「足の裏の凝りが辛い……」
そんなとき、理由も分からず凝りに悩まされるのは辛いですよね。
実は、足の裏の凝りには原因や、効果的なケアの方法があるのです。
本記事では、足の裏の凝りについて、原因とケアの方法を解説します。
足の裏の凝りでお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
足の裏に凝りを感じる原因は?
足の裏に凝りを感じる原因として、どのようなことが考えられるのでしょうか?
主な原因が2つあります。
- 足の裏の筋肉が疲労するから
- 足の裏は老廃物が溜まりやすいから
詳しく説明します。
足の裏の筋肉が疲労するから
足の裏に凝りを感じる原因として、足の裏の筋肉が疲労していることが考えられます。
足の裏は、立っていても座っていても体重と地面により圧迫されています。
体を支えるために1日中筋肉を使っており、疲労が溜まりやすい部位なのです。
立ち仕事など足の裏の筋肉を酷使している場合は、筋肉の疲労に注意が必要です。
足の裏の筋肉が疲れ過ぎていると、刺激した場合に痛みを伴う恐れも。
痛みがひどい場合は刺激を与えず、足を休ませることが必要なこともあります。
足の裏は老廃物が溜まりやすいから
足の裏に溜まった老廃物が原因で、凝りを感じている恐れがあります。
足の裏は、常に体重を受けて地面との間で押され続けており、筋肉が固まると血管も圧迫されてしまいます。
すると、血管内に流れにくくなった老廃物が溜まり固まって、凝りを感じるようになるのです。
凝りがひどくなると、足の裏にゴリゴリした固まりを感じる場合も。
凝りを改善するためには、やさしくほぐしたり指圧したりする必要があります。
足の裏の凝りをほぐすケアの方法
足の裏の凝りをほぐすためには、どのようにケアすれば良いのでしょうか?
ケアの方法は主に3つあります。
- 自分で指圧する
- ゴルフボールや足つぼマットを踏む
- フットマッサージを受ける
詳しく説明します。
(参考:HITACHI)
自分で指圧する
足の裏の凝りをほぐすには、自分で指圧するのが効果的です。
セルフケアなら、自分が気持ちいいと感じる強さで加減しながら、凝り固まった足の裏をほぐせます。
足のセルフケアのやり方は次の通りです。
【やり方】
- あぐらの姿勢で、手をグーの形にして人さし指から小指の第二関節を使う
- 指先側からかかと側へ、土踏まず全体を掘るようなイメージで押しながら移動させる
- 両手の親指の腹を使って、気持ちが良いと感じる部分を重点的に指圧する
- 足の指を1本ずつ大きく回す
- 足の裏側から手の指を、足の指の間にそれぞれ挟み込み、足の裏を反らせる
- 手の指の腹で、足の指の付け根と指と指の間を、1本ずつもみほぐす
- 足指の腹や側面をもみ、足指を引っ張る
- 最後に、足の裏全体をもう一度大きく反らせてストレッチをかける
- もう片方の足も同じようにおこなう
指圧は、無理な力を入れず、気持ちいいと感じる程度の強さでおこないましょう。
手指の滑りが良くなり、足の裏がほぐしやすくなるため、ハンドクリームやボディクリームなどを使うのもおすすめです。
1度指圧をおこなえば、凝りがすべてなくなる訳ではありません。
セルフケアは、毎日少しずつ気長に続けることが大切です。
ゴルフボールや足つぼマットを踏む
足の裏の凝りをほぐすためには、ゴルフボールや足つぼマットを踏むのも効果的です。
ゴルフボールや足つぼマットを使うと、少ない力で足の裏の凝りをほぐせます。
ゴルフボールに足の裏をのせ、凝りに当たるようにコロコロと転がすだけで、ちょうど良い加減で刺激できます。
部屋の床を傷つけたり、ゴルフボールが飛び出して怪我をしたりする恐れがあるため、タオルなどを敷きましょう。
足つぼマットは、踏むだけで足つぼを刺激できる凹凸のあるマットです。
手軽な道具を使って足の裏の凝りをほぐすことは、ながらマッサージにも便利でおすすめですよ。
フットマッサージを受ける
フットマッサージを受けることも、足の裏の凝りをほぐすのに効果的です。
セルフケアに自信がない場合は、サロンなどでフットマッサージを受けてみましょう。
足つぼマッサージやリフレクソロジーをおこなっているサロンでは、プロが症状に合わせて足の裏を刺激してくれます。
適度な力加減でマッサージしてくれるため、セルフケアでは得られない効果を期待できますよ。
施術内容や料金、アクセスなどをチェックして、自分に合ったフットマッサージを利用してみましょう。
足の裏の凝りを予防するケアの方法
足の裏の凝りを予防するためには、どのようなことに気をつけると良いのでしょうか?
主な予防方法は以下の3つです。
- 適度に運動する
- ミネラルと水分を摂る
- 正しい姿勢をとる
詳しく説明します。
適度に運動する
適度な運動は、足の裏の凝り予防に期待できます。
運動不足になると、リンパの流れが悪くなり、凝りの原因の1つである老廃物が溜まりやすくなります。
老廃物を溜めないためには、適度に運動をすることが効果的です。
特に、デスクワークが多い人は運動不足になりがちです。
ストレッチをしたりウォーキングを取り入れたりするなど、適度に体を動かす時間を作りましょう。
ミネラルと水分を摂る
足の裏の凝りを予防するために、ミネラルと水分を摂りましょう。
リンパ液や血液を構成するミネラルは体内では作り出せないため、積極的に摂取する必要があります。
また、リンパ液や血液の流れをよくするためには、適切な水分摂取が効果的です。
水分とミネラル分を同時に補給できるミネラルウォーターがおすすめ。
カリウム・ナトリウム・マグネシウム・カルシウムなどが含まれるものが理想的です。
乳製品・果物・野菜・豆類などミネラルを多く含む食材も、積極的に摂りたいところ。
ミネラルと水分を摂り、リンパ液や血液の流れを良くして、足の裏の凝りを予防しましょう。
正しい姿勢をとる
正しい姿勢を意識することも、足の裏の凝りを予防するのに効果的です。
姿勢が良い場合と悪い場合で、足の裏にかかる負担の大きさも変わります。
重心が偏っていたり、猫背で作業していたりすると、足の裏の筋肉が正しく使われにくくなるのです。
足に負担をかけない立ち方のポイントは、以下の通りです。
- 力を抜いて、背骨が自然なS字になるように立つ
- 視線が前に向くように、自然に顎を上げる
- 膝をまっすぐ伸ばす
- 肩幅よりやや狭めに両足を開く
- つま先とかかとは一直線になるように、まっすぐ前に向ける
- 足の裏全体を地面につける
- 首のラインとかかとがまっすぐ揃うようにする
姿勢を正してすぐに凝りが軽減する訳ではありませんが、毎日の積み重ねが足の裏の凝り予防につながります。
足の裏を指圧するときの注意点
足の裏を指圧するときには、どのようなことに注意すると良いのでしょうか?
主な注意点が3つあります。
- 食後は1時間あけてからおこなう
- 足を清潔にしておく
- 指圧後は白湯を飲む
詳しく説明します。
(参考:からだにいいこと)
食後は1時間あけてからおこなう
足の裏を指圧する場合は、食後1時間はあけてからおこないましょう。
食後に足の裏を指圧すると、消化に必要な血液を胃腸に届けられなくなり、消化不良を起こしやすくなります。
また、血流が良くなることでアルコールが回りやすく体調不良を起こしやすくなるため、飲酒前後も注意が必要です。
足の裏がやわらかくなっているお風呂上りが、指圧をおこなうのにベストなタイミングです。
足の裏の指圧は、食後に時間をあけてからおこない、飲酒をする日は控えるようにしましょう。
足を清潔にしておく
足の裏を指圧するときには、足を清潔にしておく必要があります。
足の裏は、1日にコップ1杯分の汗をかくといわれています。
指の間やかかとの側面まで丁寧に洗い、水分を拭きとり、清潔な状態で足の裏を指圧しましょう。
かかとの角質が厚くなっている場合は、指圧の刺激が届きにくい恐れがあります。
リムーバーなどで軽く削って、角質ケアをしておくのがおすすめです。
足の裏を指圧する前には、足の裏を洗い角質ケアをして清潔にしておきましょう。
指圧後は白湯を飲む
足の裏を指圧した後は白湯を飲みましょう。
足の裏の指圧には老廃物の排出を促すデトックス効果があり、白湯を飲むことで排出力が高まりやすくなります。
白湯とは、沸騰させたお湯を飲みやすい温度まで自然に冷ましたぬるま湯のことです。
指圧後には、コップ1杯の体温と同じくらいの温度の白湯を飲むのがおすすめ。
白湯で体を内側から温め、指圧のデトックス効果を高めましょう。
まとめ
足の裏が凝り固まっているとき、理由も分からず悩まされるのは辛いですよね。
実は、自分の手や便利な道具などを使って、足の裏を効果的にケアする方法があります。
本記事では、足の裏の凝りの原因とケア方法を解説しました。
足の裏の凝りでお悩みの方は、本記事を参考に足の凝りを改善し、やわらかく疲れ知らずの足を目指してくださいね。
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