紫外線対策に手軽に使いやすい日焼け止めですが、自己流で塗っている人も多いでしょう。
しかし、塗り方やタイミングを誤ると、日焼け止めの効果が半減してしまう恐れも。
本記事では、日焼け止めを塗るタイミングやパーツ別の塗り方を解説します。
紫外線対策に日焼け止めをお使いの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
日焼け止めはいつ塗るのが正解?効果が出やすい3つのタイミング
いつ日焼け止めを塗るのがベストなのでしょうか?
効果が出やすい3つのタイミングがあります。
- スキンケアの5分後を目安に塗る
- 化粧下地の前に塗る
- 外出する30分前までに塗る
1つずつ説明します。
(参考:coloria magazine)
スキンケアの5分後を目安に塗る
日焼け止めの効力を高めるには、スキンケアの5分後を目安に塗りましょう。
なぜなら、スキンケアの保湿成分が肌に浸透してからの方が、日焼け止めのノリがよくなるからです。
スキンケアが足りていないと、肌が乾燥して皮脂が過剰に分泌され、皮脂崩れを起こしてしまいます。
塗る最適なタイミングは、正しいスキンケアをして5分ほど時間を空けた後だといえます。
化粧下地の前に塗る
化粧下地の前に塗ることも、日焼け止めを効果的に使うための大切なポイントです。
日焼け止めを化粧下地を塗る前の肌に伸ばすことで、しっかり定着させられます。
流れとしては、きちんとスキンケアをした後に日焼け止めを塗り、化粧下地を塗ってファンデーションをつけるのがベストです。
化粧下地としても使える日焼け止めを使う場合は、スキンケアの後でファンデーションの前に塗ってくださいね。
外出する30分前までに塗る
出かける30分くらい前までに日焼け止めを塗るのが、ベストです。
肌に馴染んでいないまま外出すると、服やカバンなどでこすれて、塗りムラができてしまう恐れがあります。
朝起きてすぐスキンケアをした後に塗れば、身支度をしている間に日焼け止めが肌に定着するのでおすすめ。
日焼け止めをより効果的に使うためには、外出の30分前までに塗ってきましょう。
日焼け止めはいつ塗る?正しい部位別の塗り方
日焼け止めは、どのように塗ればよいのでしょうか?
体のパーツ別に正しい塗り方を紹介します。
- 顔や首
- 腕や脚
- 髪や頭皮
詳しくみていきましょう。
(参考:美肌Times)
顔や首
顔や首は、塗り漏れがないよう指で細かく日焼け止めを塗るのが正しい塗り方です。
細かい部分が多い顔や、シワが入りやすい首は、指を使って丁寧に塗る必要があるからです。
顔は、記載されている適量を、おでこ・鼻・左右の頬・あごの5点に分けて塗ります。
指を使って顔の中心から外側に向かって丁寧に広げ、小鼻の周りや耳たぶなども塗り忘れがないようにしましょう。
首は、日焼け止めの適量を手に取って首筋と襟足に数箇所置き、下から上に向かって広げて馴染ませていきます。
顔や首は、塗り漏れのないよう丁寧に日焼け止めを塗ることが大切です。
腕や脚
日焼け止めを腕や脚に塗る時は、ライン状に置いて手のひらを使って丁寧に伸ばしましょう。
面積の広い腕や脚は、ラインを描くように置いてから伸ばせばムラを防げます。
手のひらを使って伸ばすことで、日焼け止めが均等に広がりベタつきなども抑えられます。
円を描くように手のひらを大きく使って、広げて塗るのがポイント。
膝周りや手の甲などは塗り忘れが多いので気をつけて、手のひらを使い丁寧に正しく塗りましょう。
髪や頭皮
髪や頭皮は、髪用の日焼け止めスプレーを使って、しっかりと紫外線対策を行う必要があります。
見落としがちな髪と頭皮ですが、紫外線によるダメージで乾燥し、パサつきや枝毛や切れ毛・抜け毛につながる恐れがあるのです。
流れとしては、髪をブラシなどでとかして絡まりやホコリなどを取り除いた後に、10~15cmほど離してスプレーします。
スプレーをランダムなジグザグを描くように動かし、ムラなく全体に吹きかけるのがポイント。
髪用の日焼け止めスプレーを使って、髪や頭皮の紫外線対策を正しく行いましょう。
日焼け止めの誤った塗り方3選
日焼け止めのNGな塗り方はあるのでしょうか?
誤った塗り方として、次の3つを解説します。
- スキンケアをしないで塗る
- 手のひらで伸ばして塗る
- 少量を薄く伸ばして使う
詳しくみていきましょう。
スキンケアをしないで塗る
きちんとスキンケアをしないまま日焼け止めを塗るのは、NGです。
スキンケアをしていない肌は皮脂が多く、保湿もされていないために、日焼け止めのノリが悪くなってしまいます。
化粧水や乳液などでしっかり肌を保湿し、日焼け止めの効果をきちんと発揮させましょう。
スキンケアケアをしてから使えば、皮脂の分泌を抑えてメイク崩れも防げますよ。
手のひらで伸ばして塗る
日焼け止めを手のひらに伸ばしてから塗るのは、誤った方法です。
手のひらに伸ばしてしまうと、肌全体に広げて塗るのが難しくなってしまいます。
広げようと無理に伸ばしてしまい、肌に負担がかかって肌トラブルの原因になってしまうことも。
肌に置いてから塗れば、全体に広がりやすく、均一にムラを抑えて伸ばせます。
塗り忘れを防止するためにも、最初から肌に直接日焼け止めを置いて塗りましょう。
少量を薄く伸ばして使う
日焼け止めを少量だけ薄く伸ばして使うのも、よくない方法です。
量が少なすぎると、紫外線をカットする効果をきちんと得られない恐れがあります。
ベタつきを避けたり、節約したりするために使用量を減らすのはNGです。
一般的に、顔なら液状で500円玉1個分程度、クリーム状ならパール粒2個分くらいの量が必要だといわれています。
しっかりとカット効果を得られるよう、適量を使いましょう。
日焼け止めはいつ塗る?シーン別選び方のポイント
シーン別に、どのように選べばよいのでしょうか?
選び方の注意点は2つあります。
- 日常生活ではSPF、PAの数値が低くてもOK
- 夏場や長時間の外出は紫外線防止効果の高いものを選ぶ
詳しく説明します。
(参考:肌育研究所)
日常生活ではSPF、PAの数値が低くてもOK
日常生活で使う日焼け止めは、SPFやPAの数値が低くてもOKです。
買い物や近所の散歩などの日常生活で浴びる紫外線は、SPFやPAの数値が低い日焼け止めで十分に防げると考えられます。
SPF値が10~20程度、PAは「+」や「++」の日焼け止めでも、紫外線カット効果が期待できるでしょう。
ただし、紫外線は窓ガラスを通して室内にも入るため、室内で過ごす日にもしっかりと紫外線対策を行うのがポイント。
日常生活では、SPFやPAの数値が低い日焼け止めを毎日欠かさず塗ることが大切です。
夏場や長時間の外出は紫外線防止効果の高いものを選ぶ
夏場や長時間の外出では、紫外線防止効果の高い日焼け止めを選びましょう。
なぜなら、夏場や長時間の外出では高い紫外線量を浴びる可能性があるからです。
SPFは30~50程度、PAは「++」~「++++」がおすすめです。
SPFやPAの高い日焼け止めでも、汗で流れたりタオルで拭いたりすると落ちやすくなるため、こまめに塗り直すことがポイント。
長時間の外出や夏のマリンスポーツには、汗や水に強い「ウォータープルーフ」の紫外線防止効果の高い日焼け止めが最適です。
まとめ
紫外線対策に手軽に使いやすい日焼け止めですが、塗るタイミングや塗り方を誤ると、日焼け止めの効果がダウンしてしまいます。
本記事では、日焼け止めを塗るべき効果的なタイミングや、部位別の塗り方を紹介しました。
日焼け止めは、正しいタイミングで適量を丁寧に塗ることで、効果を十分に発揮します。
本記事を参考に、日焼け止めの効果を高める塗り方やタイミングを取り入れ、大事な肌を紫外線から守りましょう。
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