場合は、逆流防止弁を装着しましょう。

 

ドレンホースを掃除する

ドレンホースを掃除するとポコポコ音がなくなる可能性があります。

ホースに汚れが溜まって、正常に水が流れずに音が鳴っていることがあるからです。

屋外側にあるドレンホースの先端から中をのぞき、汚れているようなら古いハブラシなどでとりのぞきましょう。

窓を開けたり、換気扇を止めたりしても音が聞こえる場合は、ドレンホースの掃除をするのがおすすめです。

 

ドレンホースのポコポコ音を止める掃除方法

ドレンホースのポコポコ音を止めるためには、どのように掃除をすれば良いのでしょうか。

3つの方法があります。

 

  • 掃除機を使った掃除方法
  • 専用ポンプを使った掃除方法
  • 改善しなければプロの業者に依頼する

 

詳しく説明します。

 

掃除機を使った掃除方法

ドレンホースは、掃除機を使って掃除できます。

ホース内に詰まっている汚れを、掃除機で吸引するのです。

ホースの先にタオルなどを巻きつけてから、掃除機の細いノズルで吸い取りましょう。

ただし詰まっている汚れを吸ったという感覚があったらすぐに掃除機を離します。

掃除機が水を吸い込むと故障の原因になるため、掃除機内に詰まっていた水分が入り込まないようにする必要があるのです。

掃除機を使って汚れを吸うときには、気を付けて使用しましょう。

 

専用ポンプを使った掃除方法

ドレンホースの汚れを取るには、ドレンホース専用のポンプを使用するのがおすすめです。

ホースの先に装着し、ハンドルを引くだけで汚れを吸い取れます。

掃除機のように壊れる心配も必要なく、ドレンホースのサイズに合わせて作られているので装着も簡単です。

ホームセンターやネットショップで手軽に購入可能なので、1つ持っていると便利ですよ。

 

改善しなければプロの業者に依頼する

ドレンホースを自分で掃除しても改善できない場合は、プロのエアコン清掃業者に依頼しましょう。

ホース内もポンプや高圧洗浄で綺麗に清掃してもらえるからです。

ただし室内機を洗浄する際の配水は、ドレンホースも使用します。
そのためドレンホースが詰まっていると清掃に支障が出るため、依頼時にホースの詰まりについて相談しておく必要があります。

自分では改善できなかった場合は、プロの業者に依頼しましょう。

 

まとめ

エアコンから聞き慣れない音が聞こえると、「故障かな?」と不安になりますよね。

実はエアコンから聞こえるポコポコという音は故障ではなく、応急処置や対処法があります。

本記事ではエアコン設置業に携わる筆者が、エアコンからポコポコ音が鳴るときの原因と予防方法、掃除のやり方を紹介しました。

エアコンの音に悩んでいる方は、本記事を参考に対策をとってくださいね。

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