「中学生の反抗期はもう嫌!本当に疲れる……」
反抗期は成長の証と言いますが、中学生頃の第二次反抗期は疲れることが多いですね。
実は、子どもの扱い方を変えることで、親の疲れを減らせる可能性があります。
本記事では、中学生の反抗期の向き合い方や、疲れないコツを紹介します。
中学生の子どもが反抗期で対応に困っている方は、参考にしてくださいね。
【中学生の反抗期】対応に悩むママの体験談
中学生の反抗期は、対応に困ることもありますね。
筆者は7人の子どもがいる母親です。
現在までに女の子3人、男の子2人の中学生での反抗期を体験しました。
筆者自身の体験から感じる反抗期の中学生の特徴は、主に5つです。
- 無視をする
- 怒りっぽく気性が荒い
- 無気力
- 理不尽
- 家族との行動を嫌がる
詳しく説明します。
無視をする
反抗期の中学生は、親を無視する傾向があります。
筆者の家では、女の子3人が中学生の時に無視をしていました。
話しかけてもあからさまに無視をするので、筆者の方がムキになって何度も話しかけるなんてこともしばしば。
男の子は、返事はするのですが行動が伴わないため、実質的な無視といったところでした。
「ご飯だよ」と声をかけると「わかった」と返事はするものの、リビングにはなかなか来ません。
返事には期待せず、必要なことだけ簡潔に伝えることで喧嘩は防げました。
怒りっぽく気性が荒い
反抗期の中学生は、怒りっぽく気性が荒くなる傾向があります。
筆者の子ども達は、女の子はスマホ、男の子はゲームに熱中する中学生でした。
何時間でもずっと熱中するので、スマホやゲーム機を取り上げたことがあります。
子どもはとても怒り、人格が変わったかのように暴言を吐き、暴力に訴えることも。
子どもが納得できるルールを一緒に考えることで、落ち着きました。
無気力
反抗期の中学生の対応に困る原因の一つは、子ども本人が無気力だからです。
筆者の子ども達は中学生の時、主に「べつに」「うざい」「なんで」「分からん」「だるい」の5語で会話をしていました。
何を聞いても、的を射た答えが返ってきません。
親としてはモヤモヤした気持ちになり、対応に困っていました。
「はい」「いいえ」の2択で答えられる聞き方にすると、意向確認がしやすくなりました。
理不尽
反抗期の中学生の理不尽さも、親が困る原因です。
筆者の子ども達は中学生の頃、理不尽で態度が大きかったです。
自分の物は自分で片付けてと言うと「なんで?」と文句を言われ、子どもの部屋に持って行くと「勝手に触るな」と怒られました。
さらには「ママだって完璧じゃないくせに」と、揚げ足を取られたことも。
ホルモンバランスが変わり、子どもから大人へ変わる時期だから仕方ないと考えて受け流すことで、冷静になれました。
家族との行動を嫌がる
反抗期の中学生は、家族との行動も嫌がりがちです。
部屋に引きこもりがちになり、親と一緒に出かけるのを拒むことも。
筆者の子ども達が反抗期の頃、家族で食事に行こうと誘っても断られることがありました。
お正月やお盆の親族との集まりも嫌がりました。
子どもを無理矢理連れて行って場の空気が乱れるのは困るので、子どもの食事を作り、留守番をしてもらったこともあります。
子どもは静かに好きなことができると喜んでいたので、あまり深く考えず気にしないようにしました。
疲れるのは構いすぎ?反抗期の中学生との向き合い方
反抗期の中学生への対応で親が疲れるのは、子どもに構いすぎているのが原因かもしれません。
反抗期の中学生と向き合う時の主なポイントは5つあります。
- 適切な距離を置いて見守る
- 子どもを信頼して本人に任せてみる
- 反抗期の子どもの行動に一喜一憂しない
- 子ども扱いしない
- 無理強いや否定をしない
詳しく説明します。
適切な距離を置いて見守る
反抗期の中学生と向き合うには、適切な距離を置いて見守ることが重要です。
反抗期は成長に必要な過程で、精神的にも身体的にも大きく成長する時期です。
自立心が芽生えて、物事を自分で判断するため、大人の意見を疎ましく感じることも。
子どもとの距離が近いと親が疲れがちなので、適切な距離を置いて見守るようにしましょう。
子どもを信頼して本人に任せてみる
反抗期の中学生と向き合うには、子どもを信頼して本人に任せてみることも必要でしょう。
子どもは自分が必要だと感じたことは、親が言わなくてもやっている場合が多いのです。
親が先回りして「〇〇しなさい」というと使役になり、子どもはやる気を失います。
子どもを信頼して本人に任せると、子どもは自分から動き出すでしょう。
子どもの自発的な行動を奪わないためにも、子どもを信頼して本人に任せてみましょう。
反抗期の子どもの行動に一喜一憂しない
反抗期の中学生と向き合うには、子どもの行動に一喜一憂せず冷静でいることが大切です。
子どもの行動に一喜一憂すると、感情に振り回されて精神的に消耗するため、親は疲れてしまいます。
また、感情的になると冷静さを失いがちになり、子どもに不信感を与えてしまうかもしれません。
感情は一時的なものなので、揺れ動いて当然です。
親は反抗期の子どもの行動に一喜一憂せず、冷静さを保つよう意識しましょう。
子ども扱いしない
反抗期の中学生を子ども扱いしないことも大切です。
まだまだ子どもだと思うことも多々あるでしょう。
しかし、実際に子ども扱いをすると嫌がられてしまうものです。
「宿題したの?忘れ物ない?」など、心配のし過ぎや先回りをやめましょう。
子離れのタイミングが来たと考えて、子どもの問題だと割り切るのがいいですね。
無理強いや否定をしない
反抗期の中学生と向き合うには、無理強いや否定をしないよう注意しましょう。
なぜなら、無理強いや否定をすると子どもの反発を生んだり、子どもの居場所を奪ったりするからです。
たとえば、塾などの習い事に子どもが行きたがらない時があっても、一度しっかり理由を聞いてあげてください。
子どもは理由を言葉にできず、うまく説明できないかもしれません。
「大人だってサボりたい時くらいあるよ」と、共感してあげましょう。
無理強いや否定をして親の気持ちを子どもに押しつけるのではなく、子どもの意思を尊重することで、親自身の疲れも軽減されるはずです。
反抗期の中学生と接するのは疲れる!疲れないコツとは?
反抗期の中学生と接するのは疲れることが多いですが、疲れないコツはあるのでしょうか?
親の負担を楽にする、反抗期の中学生との接し方のコツは主に3つあります。
- 適度に休む
- 開き直る
- 比べない
詳しく説明します。
適度に休む
反抗期の中学生と接する時に疲れないコツは、親が適度に休むことです。
なぜなら、休めていないと体に疲れが溜まり、精神的なゆとりもなくなるからです。
精神的なゆとりがないと、理性的な判断や行動ができない可能性が高くなります。
たとえば、睡眠不足は精神機能の低下につながることが分かっています。
自分にゆとりがないとイライラしがちで、子どもにも苛立ちを感じてしまうことも。
悪循環を防ぐためにも、早く寝る日や外食する日を作るなど工夫して、適度に休むことが必要です。
開き直る
反抗期の中学生と接する時、開き直るのも一つの対策といえるでしょう。
どこを探しても、100%完璧な人なんていません。
完璧な親を目指す必要はありませんし、完璧な子どもを求める必要もないのです。
筆者は「やんちゃな同級生は高校生になって落ち着いていた」と、自分の中学生時代を思い返しながら反抗期の中学生と向き合っていました。
思い出すことで、「きっと大丈夫」と子どもを信じる力に変えていたのです。
「自分の育て方が悪かったのかも……」なんて思わずに、「なんとかなる」と開き直ってみましょう。
比べない
反抗期の中学生と接する時は、子どもを他人と比べないようにしましょう。
子ども自身も、誰かと比べられることを嫌う時期です。
兄弟や友達と比べるような発言をすれば、子どものコンプレックスになってしまうことも。
親は、子どもを他人と比べて落ち込むことがあるかもしれません。
子どもを他人と比べなければ、親も子もストレスなく自然体でいられるでしょう。
まとめ
反抗期は成長の証とはいえ、子どもへの対応で毎日消耗していると、親としては困ってしまいますよね。
反抗期は子離れのタイミングでもあるので、子どもの扱い方を変えることで、親の疲れを軽減できる可能性があります。
本記事では、反抗期の中学生との向き合い方や、疲れないコツを紹介しました。
子どもが反抗期で対応に困っている方は、本記事を参考にお子さんとの向き合い方を見つめ直してみてくださいね。
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