「寝起きに鼻がつまっていたり、くしゃみがでたりするのは、ダニアレルギーかも?」
そんな時、ダニ対策の方法を知りたいですよね。
実は、シーツを正しく洗うことでダニ対策ができるんです。
本記事では、ダニ対策ができるシーツの洗濯頻度や洗い方を具体的に解説します。
シーツのダニ対策が気になっている方は、参考にしてくださいね。
シーツを洗わないとどうなる?
シーツを洗わないとどうなるのでしょう。
- 臭いが気になる
- カビがはえる
- ダニが繁殖する
詳しく説明します。
臭いが気になる
シーツを洗わないと、臭いが気になってきますよね。
人は睡眠時にコップ1杯ほどの寝汗をかくと言われています。
寝汗は、良質な睡眠に欠かせない生理現象です。
汗自体はほぼ無臭ですが、細菌が汗を分解して嫌な臭いを発生させます。
また、中高年になると加齢臭と言われる枯草のような独特な臭いが生じ、シーツにつくのです。
カビがはえる
シーツを洗わないと、カビがはえます。
温度・湿度・酸素・栄養分の4つの条件が揃うと、カビが発生しやすくなるのです。
シーツには汗を吸って湿気がこもり、皮脂汚れや髪の毛、ホコリなどカビの栄養分が付着しています。
シーツを洗わずそのままにしているとカビがどんどん繁殖し、衛生状態が悪化していきます。
ダニが繁殖する
ダニは、シーツを洗わないと繁殖します。
特に湿度60%、気温25度は、ダニが急激に増えやすい環境です。
睡眠中は身体から出る汗によってシーツが湿り、人の体温でシーツが温められるので、シーツの温湿度が高くなります。
また、一日の1/3を過ごす寝具はダニの餌になるフケや皮膚の角質などが豊富にあります。
ダニが繁殖すると、アレルギー症状が発生したり、ダニに噛まれて肌が荒れたりする可能性があります。
シーツのダニは洗濯で対策できる?
シーツのダニは洗濯で対策できます。
薄手のシーツには、ダニが生地に潜り込む余地がないので、洗濯機の水で洗い流せるのです。
また、アレルギーの原因になるダニの糞や死骸も洗濯できれいに取り除けます。
洗濯でダニの餌となるフケや皮膚の角質を落とせば、ダニが繁殖しにくい環境を作ることにもなります。
ダニ対策に効果的なシーツの洗濯頻度
ダニ対策にはできるだけ頻回にシーツを洗濯することが効果的です。
睡眠中にかいた大量の汗やダニの餌になる皮脂や髪の毛の汚れ、アレルゲンになるダニの死骸や糞を洗い流せるからです。
ダニの繁殖を防ぐためにも、できれば毎日シーツを洗いたいところですが、少なくとも週に1度は洗濯するとよいでしょう。
シーツの洗濯方法
シーツの洗濯方法について説明します。
必要なもの
- 洗濯用洗剤
- シーツが入るサイズの洗濯ネット
洗う前の準備
洗う前にいくつか準備をしておくことがあります。
まず、洗濯表示で水洗いができるかを確認しましょう。
洗濯機マークや手洗いマークがあれば、水洗いが可能です。
シミやひどい汚れがある場合は、洗濯機に入れる前にもみ洗いをしておきます。
水洗いが出来なければ、クリーニングに出してください。
次に、シーツの四隅にたまったホコリや、シーツの表面のゴミは取り除きます。
ゴミがついたまま洗濯機に入れると、シーツ全体にゴミが広がってしまうからです。
ホコリやゴミを取ったシーツを蛇腹折りにして、洗濯ネットに入れましょう。
蛇腹折りにすると、細かいシワがつきにくく、洗剤がまんべんなく浸透してきれいに洗濯できます。
洗濯ネットに入れると、ねじれたり他の洗濯物に絡まったりして生地を傷めるのを防ぎ、洗濯機からも取り出しやすいです。
洗い方
洗濯機でのシーツの洗い方を説明します。
綿やポリエステル素材のフラットシーツやボックスシーツなどは、通常のコースで洗濯ができます。
洗濯用の中性洗剤や石鹸を使って、シーツの繊維を傷めずに洗えます。
冬に使う起毛したシーツの場合は、水流の弱い毛布コースや布団コースがおすすめです。
シーツを効率的に乾かす干し方
シーツを効率的に乾かすには、できるだけ生地同士が重ならないように干すのがポイントです。
干し方を4つ紹介します。
【蛇腹干し】
シーツを角型ピンチハンガーに蛇腹状に留める蛇腹干しがあります。
長いものでもピンチハンガーのサイズがあれば干せるので、スペースを取らずに風通しよく干すことが可能です。
【M字干し】
2本の物干し竿に、シーツをまたぐようにかける干し方がM字干しです。
スペースは取られますが、風通しが良いので早くしっかり乾きます。
【A字干し】
物干し竿が1本の時は、ハンガーを物干し竿に複数かけ、その上にシーツを被せるA字干しがおすすめです。
ハンガーの分生地の間隔が広がるのでよく乾きます。
【三角干し】
対角線上にシーツを2つに折って物干し竿にかける三角干しがあります。
他の干し方よりは生地同士の重なりは多いですが、下向きの三角部分に水分が集まるので、乾きやすい干し方です。
シーツを干す場所の環境に合わせて、乾きやすい干し方を選んでくださいね。
また、直射日光に当てると殺菌効果があり、早く乾すことができます。
ただし直射日光により色褪せや劣化など生地が傷むおそれがあるので、長時間干すのは避けて、乾いたら早めに取り込んでくださいね。
まとめ
シーツを洗濯するだけで、ダニがいなくなるのか疑問に思う方も多いでしょう。
実は、ダニ対策ができる正しい洗濯方法があるんです。
本記事では、ダニ対策に適した正しいシーツの洗濯方法や洗濯の頻度、干し方について解説しました。
洗濯でシーツのダニ対策をしたい方は、本記事を参考に快適な環境を実現してくださいね。
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