「専業主婦だけど国家資格を取得したい!」
そんな時、どのような資格を選んだらいいのか分からず悩みますよね。
実は、それぞれの特徴や目的を知ることで、資格は選びやすくなります。
本記事では、働きたい専業主婦におすすめの国家資格7選と資格選びのポイントを紹介します。
国家資格選び方に迷っている主婦は、ぜひ参考にしてください。
国家資格とは
国家資格とは、法令に基づいて、国や地方公共団体などの機関が試験を実施して与えられる資格です。
各種分野において特定の能力や知識があると証明され、特定の職業に従事できます。
民間資格と比べ、社会的な価値や需要が認められるなど、資格としての評価も高いといわれています。
国家資格は企業からの信頼が得られ自分の能力をアピールできる、就職には非常に有利な資格といえるでしょう。
(参照: 文部科学省)
専業主婦が資格を選ぶ時のポイント
専業主婦が資格を選ぶ時のポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?
ポイントは主に3つあります。
- 必要な勉強時間に注目する
- 受験資格を満たしているものを選ぶ
- 就職で有利に働くものを選ぶ
詳しく説明します。
必要な勉強時間に注目する
主婦が国家資格を選ぶには、必要な勉強時間に注目しましょう。
主婦は毎日やるべき家事などが多く、資格取得のための勉強に時間をかける余裕がほとんどありません。
また、決まった時間に行動することも難しく、家事や育児のスキマ時間を使って勉強するしか方法がありません。
家族の予定や状況によっては、まともに勉強時間が確保できないことも。
主婦が国家資格を取得すると決めたなら、必要な勉強時間に注目し、自分の生活と照らし合わせることも重要です。
受験資格を満たしているものを選ぶ
主婦が国家資格を取得する時は、受験資格を満たしているものを選びましょう。
国家資格の中には学歴や実務経験など条件や職種に応じて、受験資格が決まっているものが多くあります。
また、国籍や年齢、性別や学歴を問わずに誰でも受験できるものも多数あり、主婦でも全く問題はありません。
しかし、専門性が高く特別な知識が必要とされる資格は、一定の厳しい受験資格が定められている試験も少なくありません。
受験勉強をしたのに「受験資格がなかった」などということがないよう、自分が基準を満たしているか確認が大切です。
就職で有利に働くものを選ぶ
主婦が国家資格を取得するなら、就職で有利に働くものを選びましょう。
国家資格は生涯有効とされるものが多いですが、資格を上手に活用できなければ価値がなくなります。
なんとなくと闇雲に資格を取得しても、決して就職に有利には働きません。
資格の特徴や種類を調べたうえで取得し、適切なアピールをすることで初めて就職に有利になります。
入社後に取得が必要な資格を持っている場合などは、特に就職の際は有利に働くことも。
自分自身の状況や得意分野なども考慮して、就職で有利に働く資格選びが大きなポイントです。
働きたい専業主婦におすすめの国家資格
働きたい専業主婦におすすめの国家資格にはどのようなものがあるのでしょうか?
おすすめの資格は主に7つあります。
- 宅地建物取引士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- キャリアコンサルタント
- 介護福祉士
- 調理師
- クリーニング師
詳しく説明します。
宅地建物取引士
働きたい主婦におすすめの資格のひとつに、宅地建物取引士があります。
不動産業界では中途採用も多く、専業主婦でも正社員になれる可能性が高い資格といえます。
宅地建物取引士は、いわば不動産取引の専門家であり、不動産売買などの業務に携わる人が保有しなければならない国家資格です。
不動産会社で働く人にとっては必要不可欠な資格であり、有資格者は給与の面でも優遇されやすい傾向があります。
最近は不動産会社ばかりでなく、多種多様な企業でも必要とされているので重宝されるところも強みです。
宅地建物取引士に登録するには実務経験が必要ですが、時代に関わらず需要の高い資格といえるでしょう。
社会保険労務士
社会保険労務士も、主婦が働くにはおすすめの資格といえるでしょう。
働き方改革の影響により雇用問題も複雑化するなか、人材の専門家である社会保険労務士の需要は年々増加しています。
社会保険労務士は、会社や働いている人に代わり、各種労働や保険に関する書類の作成や手続きを行うための国家資格です。
特に女性に向いている資格ともいわれ、幅広い業界で信頼を得ている独立も夢ではない、将来性のある資格です。
社会保険労務士は難易度は高いですが、働きたい主婦にはやりがいのある、おすすめの資格といえるでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、働きたい主婦におすすめの資格です。
国家資格の中でも独占業務がないため、自由に業務の幅が決められるなど、主婦でも非常に働きやすい資格といえます。
中小企業診断士は、企業経営に関する知識を身につけ、中小企業のコンサルティングを専門とし、支えるための国家資格です。
日本企業における中小企業の割合は非常に多く、重要度の高い必要不可欠な資格ともいわれています。
また、取得によって経営全般の知識が高まり、企業内で活用しやすいところも魅力のひとつです。
中小企業診断士は将来性も高く安定しているため、働きたい主婦には特におすすめの資格といえるでしょう。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントも、働きたい主婦には非常におすすめの資格です。
現代は働き方改革の影響により、労働者の職業の選択や生活設計など指導ができるため、活躍の場が増えています。
キャリアコンサルタントは、民間資格を経て2016年に国家資格となりました。
労働者が自分らしく働くための支援をするのが、キャリアコンサルタントの仕事です。
資格を通じて自分自身の適性や能力に気づき、自己理解を深められることも。
ハローワークや人材関連など多岐にわたり需要が多く、働きやすい将来性のある資格です。
キャリアコンサルタントは、個人の相談に乗るなど気を遣う細やかな業務のため、主婦に向いている資格といえるでしょう。
介護福祉士
主婦が働きやすい資格のひとつに、介護福祉士があります。
後期高齢者が増えている現代社会において、働く人が必要とされる介護職の求人はますます増えています。
介護福祉士は、多数ある介護の資格の中で唯一の国家資格であり、比較的合格率が高く忙しい主婦でも取得しやすい資格です。
介護施設や福祉施設などでは慢性的に人手不足が続いているため需要が多く、働きながら資格取得も目指せます。
介護福祉士は、高齢者に直接関わることが多い職種のため、女性の優しい雰囲気は即戦力として活躍できるおすすめの資格です。
調理師
料理好きな主婦なら、調理師は非常におすすめな資格といえるでしょう。
普段から料理を作りなれている主婦が活躍でき、外食産業を始め、様々な調理現場で求められる有益な資格です。
調理師は調理の技術や食に関する専門的な知識を身につけ、施設の調理を行うための国家資格のひとつです。
食品の安全や健康への関心が深まる中、求人は多いのですが、有資格が条件という企業も少なくありません。
また、2年以上の実務経験があれば受験資格を得られるため、飲食関係のパートから始めると学校に通う必要がない利点も。
主婦にとっては料理は生活の一部という方も多く、調理師は食に興味のある方には非常におすすめの資格です。
クリーニング師
主婦が国家資格を選ぶなら、クリーニング師もおすすめです。
主婦は日頃の洗濯やアイロンの経験が活かせ、クリーニングの営業所には必ず1人以上の有資格者が必要なため重宝されます。
クリーニング師は、クリーニング法に基づく国家資格であり、素材に応じた扱い方や薬品の知識などを証明する資格です。
洗浄やアイロンがけ、染み抜きから仕上げまでを行う、いわば洗濯のプロフェッショナルです。
お客様からお預かりした衣服を、できる限り新品のような状態に戻すなど、非常にやりがいも多く生活に活かせることも。
クリーニング師は、主婦の経験を利用して活躍できる、おすすめの資格です。
まとめ
国家資格を取得したくても、種類が多く迷いますよね。
本記事では、働きたい専業主婦におすすめの国家資格7選と資格選びのポイントを紹介しました。
特徴さえ把握すれば、資格選びはそれほど難しくはありません。
本記事を参考に、あなたにピッタリの資格を探して、働きやすい職場をみつけてくださいね。
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