御香宮神社の水占いとは?楽しみ方や買える場所からその他の見どころまで紹介

 

京都・伏見にある御香宮神社を御存知ですか?

「ごこうのみやじんじゃ」と読むのですが、何ともいい香りがして来そうな名前ですよね。

それもそのはず、当地には「御香水」という水が湧いていて、名高い伏見のお酒に使われているのと同じ水脈の水なのです。

そんな「水」にゆかりのある御香宮神社ならではの「水占い」について、周辺のおすすめスポットとともに紹介しますね。

京都・伏見へお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてください。

 

御香宮神社の水占いとは?

皆さんは、身近に水があるだけで気持ちが洗われたり落ち着いたりすることはありませんか?

そんな、清らかな水のエネルギーを感じる御香宮神社の「水占い」とは一体どんなものなのでしょう……?

  • 水に濡らすと文字が浮かび上がるおみくじのこと
  • 水占いが買える場所
  • 水占いの楽しみ方

以上の3点について、細かくご紹介していきますのでお出かけの際の参考にしてくださいね。

 

水に濡らすと文字が浮かび上がるおみくじのこと

御香宮神社は神功皇后が主祭神で、安産・厄除け・病気平癒がご利益とされる神社です。

境内には平安時代に湧き出したという、御香宮神社の名前の由来ともなっている「御香水」という水が湧いています。

昭和60(1985)年には「日本名水百選」の第1号にも選ばれていて、酒処・伏見のお酒と切っても切れない名水は、現在でも汲みに来る人が後を絶ちません。

御香宮神社の水占いは、御香水に濡らすとお告げの文字が浮かび上がってくるおみくじのことをいいます。

京都では、他にも左京区の貴船神社や下鴨神社に同様のおみくじがありますので、機会があればぜひ試してみてください。

 

水占いが買える場所

水占いが買えるのは、本殿の左にある社務所です。

様々な種類のお守りや御朱印などもこちらでいただけます。

社務所の方に声をかけて初穂料300円をお納めした後、好きなみくじ棒を1本引きましょう。

社務所の方にみくじ棒を渡すと、みくじ棒の先に書かれた番号と同じ番号のおみくじがいただけます。

筆者は【38】でした。

おみくじをいただいたら、本殿と社務所の間に御香水の湧く手水があるのでそちらへ移動しましょう!

 

水占いの楽しみ方

それでは、社務所でいただいたおみくじを御香水の手水に早速ひたしてみたいと思います……。

おみくじを水にひたすと、あっという間に文字が浮かび上がって来ました!

総運のほか、金運・健康・願事・色・旅行・恋愛についての項目があります。

「色」というのは珍しいですね。

水から引き上げたおみくじはその内容にしっかり目を通して、境内のみなさんがおみくじを結んでおられる同じ場所に結んで来ました。

 

御香宮神社の水占い以外の見どころ

それではせっかくなので、水占い以外の御香宮神社の見どころについても紹介しましょう。

  • 拝殿(京都府指定有形文化財)
  • 石庭
  • 桃山天満宮

たくさん見どころのある御香宮神社ですが、その中から以上の3箇所を紹介します。

 

拝殿(京都府指定有形文化財)

神社には「拝殿」と呼ばれる建物がありますが、建物の中央に通路が設けられているものを特に「割拝殿(わりはいでん)」と呼びます。

当地の拝殿の形式はこの「割拝殿」で、寛永2(1625)年に紀州徳川家の初代・徳川頼宣が寄進しました。

拝殿の彫刻はどれも手が込んでいて、鮮やかさや細かさに思わず息を飲むほどです。

半解体修理が平成9(1997)年6月に竣工し、その際に彫刻を彩る極彩色が復元彩色されました。

拝殿上部に施された徳川家のシンボル「葵の御紋」に、御香宮神社と徳川家の結びつきの強さが伺えますね。

昭和58(1983)年に京都府指定有形文化財に指定されました。

 

石庭

社務所の方に声をかけると、小堀遠州ゆかりの枯山水の石庭を有料で拝観出来ます。

小堀遠州は徳川家康に仕えた大名ですが、造園家としての知名度が高い人物ですね。

元和9(1623)年、伏見奉行に任ぜられた遠州は奉行所内に庭園を造ります。

庭園は、後に庭園を訪れた3代将軍・徳川家光をも感心させる出来栄えであったといいますが、幕末の勃発した“鳥羽・伏見の戦い”の際に焼失するという憂き目に遭いました。

昭和36(1961)年に造園家の中根金作氏によって現在の形に作庭されたものですが、季節ごとに違った顔を見せてくれる“知る人ぞ知る”穴場の庭園といえる場所となっています。

拝観料は大人200円・学生150円。

社務所の受付時間が9:00〜16:00なので、拝観希望の方は受付終了時間にお気をつけくださいね。

 

桃山天満宮

桃山天満宮は御香宮神社の境内の中にありますが、御香宮神社の摂社や末社ではなく独立した神社です。

その昔、御香宮神社の東にあった蔵光庵というお寺の中で菅原道真公をお祀りしていたものが移築されました。

文字通りの「学問の神様」ですから、学業上達や合格祈願の参拝者の姿もみられます。

時期が限定的になってしまうのですが、初冬の桃山天満宮が特にオススメです。

境内の色づいた大銀杏の葉が落葉し始めると、あたり一面が黄色い絨毯を敷き詰めたような光景が楽しめますよ。

 

御香宮神社に行ったら立ち寄りたい周辺のおすすめスポット

せっかく御香宮神社まで足を運んだなら、ぜひその周辺も歩いてみましょう。

  • 伏見大手筋商店街
  • 金札宮(きんさつぐう)
  • 伏見十石船

を紹介します。

 

伏見大手筋商店街

伏見大手筋商店街は京阪伏見桃山駅から風呂屋町通までの約400mにわたるアーケードです。

豊臣秀吉が伏見城を築城し、築いた大手門から西に向かって道を作ったのが大手筋通のはじまりといいます。

大正12(1923)年に、30基のすずらんを型どった街路灯を設置したオシャレな商店街としてスタートしました。

現在も平日・休日問わず多くの人が行き交う活気のある商店街です。

100を超える個性豊かなお店の数々は見ているだけでも楽しくなってしまいます。

 

金札宮

伏見区総合庁舎を右に見ながら少し通り過ぎたところにある、伏見で最も古い神社のひとつと言われている金札宮(きんさつぐう)。

お宮の建設時に、金色のお札が天から降ってきたというのが金札宮の名前の由来です。

五穀豊育・火難除去・家運隆昌などのご利益があるとされる一方、もともと金運アップをもたらす縁起のいいクロガネモチが御神木とあって、お宮さんの名前も相まって金運アップの穴場スポットとも言われています。

なお、御神木のクロガネモチの木は昭和59(1984)年に京都市の天然記念物に指定されました。

金札宮の向かいには幕末に起こった「寺田屋騒動」で亡くなった薩摩藩士たちが葬られている大黒寺もありますので、興味のある方は併せて訪ねてみてください。

参考サイト:金札宮ホームページ

 

伏見十石舟

少し趣向を変えて、遊覧船などを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

江戸時代の伏見は、水運の要衝でした。

当時の人や資材を乗せていた舟を再現、運行しているのが伏見十石船です。

12月から3月の間には運休の期間もありますが、約50分ほどかけて港町・伏見を楽しむことができます。

特にオススメなのは桜の時期なので、ぜひ予約をしてお出かけくださいね。

参考サイト:十石舟・三十石船

 

まとめ

交通の要衝、そして酒処として発展した伏見は水に支えられてきました。

御香宮神社の「御香水」もまたそのひとつで、現在でも名水として人々から信仰され続けています。

本記事ではそんな御香水を利用した御香宮神社の水占いを中心に、神社や周辺のおすすめスポットと併せて紹介しました。

紹介出来ませんでしたが近くには大手酒造メーカーさんの施設もあって、お酒好きな方にはより楽しめるエリアとなっています。

みなさんも、ぜひ水をテーマに伏見を歩いてみてはいかがでしょうか?

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