「祭りに参加するのに、粋な小物で決めて行きたい」
半纏や浴衣を着るのに、ぴったりな小物があればいいですよね。
しかし実際に買うと高いし、市販のものでは満足できないということも。
本記事では手ぬぐいや100均素材で簡単に作れて、祭り装束を引き立てる小物を10選ご紹介します。
自作の小物で、祭りをいつも以上に楽しんでくださいね。
【カバン・巾着】夏祭りに持っていきたい手作り小物の作り方
祭りに持って行きたい手作りのバッグや巾着は、どのようなものがあるのでしょうか。
浴衣で歩く場合や神輿を担ぐ時など、場合によって違ってきますが、4つのパターンを紹介します。
- 神輿を担ぐ時に便利・祭りサコッシュ
- 手ぬぐいを切らずに作る・バンブーバッグ
- 手縫いで簡単・マチ付き巾着バッグ
- 男性用としても活躍・定番の信玄袋
神輿を担ぐ時に便利・祭りサコッシュ
斜め掛けにして身に着ける、祭り用のサコッシュ(斜め掛けバッグ)です。
半纏を着て神輿を担ぐには、持ち物は必要最小限にして、両手が空いていることが不可欠。
手ぬぐいを重ねているので丈夫で、布の耳を利用した簡単な作りになっています。
(参考:LIMIA)
【材料】
- 手ぬぐい 1本(幅33cm)
- 好きな紐(組紐・布テープなどを120cmくらい)
【作り方】
- 手ぬぐいを中表に半分にたたみ、さらに外に向けて半分にたたむ(4枚重なりバッグの口部分が開き、手ぬぐいの切りっぱなしの部分が底になる)
- バッグの口幅を23cmにして、手ぬぐいの耳から5cmのところを縫う
- 表に返して縫い目をアイロンで押さえる
- バッグの内側に紐を付ける(手前の布から奥の布に渡らせるようにつける)
- バッグの口を5mm幅で一周、ミシンで縫ったら完成
手ぬぐいを切らずに作るバンブーバッグ
手ぬぐいの両端に持ち手を挟み、周りを縫ってひっくり返すだけの簡単なバッグです。
樹脂製の持ち手なら、100均でも入手できますよ。
(参考:バンブーバッグ作り方)
(参考:DAISO)
【材料】
- 手ぬぐい 1本
- 竹バック持ち手 (17.5cm×2)
- 縫い糸
【作り方】
- 手ぬぐいの両端を10cmのところで折る
- 竹の持ち手を挟んで半分に折り、直線縫いをする
- 反対側も同じように縫う
- 手ぬぐいの中心を中表に半分に折り、持ち手から5cm離れた部分からコの字に縫い合わせる
- ひっくり返して表を出し、アイロンをかけたら完成
手縫いで簡単・マチ付きお花巾着袋
手縫いで作れて、浴衣に似合う可愛い巾着袋です。
広げると八角形、紐を引っ張って袋を閉じると四角形になります。
レシピより少し小ぶりになりますが、手ぬぐいでも作れますよ。
(参考:handmadebycue.com)
【材料】
- 表にする生地 42cm角の正方形 1枚
- 裏にする生地 42cm角の正方形 1枚
- 縫い糸
- 紐(江戸打ち紐)50cmを2本
【作り方】
- 表にする生地と裏にする生地を中表に合わせて待ち針で止め、返し口を11cmほど開け、縫い代1cmで周りをぐるりと縫う
- 縫い代と返し口を片側に倒して、アイロンで押さえる
- 返し口から表に返して、角をしっかり出してアイロンで整える
- 表生地を内側にして半分に折り、縫い代は2mmで折り目から縫いはじめ、8cm残したところで止めて返し縫をしておく
- 4辺を同じように縫うと生地が中心に集まった形になる
- 5の角から6cmのところを、縫い目と直角に交わるように縫いマチを作る
- 表に返す(八角形になる)
- 中央を外側に折り返し、折り返した1.5cmのところを縫って紐を通す部分を作る
- 紐通しで左右から紐を通し結ぶ
- 紐を絞ったら完成
男性用としても活躍・定番の信玄袋
和装の定番の信玄袋です。
レシピは女性用ですが、生地の選び方次第で男性用も作れます。
紐通し部分は手芸店にある布テープを使いました。
(参考:Youtube)
【材料】
- 表布 縦58cm×横23cm 1枚
- 内布 縦29cm×横23cm 2枚
- 口布(紐通し部分)市販の1.5cm幅の布テープ5cm×8本
- 紐(組紐や江戸打ち紐)60cm×2本
【作り方】
- 内布の表側(23cm幅)に口布を付ける位置のしるしをつける
- 口布(布テープ)を半分に折り、待ち針で1の位置に止め、ミシンで仮止めしておく
- 内布と表布を中表に合わせ、端から1cmのところを縫い合わせる
- 反対側も同じよう縫い、縫い代をアイロンで割る
- 両端を袋縫いにするため、外表に合わせて端から5mmのところを縫う
- 表に返して塗ったところをアイロンで割る
- 両側を1cmの縫い代で縫って袋縫いにする
- 底は縫い代1cmより少し内側を縫い、真ん中の返し口を開けて両端から5cmくらい縫う
- 縫えたら返し口にアイロンをかけ、表に返す
- 返し口をアイロンで整えてミシンで縫い、内側に入れ込む
- 形を整え、端をミシンで押さえておく
- 口布(テープ)に紐を通したら完成
【アクセサリー】夏祭りに持っていきたい手作り小物の作り方
祭りの半纏や浴衣を引き立てるアクセサリーは、どのようなものが好まれるのでしょうか。
半纏の場合の被り物1つ、浴衣に似合う髪飾り2つをご紹介します。
- 手ぬぐいの被り物・喧嘩かぶり風
- 100均グッズで浴衣に合うお花の髪飾り
- UVレジンでオリジナルのリメイクかんざし
手ぬぐいの被り物・喧嘩かぶり風
手ぬぐいの喧嘩かぶりをイメージした被り物です。
細めのカチューシャとヘアゴムで、簡単な被り物を作っています。
布は2枚合わせにせず、バイアステープにし、紐の代わりにゴムを使っています。
(参考:Youtube)
【材料】
- 手ぬぐい
- バイアステープ 2cm幅のもの
- カチューシャ 細いもの
- ヘアゴム 太いもの
【作り方】
- 手ぬぐいは長さ42cmに切り半分に畳む
- 輪と反対側を弧を描くように丸く切る(動画参照)
- 2を開いて手ぬぐいの耳(前面になる部分)から5cmの位置から、ぐるりとバイアステープを付ける
- 手ぬぐいの耳を2cm折って、カチューシャを通す部分を縫う
- バイアステープの部分にゴムを通し、端を縫い留めて頭にフィットするように引っ張り、反対側も縫い留める
- カチューシャを通したら完成
100均グッズで浴衣に合うお花の髪飾り
100円ショップの造花を使って、浴衣に合う華やかな髪飾りが作れます。
好きな花を選んで、作ってみてくださいね。
(参考:Youtube)
【材料】
- 造花 2~3種類
- 水引
- ちりめんのはぎれ
- ワイヤー(細いもの・26番)
- 紙テープ(ブラウン)
- 布用接着剤
- 丸ピン
【作り方】
- 造花の茎を外して花だけにし、軸に穴を開けてワイヤーを通し、紙テープを巻く
- 水引を形よくワイヤーで束ね、ワイヤーは紙テープで巻いておく
- ちりめんのはぎれはカットして、布用接着剤と糸と針を用いて、好みの大きさのリボンを作り丸ピンを刺しておく
- 1・2・3をまとめ髪に刺したら完成
UVレジンでオリジナルのリメイクかんざし
100円ショップのUVレジンアートの材料で、素敵なかんざしが作れます。
(参考:UVレジン部)
【材料】
- UVレジン液
- かんざし又はアクセサリーフレーム
- シリコン型
- ビーズ
- デコパーツ
- 着色料
【作り方】
- レジン液に色を付けて、シリコンフレームやアクセサリーフレームに流し込む
- 1にデコパーツを入れて、UVライト又は太陽光で硬貨させる
- 丸い球を作る場合は、シリコン型を利用する
- 出来上がったパーツを組み合わせ、かんざしを成形する
- チェーンやパールなどを付けて完成
【その他】夏祭りに持っていきたい手作り小物の作り方
祭りに持って行きたい手作り小物は、バッグやアクセサリー以外にどのようなものがあるのでしょうか。
3つご紹介します。
- 手作り帯(平ぐけ)
- 手作り帯(兵児帯)
- 手ぬぐいで作るスマホポーチ
手作り帯(平ぐけ)
手ぬぐいを繋いだり、好きな生地できっちりとした帯が作れます。
貝の口に結ぶと、カッコいいですよ。
(参考:Youtube)
【材料】
- 手ぬぐい 3本
- 縫い糸
【作り方】
- 手ぬぐいは中表に合わせて端を縫って繋ぐ
- 幅が1/4になるように内側に畳む
- 両端を折り、全体の周りにミシンをかけるか手縫いでくけたら完成
手作り帯(兵児帯)
スカーフや柔らかめの生地を使った、手作りの兵児帯(巻き帯)です。
好きな生地で作ると、市販の帯とは一味違った楽しさがありますよ。
簡単に作れて半纏にも浴衣にも使えます。
(参考半纏用:Youtube)(参考・浴衣用:TikTok)
【材料】
- スカーフや柔らかめの生地、手ぬぐいなど
- 縫い糸
【作り方】
- 材料の生地を幅35~60cm、長さ3.5m~5mくらいに繋ぎ合わせたら完成
- 端は切りっぱなしでもよい
手ぬぐいで作るスマホショルダー
必需品のスマホを祭りに持って行くためのスマホポーチです。
手ぬぐいで簡単に作れますよ。
(参考:nunocoto fabrik)
【材料】
- 手ぬぐい(本体用) 長さ40cm×幅30cm
- てぬぐい(ループ用)4cm×4cm 2枚 市販の布テープでも可能
- 紐(組紐や江戸打ち紐)1.2m
【作り方】
- 手ぬぐいを折る(40cm×15cm強度を保つため2枚重ねにする)
- ループ用の布を2cmの幅になるように縫い、半分に折って本体の上から4cmの位置に付ける
- 本体を中表に縦半分に折り、両端を縫い代1cmで縫う
- ループのところはしっかりと返し縫いをしておく
- 袋の口を1cm幅の三つ折りにしてアイロンをかける
- 三つ折り部分にステッチをかけ、表に返す
- ループに紐を通したら完成
まとめ
夏祭りに粋な小物で参加したいと思っても、市販の和装小物は結構高価ですよね。
作るのも難しそうに思えますが、実は簡単に作る方法があるんです。
本記事では手ぬぐいや100円ショップの素材で簡単に作れて、半纏や浴衣を引き立てる小物を10選ご紹介しました。
自作の小物で、夏祭りをいつも以上に楽しんでくださいね。
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