「良い印鑑を作りたい!」
そう思ったとき、良い印鑑と悪い印鑑の特徴を知りたいですよね。
実は、良い印鑑と悪い印鑑にはそれぞれ特徴があるのです。
本記事では、良い印鑑と悪い印鑑の違いとそれぞれの特徴、良い印鑑を作るポイントについてご紹介します。
良い印鑑の特徴を知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
良い印鑑を使うメリット
良い印鑑を使うと、仕事運や事業運が上がって出世したり、金運が良くなり給料が上がったりすることも。
また、家庭運や対人運が上がって人間関係が円滑になるなど、さまざまな面で運勢が良くなるメリットがあります。
印鑑は、実印・銀行印・認印など用途に分けてさまざまなシーンで使いますよね。
自分の分身ともいうべき印鑑は、メリットを考慮し開運につながる良い印鑑を使いたいですね。
良い印鑑と悪い印鑑の特徴
良い印鑑と悪い印鑑には、どんな特徴があるのでしょうか。
それぞれ詳しく説明します。
- 良い印鑑の特徴
- 悪い印鑑の特徴
良い印鑑の特徴
良い印鑑の特徴は、「吉印相」と呼ばれる印相が良いものです。
さらに、耐久性が高く硬質で粘りのある印材が良いとされています。
持ち主の名前にあった彫り方をする必要があり、一流の篆刻師による手彫りのものが最高の印鑑なのです。
「吉印相」には、次のような特徴があります。
- 八方円満、印相に広がりがある
- 印面(字体と空白)のバランスが良い
- 字体が円満で印象が美しく豊かである
また、良い印鑑である重要な要素は「実印」「銀行印」「認印」の3つが揃っていることだといわれます。
一点や二点ではバランスが悪く、安定させるためには三点が不可欠だからです。
人生の安定をはかる意味でも、一流の篆刻師による「吉印相」をもった良い印鑑を使いましょう。
悪い印鑑の特徴
悪い印鑑は、主に次のような特徴があります。
- 欠けた印鑑やキズの付いた印鑑
- 小判形や四角形など形が悪い印鑑
- 他者からの譲渡印
詳しく解説します。
特 徴 | 解 説 |
輪郭などに欠けやキズがある印 | 特に注意すべき凶印。
浪費多く経済的破滅の凶相印。 突発的な事故や急病の恐れあり。 |
行書、草書などの崩し字体の印 | 男性は出世の遅れ、女性は婚期を逃す恐れあり。
全てに消極的となり生気のない印相。 |
不明我流の字体の印 | 独りよがりな福を逃す栄なしの悪印。
運勢リズムを乱し、大成しない印相。 |
斜め彫りの字体の印 | 中途挫折印。
浪費が多く財運に恵まれない。 病死や災禍が多い。 対人関係の悩み多く家庭運が乏しい晩年孤独の印相。 |
印面に空間が多い印 | 身の上が不安定で財運なし。
恋愛など愛情面でトラブル多い印。 |
小判形の印 | いわゆる三文判。
正に三文の値打ちしかないといわれ、財運なし。 一生働けど金はなしの貧相印。 災難多く辛苦で一生を過ごす印。 |
二重枠の印 | 波乱生じ不和やトラブル続き。
愛情運に恵まれず女性は後家となる印相。 対人関係に悩み多く孤立を呼ぶ印。 |
四角い印 | 職業・仕事上の挫折を招く。
対人関係の苦しみ多く、孤独な生涯を送る。 努力が報われない弱運の印。 |
指輪印 | 軽薄や怠惰の相。
社会運・家庭運ともに恵まれず、賭け事や異性問題で身を滅ぼす凶相印。 |
譲渡・お下がりの印 | 前の持ち主の欠点を受け継ぐことになる。
親譲りの印は家運没落を導く印。 |
模様入りの印 | 成功しても一時的で長続きしない。
健康運・家庭運ともに悪く、不慮の事故や慢性病を招く凶相印。 |
印材が悪い印 | 水晶や石類・金属類は凶材。
家庭に病人が続く。 財運に恵まれず苦難多い印。 合成樹脂素材など、加熱したものは死印。 |
つぎ合わせの印 | 物事の中絶を意味し、不成就印という。
家運・事業運ともに繁栄せず。 夫婦・親子の離別や死別を招く印。 |
しるしのある印 | 持ち主は物事に集中できず落ち着きがない。
貧乏ひまなしとなりがち。 家庭運にも悪影響の印。 |
悪い印鑑を使っている方は注意が必要です。
良い印鑑を作るポイント
良い印鑑を作る際のポイントはあるのでしょうか。
次の4つについて解説します。
- 素材にこだわる
- 書体に注目する
- 彫刻方法をチェックする
- 印鑑を購入する店を吟味する
素材にこだわる
良い印鑑を作るポイントに、素材にこだわるということがあります。
最近では、チタン製や石材、樹脂材などの人工的に作られた印材が人気を博しています。
しかし、人工的に作られたものはおすすめできません。
運勢を良くする印材とはいえないからです。
良いとされている印材は、象牙・牛角白・黒水牛・本柘・黒檀など。
さらに詳しく解説します。
印 材 | 特 徴 |
象 牙 | 印材として最高級品といわれる。
彫刻・捺印ともに最適な硬さ。 つややかできめが細かく質感が美しい。 現在はワシントン条約締結以前の輸入品が正規に流通している。 |
牛角(白) | 牛角は並(濃色)、中(淡色)もあるが、極上といわれる牛角(白)は採れる数が少なく希少。
透明度が高く美しく、彫刻がしやすい。 |
黒 水 牛 | 代表的な印材。
水牛の黒角が高級感や威厳を感じさせるため男性に人気。 耐久性があって朱肉なじみが良い。 |
薩摩本柘 | 実印として人気の印材。
鹿児島県産で木目が美しく、緻密で硬度が高い木材。 |
黒 檀 | 半永久的な耐久性素材といわれる。
乾燥性があり、虫にくわれにくい。 |
素材にこだわることも良い印鑑を作る大切なポイントです。
書体に注目する
書体に注目するのも良い印鑑作りには重要です。
印鑑書体には、次のようなものがあります。
- 印相体
- 篆書体
- 古印体
- 行書体
- 楷書体
- 隷書体
おすすめ度を含め詳しく解説します。
おすすめ度 | 書 体 | 解 説 |
◎ | 印相体 | 元々篆書体を変形させたもの。
別名「吉相体」ともいう。 上下左右や斜めと八方に広がる書体は「八方篆書」とも呼ばれる。 複雑さから偽造防止の面で「実印」や「銀行印」に適している。 |
◎ | 篆書体 | 秦の時代、始皇帝の大臣により統一された書体。
古代日本においても篆書体で彫刻された「漢委奴国王」という金印が発見されている。 印相体同様、複雑で読みにくいため「実印」「銀行印」向き。 |
△ | 古印体 | 日本で古くから使われている独自の書体。
文字に丸みがあり、読みやすいため「認印」に適している。 |
× | 行書体 | 楷書を崩した筆書きのような書体。
一見趣はあるが、良い印鑑としての書体には不向き。 |
× | 楷書体 | 最も読みやすい書体。
「認印」として人気がある。 分かりやすく偽造されやすいため、「実印や「銀行印」としては適さない。 |
〇 | 隷書体 | 楷書体に似た篆書体を読みやすくした書体。
古印体や楷書体に同じく「認印」向き。 |
印相体(吉相体)・篆書体・隷書体で彫刻されたものを選ぶのは、良い印鑑を作るポイントになります。
彫刻方法をチェックする
良い印鑑を作るためには、彫刻方法をチェックすることもポイントの1つです。
印鑑の彫り方として次の4つがあります。
- 完全機械彫り
- 機械文字手仕上げ
- 手書き文字手仕上げ
- 完全手彫り
詳しく解説します。
彫刻方法 | 解 説 |
---|---|
完全機械彫り | パソコンフォントによるレイアウトで文字入れ→機械彫刻→完成 |
機械文字・手仕上げ | パソコンフォントによるレイアウトで文字入れ→機械彫刻→外枠を削って文字の形を整える→完成 |
手書き文字・手仕上げ | 倍寸で文字を手書き→機械彫刻→外枠を削って文字の形を整える→完成 |
完全手彫り | 直接文字の書き入れ→手彫り→外枠を削って文字の形を整える→完成 |
良い印鑑を作るのならば、一流の篆刻師による手彫りのものを選びたいですね。
印鑑を購入する店を吟味する
良い印鑑作りのポイントとして、購入する店は吟味することをおすすめします。
自分の分身ともいわれる印鑑。
やはり100均やホームセンターで安価なものを購入するのはおすすめできません。
知識と経験が豊富で、親切に相談にのってもらえる専門店がおすすめです。
初めて印鑑を作るときはいろいろと不安なものですよね。
印鑑を作る際は、誰が何の目的で使うのか、予算などを伝えます。
また、どんな仕上がりになるのかなど、可能であれば教えてもらいましょう。
良い印鑑作りには、購入する店を吟味するのも大切です。
まとめ
印鑑を作りたいと思ったときは、良い印鑑の特徴を知りたいですよね。
実は、良い印鑑と悪い印鑑には、それぞれ特徴があるのです。
本記事では、良い印鑑と悪い印鑑の違いとそれぞれの特徴、良い印鑑を作るポイントについてご紹介しました。
良い印鑑の特徴を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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