「女性向けの実印作りってどうすればいい?」
そんな時、女性の実印は何を基準に選べば良いのか分からず、困ってしまいますよね。
実は、印鑑の特徴を知ることで、実印は選びやすくなります。
本記事では、実印作りをする女性向けに、おすすめ素材や書体・サイズなどを解説します。
実印を作るのに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
女性の実印作り①素材決め
女性が実印を作るときは、どのような素材が良いのでしょうか?
おすすめの素材は主に5つあります。
- オランダ水牛
- 楓
- 白檀
- 琥珀樹脂
- ローズクォーツ
詳しく説明します。
オランダ水牛
オランダ水牛は女性の実印に特におすすめの素材です。
クリーム色の本体に茶色のラインのコントラストがやわらかく淡い色合いで、女性らしくエレガントな印象を与えます。
黒水牛や象牙のように「動物の角」というイメージも少なく優しい雰囲気があります。
天然素材のためひとつとして同じ模様や色味がなく、個性的な印鑑をお探しの女性に大変人気です。
見た目の良さだけでなく、耐久性にも優れ長期にわたって利用可能なところも魅力。
オランダ水牛は、動物素材でありながら優しい風合いが特徴的で女性におすすめしたい印鑑素材です。
楓
楓は落ち着いた色合いが人気の、おすすめの素材です。
細かい端材を樹脂で固めるなど特殊な技術で作られたエコ素材で、落ち着いた雰囲気が非常に人気が高いです。
天然木に近い手触りでありながら、ゆがみやひび割れなどにも非常に強く、耐久性にも優れています。
自然の風合いを生かした木目が美しい点も特徴で、やわらかいナチュラルカラーと、スタイリッシュな黒の2色があります。
環境保全を目的に計画伐採された材料で作られているので、今の時代に合ったエコな素材です。
環境を考えながらもおしゃれな印鑑をお探しの女性には、特におすすめの素材です。
白檀
女性の実印におすすめしたい素材のひとつに白檀があります。
さわやかな甘く漂う香りが優雅で気品があるため、お香などにもよく使われ女性に高い人気です。
手にとった時や捺印のたびに独特な甘い香りを感じられ、周りからも一目置かれる存在感を放ちます。
木材ではありますが耐久性にも優れ、特徴的な香りから防虫効果もあるといわれています。
ただし、現在では輸入制限されているだけでなく、人工での栽培も難しいため希少性が高く手に入りにくい状況です。
白檀は気品が高く落ち着いた印象のため、大人の女性に特におすすめしたい素材です。
琥珀樹脂
琥珀樹脂は女性の実印に特におすすめしたい素材です。
宝石のような美しい色合いと、べっこう飴のような可愛らしさを兼ね備えた、温かみのある色合いが目を惹きます。
高硬度の人工樹脂を合成した素材のため、手になじみ捺印がしやすく、汚れたら水洗いも可能です。
あまり見かけない素材のため、神秘的で個性的な特徴も魅力のひとつ。
また、独特なマーブル模様がおしゃれで高級感があり、プレゼントにも喜ばれるでしょう。
知的で高貴な雰囲気を持った琥珀樹脂は、大人の女性におすすめの素材です。
ローズクォーツ
ローズクォーツも女性の実印として人気がありおすすめの素材です。
パワーストーンのひとつで、ピンクの色合いが非常に可愛らしく、女性に人気が高く選ばれています。
宝石印鑑とも呼ばれ、見た目の美しさはもちろん、恋愛運をアップさせるパワーストーンとしての需要も高いです。
実印は自分の分身ともいわれるため、「開運効果も叶えられ自分自身も高められる」と年齢を問わず多くの方から人気です。
ローズクォーツのパワーを得られることで、女性の本来の魅力が引き出される可能性も。
大変優しい色合いの素材ですので、どなたが選んでも素敵な印鑑になるでしょう。
女性の実印作り②書体決め
女性が実印を作るときは、どのような書体が良いのでしょうか?
おすすめは3つあります。
- 篆書体
- 印相体
- 隷書体
詳しく説明します。
篆書体
女性の実印の書体には特に篆書体がおすすめです。
線が細くやわらかいイメージがあり、一目見ただけでは読むことができない可読性の低さが防犯面にも役立ちます。
お札やパスポート、日本最古の印鑑といわれる金印などにも使用され、象形文字を基本とした偽造しにくい特徴も。
文字を美しくデザインができ、同じ名前でもいろいろな変化がつけられるなど、唯一無二の印鑑となります。
印鑑の書体選びに迷ったら、防犯性が高く文字の美しい篆書体がおすすめです。
印相体
女性の実印には印相体も人気がありおすすめの書体です。
印相対は印鑑のために生み出された独特な書体のひとつで「吉相体」とも呼ばれ、非常に縁起の良い書体です。
文字の線が四方八方に広がった文字が美しく、女性に人気があります。
印面いっぱいに広がった文字は一見しただけでは名前が読みにくく、防犯上のメリットにもなります。
なめらかな文字が特徴で実用的な印相体は、特に女性におすすめしたい書体です。
隷書体
隷書体も女性の実印にはおすすめしたい書体です。
一見フォントのような可愛らしい印象があり、非常に読みやすいため、多くの女性から選ばれることが多いです。
元々は篆書体を簡略化して直線的にしたため、印鑑に収まりやすくアレンジすることも可能で印鑑に多く使用されています。
何といっても現代文字のような特徴のある字体と、可読性の高さが人気です。
読みやすいため防犯性には劣ってしまいますが、女性の実印の書体としては人気が高くおすすめです。
女性の実印作り③サイズ決め
女性が実印を作るときは、どのようにサイズを決めたら良いのでしょうか?
ポイントは2つあります。
ひとつめは、好みで選びましょう。
大きいサイズが好きなら15ミリ、小さくて華奢なものが好きなら13.5ミリなどと、好みで選ぶことも方法のひとつです。
ふたつめは、彫刻する文字数で決めましょう。
名前のみなら小さめのサイズが貧相に見えず、フルネームなら大きめのサイズがバランス良く収まります。
長く大切に使えるように、彫刻内容や画数に合わせた適切なサイズ選びをおすすめします。
女性の実印作りのよくある疑問
女性の実印作りの際によくある疑問はどのようなものでしょうか?
疑問は主に3つあります。
- 作成のタイミングはいつがいい?
- フルネームと名前のみのどっちがいい?
- 名前がひらがなの場合はひらがなで作ってもいい?
詳しく説明します。
作成のタイミングはいつがいい?
女性はいつどのようなタイミングで、印鑑を作るのが良いのか悩みますよね。
作成のタイミングは2つあり、人生のターニングポイントである就職の前や、結婚が決まった時が適しています。
社会人になると実印を使う機会が増え、給与の振り込みのための口座開設や車の購入のために必要となります。
結婚の際は、比較的多くの女性が名字が変わることが多く、新しい印鑑が必要となります。
また、婚姻届を提出した後で、すぐに新しい名前の印鑑が必要になる場面もあるでしょう。
就職や結婚が決まったら、慌てることの無いように早めの作成をおすすめします。
フルネームと名前のみのどっちがいい?
女性の実印は、フルネームと名前のみのどちらが良いのか悩みますよね。
基本的にはどちらを選んでも問題はありませんが、利用目的やサイズ・書体に合った彫刻内容にすることが望ましいです。
小さなサイズにフルネームは窮屈な印象になり、大きなサイズに名前のみですと貧相な印象になることも。
また、名前の画数によっても印面の文字バランスが変わるため、慎重な検討が必要です。
事前に校正を見せてもらうなどして、お店の人と相談しながら決めましょう。
名前がひらがなの場合はひらがなで作ってもいい?
実印を作る時に名前がひらがなの方は、どのようにすれば良いのか不安になりますよね。
ひらがなの名前も漢字の名前と同様で、通常通りの作り方で全く問題はありません。
ほとんどの自治体では下の名前だけで印鑑登録ができるため、ひらがなのみの名前でも登録は可能です。
住民票に登記されている名前がひらがなである場合は、印鑑登録も同じ表記がルールです。
しかし、各自治体によって規則が変わることがありますので、印鑑を作る前に役所の窓口での相談をおすすめします。
まとめ
初めて実印を作るときは、何を基準にして選べばいいのか悩む方も多いでしょう。
本記事では、実印作りをする女性向けに、おすすめ素材や書体・サイズなどを解説しました。
印鑑選びは、少しの知識を得て自分の好みで選べばほとんど間違いがありません。
本記事を参考に、一生涯使える大切な印鑑作りをしてくださいね。
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